トラウマ「食」



今日のランチは、奮発して「ウニいくら丼」(1500円)を食べちゃったクリキンディです。
いやいや、普段からこんな贅沢してるわけじゃないですよ。
これには、結構深い理由があるんです。

はじめておいで頂いた方は、こちらからご覧下さい。
「トラウマ兄弟」

ひとつ前の記事に書いたように、
クリキンディは「食に関する」トラウマを持っています。
さすがに「食べることが恐怖」とか「苦痛」とか「思い出すのもイヤ」というほどではありませんが、
「できることなら食べずに済ませたい」という気持ちはあります。

今思い出せる「原因」は、
「給食」です。
クリキンディが小学生の頃は、自分の食器に載っている食べ物すべてを、完食するのが当たり前の時代でした。
あまり運動するタイプではなく、小食だったクリキンディは、
食べ切ることができず、昼休みはいつも、ひとりで残されていました。
みんなが校庭に遊びに行っても、昼そうじが始まっても、
泣きながら「先割れスプーン」で食器をつつきまわしている子供でした。

割り当てられた食パン2枚のうち、一枚は持って帰ってもよいことになっていましたが、
持って帰って怒られるのもイヤで、
机の中、奥深くに隠していました。
夏休み、冬休みなど、「机の中を空っぽ」にしなくてはならない時に、
カビだらけのパンが見つかることもしょっちゅうでした。

今、こうして思い出してみると、
よく「不登校」にならなかったなぁと思います。

もうちょっと時代を遡ってみましょう。
保育園に通っていたクリキンディ、
お昼ご飯は、主食を自宅から持ってきて、
保育園で出されるおかずと一緒に食べる、というシステムでした。

そこでも「完食するまでは許しません」という方針の中、
お昼休みには、いつも教室に残されていました。

そして、同じように給食を食べたくない子供が、もうひとりいたのです。
ハーフのような色白の、かわいい男の子でした。
小さな机を並べて、食べたくもないおかずを目の前にして、
幼児ながらにストレスの溜まっていたクリキンディは、
その男の子のやわらかな太ももを、
毎日つねっていたんです……
大人しいその男の子は抵抗しませんでした。

ある日、彼のおばあちゃんが、保育園にお迎えに来たときに、
「クリキンディちゃん、うちの子をいじめないでね」
とささやいたことを、今でも覚えています。

ああ、ほんとにごめんなさい!!!

こんな経験から、
「食べることは楽しいことじゃなく、辛いことだ」という刷り込みがはじまったんですね。

しかし…、
「人間として生きる」ために当たり前にあるはずの「食欲」が、なぜこんなに薄い子供だったのか、
その理由は今でもわかっていません。
ヒプノセラピーで、過去生のどこかに原因があるのかどうか、遡ってみたいような…、でもなんとなく、気が進みません。

まぁ、そういうわけで、「食べること」に興味が薄いため、
当然のように、料理することにも興味がありません。
「ああ、やっぱり鏡なのね」に書いたように、
眠いときには、お腹がすいていても、そのまま寝ちゃうこともしばしばでした。

でも、それは自分の身体を大切にしていないんだよなぁ、と反省。
ここ1週間ほどは、
とにかく「食べたいと思ったものを食べる」ことにしたんです。
まずは、「食べるのってけっこう楽しい」ということを、
身体に認識してもらおう、という計画です。

そこで、冒頭の「ウニいくら丼」です。
エンゲル係数はかなり跳ね上がりますが、
これで、食べることへのトラウマが解消していってくれたら安いものです!
さぁ、この計画うまくいくんでしょうか?
そして、他のトラウマとの関係は…?
シリーズ、続く予定です。

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