四国八十八ヶ所お遍路旅は宝探しの旅だった


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どちらかといえば、四国八十八ヶ所巡りよりも、温泉巡りの方が好きなクリキンディです。
なぜか、うちの母がこういうのが大好きで、
「若い頃から八十八ヶ所巡りやってみたかったのよ、むしろ出家したかった」

というわけで、昨年は旅行社のツァーに一年間参加して、七十七ヶ所までは巡ってきた母ですが、その残りを今週、数カ所お付き合いしてきました。

実際に行ってみると、またこれがいろんな気づきがあるもので!
いやー、たぶんここすんごいお宝がいろいろありますよ。


コンビニより寺の方が数が多い

日本全国、どこにでもコンビニはありますが、実は総数で言えば、寺や神社の方が多いのだそうです。
詳しい数字は他のサイトに譲るとして、四国にある寺の数は3000近くにも上ります。
コンビニ総数は約1600。半分でんがな!

いやちょっと待て、八十八ヶ所じゃないのかよ、と思ったあなた。
ええ、基本的には、空海(弘法大師)の縁のある寺を巡るのが八十八ヶ所なんです。

もっとえげつない話をしちゃうと…
コンビニにいろんな種類のチェーンがあるように、寺にも宗派があり、さらに観光のために作られた協会のようなものがあるんですね。
なので、たくさんのお寺の中から、選び抜かれた八十八ヶ所が、御朱印帳にあらかじめ登録してあって、その印をもらってスタンプ帳(スタンプ帳言うな!)を
コンプリート(コンプリート言うな!)するのがひとつの目標なわけです。
これが全部揃えば、確かに自分の宝物になりますよね。

厳密に言えば、回る順番が決められていたり、読経する、写経するなどいろいろなお作法が決められています。


4年に一度は逆回り

面白かったのが、「逆打ち」と呼ばれる周り方。
基本的には1番札所から88番札所まで、順に回るように配置されているのですが、
4年に一度、閏年には88番から逆に回る方が3倍のご利益があると言われているのだそうです。

なぜ逆周り?なぜ4年に一度?
と疑問だらけになっちゃいますよね。
そもそも、弘法大師(空海)が回っていたこの道、なんとかお大師さまに会いたいと思って、後を追いかけて回ったのが衛門三郎という人。ただの追っかけではなくて、自分の罪を詫びたいという思いで回ったのですが、20回追いかけても、お大師さまの足が早くて追いつけない。
そこで、反対から回れば会えるんじゃないかと気づき、死の間際にようやく会えたという伝説が残っています。

つまり、お遍路旅というのは、この衛門三郎さんから始まっているのだとか。
逆から回ってやっとお大師さまに会えたのが、閏年だったので、今でも閏年には逆から回るのがよいとされているんですって。


空海が探していたお宝

では、そもそも空海はなぜ四国を修行の地に選んだのでしょう。
ここからは、完全にクリキンディの想像でしかありませんので、あまり真に受けないように〜!

以前書いた、たけしの番組の書き起こし「最澄と空海」の記事にもあるように、
空海は若い頃から天才で、いろんな勉強もしたし、たくさん修行もしたようです。

時代は今から1200年ほど前、仏教が爆発的に日本に広まった頃なのですが、
実は、もっと前、聖徳太子の時代から、すでにキリスト教の情報も入ってきていたらしいのです。
聖徳太子は「厩戸皇子」という名前を持っていますが、この名前は、キリストが馬小屋で生まれたという伝説からもらった名前なのだそうです。
聖徳太子が実在したとかしないとか、いろいろ言われていますが、ちゃんと歴史を調べると実在したことがわかっています。

ちょっと話が横道に逸れちゃいそうなので戻しますが、
当然、勉強大好きな空海にも、旧約聖書や新約聖書の情報は入っていたはずだと思われます。
そうなれば、イスラエルの失われた十支族や、三種の神器、アーク(聖櫃)などの情報にも触れた可能性があるわけです。

そして、そのお宝が四国の剣山に隠されているという噂もきっと耳にしたはず〜!
当時の四国は、今のように橋も道路も整備されていないわけですから、宝を隠すにはいい場所だったのかもしれませんよね。
何度も四国を回ったのは、もしかしたら、そのお宝を探していたのかもしれない、と思いませんか?


お遍路さんが受け取る宝物

八十八ヶ所のお寺は、いろんな場所に建っていますが、中にはなんでこんな山奥の不便な場所に建っているの?と思うようなところがいくつもあります。

布教が目的なのであれば、人がたくさんいるところに建てた方が効率がいいですよね。
険しい場所での修行が目的なのだとすれば、むしろ建物なんかない方がいい。

だいたい、人間は誰かと繋がりたい生き物であって、人里離れた場所に行きたがる人には何かしら目的があります。
すごく傷ついた人とか、落ち武者とか…(笑)

もしかしたら、すごく大事なものを、とても不便な場所に隠すことにしたけれど、
それを守る人もそこに置いておきたい、だけど、そこに宝があることを知られたくないから、別な目的があるようなふりをしてお寺を建てる、なんてことありそうじゃないですか?

いずれにしても、いろんな場所に建っている霊場を巡ることで、お遍路さんたちは、いろんな宝物を受け取ることになります。

まずは、最初に書いたスタンプ帳。(笑)
般若心経を読んだり書いたりすることで、教えを受け取ることができます。
行く先々で、お釈迦様や弘法大師、衛門三郎のエピソードを知り、知識を得ることができます。
それだけでなく、手を合わせて拝むことが、精神を統一して落ち着かせる瞑想効果もあります。
さらに、地元の方々のお接待を受けて、人の暖かさに触れます。

そして、私のような数カ所しか回らない人、車で回るような人でも、お寺の周辺の豊かな緑から森林浴効果をいただき、また階段を上り下りすることで、身体が活性化していくのがわかります。
筋肉痛にもなりましたが、確かに旅に出る前よりも身体の調子がよくなっています。

お遍路に出る前に、なんらかの病気を患っていた人が、八十八ヶ所を回り終える時にはすっかり元気になっている、というような話もたくさんあるそうです。
うちの母親が、旅に出る前の団体写真と、ツァーが終わる時の団体写真を見せてくれましたが、確かに皆さん表情が全然違います。

だからこんなに八十八ヶ所巡りというのは人気があるんですねー。


サンティアゴ・デ・コンポスティーラ

ところで、この八十八ヶ所巡り、実は外国人にも人気があるんだそうです。
私も何人かYOUを見かけました。

世界中には、いわゆる聖地巡礼(映画のロケ地巡りもあるけどね)と言われる場所がいくつもあります。
その中でもかなり過酷なもののひとつに、サンティアゴ・デ・コンポスティーラという巡礼旅があります。スペインの西端に位置する教会を目指して、徒歩で約800kmを歩くというもので、その途中で宿泊する施設がスタンプを押してくれます。

どちらかと言えば、歩くことが目的のこの巡礼は、日常を離れて歩き続けることで、普段見落としているものを見たり、自分を内観することができるのだろうと思います。

こういうちょっと過酷な歩き旅が好きな人同士が、旅の途中で出会って情報交換する中で、
「日本の四国ってところに、相当すごい巡礼の旅があるらしいぜ、そこは総延長1400kmにもなるらしいよ」
という話になり、「いつか日本で巡礼したい」と思う外国人が多いんですって!


道後温泉

ちょっとお遍路旅に興味が出てきた方もいるかもしれませんが、
クリキンディの目的は、こっちでした。
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この道後温泉もとても歴史が古くて、聖徳太子がここのお風呂に入った記録も残っているそうです。
夏目漱石の「坊ちゃん」でも有名なこの温泉、建物もお風呂もとても風情があって素敵です。

明治、大正、昭和天皇が入浴したという皇室専用のお風呂も見学できます。
お湯はアルカリ性でツルツル!すごく気持ちがいいお湯です。


最後に一句

今回の旅では、他にもいろんな場所を回ったのですが、やっぱり実際に自分の足で訪ねることで、テレビや旅行サイトで見ているだけではわからないことがたくさんあります。
自分で体験すること、そのものが大きな宝物だなと、旅に出るといつも思います。

せっかくなので一句読んでみました。(笑)

「見て聞いて 知って忘れて 旅楽し」

見て聞いて、はいいとして「忘れて」ってなんだよ!と思いました?
記憶力の弱い私と母、いろんなことを見て聞いて、「へー!そうなんだ!すごい!」といつも感動しますが、しばらくすると忘れていて、
また同じことを聞いても「へー!そうなんだ!すごい!」とまた何度も感動できちゃうんです。
お得でしょ?
さて次はどこへ行こう〜?


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