あの時すでに出会っていた


暇つぶしにInstagramを眺めていてふと
Gibsonのギター「ハミングバード」が目に止まりました。

あれ?これ私子供の頃持ってたかも…と急に思い出しました。
あ、もちろんGibsonのじゃないですよ。
コピー品の安い方ですが、螺鈿細工風のピックガードがとても素敵だったので、誕生日かなにかの時におねだりして買ってもらったのでした。

すっかり忘れていたのは、だいぶ前にフリーマーケットでギターを手放していたからです。

私は転勤族の家庭に生まれ育ち、大人になってからもわりと引越しが多いので、ものを処分する機会も多く、子供の頃の思い出の品みたいなものはほぼなにも手元に残っていません。

楽器ぐらい大事に持っておけばよさそうなものですが、本当になにも残ってないなぁ…
初めて買ってもらったオルガンも、ハーモニカもリコーダーもピアニカもカスタネットもオカリナも、アップライトピアノもウクレレもトランペットもフルートもシンセサイザーもジャンベもドラムスティックも二胡も大正琴もサイレントチェロも…
見事に手元に残ってない!笑

ミュージシャンとしてはあり得ないですよね。
でもボーカリストなので、自分の体が楽器ですからいいことにします!

ひとつ宣伝しておきます。ボーカルレッスンの本を書きました。
「◯◯すればあなたもうまくなる!」みたいな本じゃないです。
だってそんなの嘘に決まってるじゃないですか!笑

先生の気持ちを正直に書きました。
なぜ生まれつきうまい人とそうじゃない人がいるのか、
なぜ好きな曲と嫌いな曲があるのか、などあまりレッスンで語られてこなかったことを紐解いたつもりです。
↓こちらの記事に「まえがき」全文公開しています。

ところで私のハンドルネーム「クリキンディ」ですが、
ご存知ない方のためにあらためて説明すると、南米の絵本「ハチドリのひとしずく」という本に出てくる鳥の名前です。
絵本のことは↓こちらの記事にも書いてありますのでよろしければどうぞ。

この本のことを知ったのはおそらく十数年前のことで、なんていい話なんだろう〜と思ったのでハンドルネームとして使わせていただくことにしたのですが、
今日初めて「私が持っていたギターにハチドリがいた」ことに気がつきました。

当時はギターの名前が「ハミングバード」ということすら知らなかったし、ハミングバード=ハチドリってこともまるでわかっていませんでしたが、あの頃から私は「ハチドリ」に惹かれていたんだということがわかって、ちょっと衝撃を受けています。

ここ10年付き合っている恋人と、実は子供の頃にすでに出会ってたことが判明した、みたいな気分なんですよ。

大げさだなぁと思われるかもしれませんが、いいんです。
大した偶然の一致でもないですが、私の中で点と点が一本の線に繋がったというだけなので…笑


「あの時すでに出会っていた」への2件のフィードバック

  1. 解説ありがとうございます。
    てっきり「栗木んでぃ」だと思い違いしていたようです。
    【木】と【気】…
    なんだか、栗きんとんが食べたくなってきたw

    1. ニッパー君さん
      コメントありがとうございます!
      木でも気でもまぁ正直どっちでもいいんです笑
      なぜクリキンディを漢字交じりにしたかと言うと、
      この絵本が結構有名で、この名前をハンドルネームにしている人が結構たくさんいるんですよ。
      それで誰とも絶対かぶらないようにしただけなのであまりお気になさらず。
      栗きんとん、食べたいですね!

ニッパー君 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です