「インディアン」タグアーカイブ

インディアン同窓会?

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311からの原発事故にともなって、
東日本から移住した人、定期的に避難している人、
この数は公にはされませんがかなりの数に達しているらしいです。
クリキンディもその1人です。(家族も一緒だから3人ね)

移住された方の中に、ゴーストライターとして活躍しているプロの作家さんがいまして、
移住にまつわるエピソードを書き残したい、と考えたそうなのですが、
しかしながら、大手メディアは(テレビも出版社も)それを世に出すことを渋りました。
そこで「今まで80冊以上も書いてきたけど、今回初めて自分の名前で自費出版しました」
ということで世に出されたのがこの2冊。
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ロハスな美容室

クリキンディ、もう何年も前からほとんどシャンプーを使わない生活をしています。
台所用の洗剤も使いません。
お湯と手編みのアクリルたわしでどうしても落ちない時にだけ、
石けんを使うことはありますが、
いわゆる合成洗剤を使わなくなってから、いろいろ快適です。

ロマンスグレーの髪(白髪とも言いますね……)も、
しばらく染めずにいたのですが、
どうもこれだけは社会的にあまりに馴染めなくなるので、
1年ぐらい前からまた染め始めました。

ですがもう普通のヘアダイでは身体が拒否反応をしてしまいます。
それで、宮城ではロハスを詠った美容室にずっとお世話になっていました。
九州へ移住して、また一から美容院探しかぁ…と思ってちょっと憂鬱になっていたのですが、
ネットで検索してなんとなく良さげな美容室を見つけたので予約してみました。

ちょっとだけ不便な場所にあるその美容室は、イケメンの店長さんがひとりで営業していらっしゃいました。
随所にこだわりが感じられます。
インテリアも、お客様への心配りも、思いつくものはどんどん取り入れているように見受けられました。
とても心地よい空間であるだけでなく、その技術もすばらしく、
何より、「身体に悪いものを使いたくない」というこだわりが一番うれしい!
アトピーなどで悩んでいる方も多く通われているようです。

クリキンディは、いろいろ相談した結果、ヘナ染めをしましょうということになりました。
ヘナにももちろんピンからキリまでありまして、
店長さんのこだわりの原料のパッケージを見せて頂き、
仕上がりはもちろん大満足でした。

店長さんに、なぜこのようなコンセプトでお店を開こうと思ったのですか?と聞いてみると…

18歳でこの業界に入り、いろんなお店で働き、店長を任されるまでになったそうです。
ですが、スタッフは手荒れがひどく、ひどい人は首までただれ、
身体にいいとは思えないその化学薬品まみれの環境で慌ただしく食事をし、
お客様が少しでも快適になればと経営者に提案したものは、
すべて経費の無駄だと却下され、
店長時代は、売り上げのアップと経費の削減ばかりを求められ、
自分がやりたいのは、こんな美容院じゃない、と思っていたところに、
信頼できる人との出会いがあって独立に至ったそうです。

こうして聞いてみれば当たり前に思えることだとクリキンディは思うのですが、
世の中の流れ的に見ればまだまだマイノリティなんでしょうね。

以前ある方の講演会で聞いた話を思い出しました。

若いサラリーマンに今年の目標は?と聞くと、
たいがいの人は「売り上げアップです!」と答えるそうです。
ではその売り上げが達成できたら次は何を目標にするんだ?と聞くと、
「さらに売り上げを3割伸ばしたいです」
それが達成できたらどうする?としつこく聞くと、
しまいには答えられなくなってしまう。

会社という組織は、売上げアップのために、経費削減をします。
それは則ち質の低下を意味します。
例えば価格を下げるために、原材料の質を落とす、量を減らす、
または人件費を抑えるために、教育の行き届いていないアルバイトに仕事をさせる。

つまり顧客のニーズに反することでしか実践できないんです。
それなのに、「一番大切なのはお客様だ」というような矛盾した理屈を押し付けられ、
働く人はどんどんストレスが溜まっていってしまうんですね。

しかも会社は、その組織を守っているのであって、
社員の幸せや安心を守っているわけでもありません。
え?うちの会社はそんなことないって?
残業もないし、病気になったら休ませてもらえるし、危険な作業もない、
育児のためにしっかり休みもとれるし、無理難題を押し付けられることもないし…
それはとてもすばらしい職場だと思います。
きっとその会社にはリストラや定年はないんでしょうね。

話がそれましたが、
世の中のしくみってなんかおかしいよね、と思った人から、
こうして自分の正義を貫く生き方を求め始めるのかもしれません。

この美容室の店長さんには、なんだかはじめて会ったような気がしなくて、
「きっとインディアン時代にご縁があったのかもしれませんね」
と言ってみたら、
「僕がお父さんですかね?」ですって!
今世では私の方がだいぶ年上なんですけどね(笑)

ただ美容院に行ったというだけなのに、
人間の生き方について深く考えさせられる出会いでした。

[本]父は空 母は大地

今日は、クリキンディが大好きな画家さんのご紹介です。
篠崎正喜さん、パステル調のやわらかい、でも緻密で立体的な絵を描かれる方です。

息子が小さい頃に、「おひさま」という月刊の絵本を買っていたのですが、
そこに時々登場していた「大男エルンスト」というシリーズがありまして、
なんと素敵な絵だろう!といっぺんにファンになっちゃいました。

↓こちらで篠崎さんの絵を見ることができます。
【篠崎正喜さんのHP】

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タバコとピアス

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昨晩の十五夜お月様は、本当にキレイでしたね〜。
クリキンディの住んでいる地域では、夕焼けもキレイでした。
写真がうまく撮れなかったのでアップしていませんが、
夕焼け前には彩雲も出ていて、
昨日はず〜っと空を見上げていたクリキンディです。

昨日の<インディアンとの縁>からのつづきです。

何かに導かれるようにして会いにいった「はず」のメディスンマンですが…
会場まであと100mというところで、財布を忘れたことに気付きました。
お金がなければ会場に入れません。
これって、会いに行く必要ない、ってことなのか…?

まぁ、そこから一旦家に戻って、再度会場に来るまでにかかる時間はおそらく40分。
ちょっと遅刻しますが、絶対不可というわけでもない。
なんすか…この時間調整。

というわけで、会場に辿り着いた時には、すでにお話が始まっていましたが、
どうやら、ほんの少しの遅刻で済んだ模様。
しかも、ベストポジションの席が空いていたので、まぁ結果オーライってことで。

お話は、通訳さんを介しているため、本当にゆっくりゆっくりのペースで進みます。
ああ、英語がちゃんと話せたらなぁ…もっとたくさんの濃い話ができるのになぁ、と思います。
バベルの塔以来、地球の人たちは言語を分たれた、と言われていますが、
クリキンディの(独断の!)解釈では、バベルの塔以前は、みんなテレパシーで会話できていたんじゃないかなぁ、なんて思います。

お話の中に、タバコについての話題がありました。
ご本人は禁煙しようとしているらしいのですが、
「地元じゃ吸わないけど、日本に来たら、まわりのみんなが吸うから、ついつい我慢できなくて吸っちゃうんだよ」
と笑いを誘っていました。

タバコという形で吸うかどうかは別として、
インディアンは、セージなどをはじめとする「煙」を焚くことをよく行います。
まぁ、日本人も「線香」を使うので似たようなものでしょうか。
だから、メディスンマンが「禁煙」しようとしているってのが、ちょっと意外なお話でした。

それから、年に一度行われる「儀式」のお話では、
ボディにピアスをつけて、それを引きちぎる(!)というものがあると聞き、
ちょっと鳥肌……。

もちろん、他にもたくさんのお話があったのですが、
たまたま、「僕のアニキは神様とお話ができます」ブログで、
タバコとタトゥとボディピアスに関する記事があったので、
今日はこれを話題にしてみました。

タバコ、タトゥ、ボディピアスなどは、
現代ではどちらかと言えば「悪」のカテゴリに入れられていますよね。
魂に傷がつくからやめなさい、なんていう説もあります。

でも、これらは、実は昔から行われていたことばかりです。
いつから、よくないこと、というイメージになっちゃったんでしょうね。
まぁ、それぞれ詳しく紐解けばいろいろあるのでしょうけれど、
(例えば現代のタバコには、自然のものではない香料が含まれていたり、紙巻きになったことで、ケミカルな物質が入ってしまったため、身体に害がある、とかね)
もともとは、いろんな深い意味があって行われていたことだったはずです。

詳しくはこちらの記事を読んで頂くとして、
なんでも一概に「悪い」と決めつけるものじゃないなぁと思います。

今回はインディアンでしたが、
他にもネイティブと呼ばれる部族が世界中にあります。
そういう人たちの話をもっと聞いてみたいと思いました。

今回もっともクリキンディが強く心に誓ったこと…
それは、「英語を話せるようになりたい!」でした。
なんじゃそりゃ…。

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[映画]ドリームキーパー

サモアにつづき、スマトラ島での地震、フィリピンでの台風による大洪水など、
テレビのないクリキンディのもとにも、ニュースは届いています。
オリンピックがどこで開催されるとか話題のようですが、そんなことより、
オリンピック誘致のために使った予算を、被災地域への支援にまわして欲しいクリキンディです。

離れた場所で起こったことだから、私には何もできないし…
と無関心を決め込むのでなく、
せめて、それを「思う」こと、「祈る」こと、そして「伝える」ことを心がけようと思います。

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