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嫌いと思っていたけど、ちょっと好きになってきた

皆さん、好きな国ってありますよね?
で、なんとなく好きになれない国、というのもありますよね?

クリキンディは、なんとなくドイツという国を好きになれないなぁと感じていました。
<ミモザの咲き乱れる頃 その2>で記事にした前世も影響していると思われますが、
一番印象が悪いのは、やはりヒトラー、ナチスドイツのホロコーストです。
(でも、調べてみたら、実はヒトラーってオーストリア生まれなんですね。)

世界陸上が「ベルリン」で開催されていることを受けて、
今週の「世界ふしぎ発見」では、ベルリン市内のいろんなものを紹介してくれました。
もともとドイツという国にあまり興味を持っていなかったため、
まったく予備知識もなかったのですが、あららら、意外にすごくいいところのようです!

まずは、「緑が多い」!
ベルリンは、東京23区の約1.5倍の面積があるそうですが、
都心部に公園が多く、なんと三分の一の面積が「緑地」なのだとか。
しかも、その大半が「クラインガルテン」と呼ばれる市民農園になっていて、
ベルリンで消費される野菜や果物の、3〜4割は、こうした市民農園で生産されたものなのだそうです。

そんな植物を大切に育て、自然を守ることの大切さを伝えるために
ドイツではじまった施設が「キンダーガーデン」、つまり幼稚園です。
「農園こそ理想の教育の場」と考えたフレーベルが、幼児を対象にした教育施設を1940年に開設、
それが、現在の幼稚園のルーツとなっています。

また、スポーツが好きな国民性を持ち、
市内のあちらこちらに、スポーツを気軽に楽しめる施設が充実しています。
国内にあるスポーツクラブの数は約9万!
国民の三分の一(青少年の9割)が地域のスポーツクラブに所属していると言われます。
日本のスポーツクラブのイメージは、屋内で様々な機械が置いてあるところ、という感じですが、
ドイツのスポーツクラブは、広い敷地を持ち、陸上競技、サッカー、野球などもできるところで、
まったく規模が違います。

スポーツ好きな国民性には、1806年の「ナポレオンのベルリン入城」が大きく影響しているのだそうです。

つまり、ナポレオンにベルリンを占領された屈辱がバネとなり、
その後ドイツ全体で「国民の体力の強化」を奨励したのだそうです。
「体操」を学校の授業に取り入れたのも、ドイツが世界で最初ということでした。

なんか、理想の都市に見えてきましたよ〜、ドイツ、ベルリン。
よく考えてみれば、シュタイナーもドイツの人だし、
ホメオパシーの開祖、ハーネマンもドイツの医師でした。

そろそろ、過去の思い込みとはサヨナラしなさい、ってことですかね〜。
キライ!と思っていた人が「意外にいい人じゃん」と思う時って、
なんか自分の心が、ほぐれるような、そんな心地よさがあると思いませんか?
ん〜、ドイツ、好きになっちゃいそうです。ρ(≧ω≦)ρ
一度訪れてみたい国のひとつに加えようと思います。

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