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七夕と満月のお願いごと

短冊にお願いごとを書いて、笹の葉に下げる、という風習は、
いったいいつからはじまったんでしょうね?

ちょっと調べてみると(こんな時はインターネットサマサマ!)
そもそも7月7日というのは、旧暦の五節句のひとつだそうで、
お盆の行事のひとつとして考えられていたそうです。

 人日(1月7日)
 上巳(3月3日)
 端午(5月5日)
 七夕(7月7日)
 重陽(9月9日)

中国の「乞巧奠(きこうでん)」という行事(詳しく知りたい人は調べてね)とも
どこかで混じったようで、
織姫と牽牛の伝説も、もともとは中国のお話です。
そもそも7月7日とは何の関係もなかった話らしく、
後年(Wikipediaでは南北朝時代と記されています。)結びつけられたもののようです。

笹とか、短冊とか、そういうものが、
一体どこで七夕に合体したのか、さっぱりわかりませんが、
「ご〜し〜き〜のた〜んざく〜」と歌われているように
とりあえず、短冊は5色であるべきらしいです。
この起源は「五行説」から来ているようですが、
もうめっちゃミックスされてますやん、「たなばた」って。

しかも、台湾では、バレンタインデーのように、
恋人に贈り物をする日になっちゃってるし、
北海道の函館では、子供たちが、近所の家々を回ってお菓子をもらう日だそうです。
それ…ハロウィンじゃん…。

ちょっと話は変わりますが、今日は満月でもあります。
「満月のお願いごと」って知ってますか?
満月の日に、お財布を空に向かってふりふりすると、お金が入って来る、
というウワサがいつ頃からか広まって、
私のまわりでもやっている人が増えてきました。

今日友人たちとその話になったのですが、
「お財布は空っぽにしてからふりふりするんだよ!」
「え?たくさんいれておいて、増やして下さい、ってお願いするんでしょ?」
「レシートとか請求書入れておくと、そっちが増えちゃうから、現金だけ入れておくんだよ」
「曇ってて月が見えない時でもいいわけ?」
「いや、見えなきゃダメでしょ」
「ううん、雲に隠れてても効果あるらしいよ」

様々な説が登場しました…。

つまり…

「満月にお財布を振るといいことがあるらしい」
という情報が、こんな短期間に、これほど異説が出るんだから、
「七夕」という行事が、長い歴史の間に変化するなんて、
あったりまえ〜!なわけですよね。

様々な「決まり事」って、実はあとからつけたされたものだったりして、
自分たちに都合のいいように変化していき、
意味がなくなっちゃったものも、あったりするんでしょうね、きっと。

クリキンディが考える、これらのメリットとしては…
超多忙な現代人が、夜空を見上げるきっかけになる!
願い事を言葉にすることで、自分の気持ちを見つめることができる!
ってのがあるのかな、と思います。

さて、月は出てきたかなぁ〜
あ…

雨降ってきたし。
はっ!
洗濯物干しっぱなしじゃん!!

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