巷ではボジョレの話題がひとしきり通り過ぎていきました。
お酒が飲めないクリキンディにとっては、
ふーん…で終わっちゃう話なんですが。
今日はワインについて、ちょっと小耳にはさんだお話を。
世の中にはいろんな食べ物、飲み物などの品評会があるようですが、
ワインの品評会で、ほぼ絶対に受賞できないワインがあるということを聞きました。
いや、まずいわけじゃないんです。
たぶん、すごくおいしいと思われます。
ただ…
審査員曰く、
「毎回試飲する度に味が変わって、安定しない」
という理由で受賞しないらしいのです。
毎回味が変わるってどういうことなんでしょうね?
その答えを言う前に…
「酒は百薬の長」ということばがあります。
ほどほどにしておけば、お酒は身体にいい、という認識がある方も多いと思われます。
でも、飲み過ぎれば肝臓に負担がかかる、という話もよく聞きます。
しかし、本当のところ、どうなんでしょう?
昔のお酒は、自然界にある菌を利用して発酵させたものでした。
発酵食品は、お酒だけじゃなく、味噌、しょうゆ、チーズ、ヨーグルト、漬け物など、たくさんありますね。
発酵食品は、長期保存を可能にし、しかも身体にいい!
発酵は、「生きている菌」が働いてくれるから起こることで、
当然のことながら、日に日に状態も味も変わります。
しかし、それでは商品として流通しにくいため、
発酵を止め、味を一定に保つために、様々な保存料や、添加物が加わります。
問題は、そこ!
それらの保存料や添加物が、ほとんど身体によくないものなんです。
そういうものを分解するために、肝臓ががんばっちゃって弱っちゃうらしいのです。
本来、身体によい食品をとると、すぐに身体の反応が始まります。
たとえば、あるミネラルが必要な時は、それをすごくおいしいと感じます。
ですが、身体が足りてしまうと、さほど欲しいと思わない。
満腹感とは、まったく別な理由です。
これ、ちょっと意識して食事してみてください。
驚くほど身体は正直です。
だから、本当に必要な栄養を、代替品で補おうとすると、
(例えばにんにくが必要な時に、ニンニクフレーバーのポテチを食べるとか)
すごくおいしいと感じるけど、満足できず、いつまでも食べたくなってしまいます。
だいぶ話がそれましたが、
アルコールも同じことなんですよね。
毎回受賞できないワインは、
飲んだ人の身体がすぐに反応するため、
次の一口を飲んだ時に、味が変わっているように感じてしまうらしいのです。
どんなものなのか飲んでみたいですよね〜?
クリキンディはたぶん永遠に未体験ゾーンですけど…
このワインは、
シュタイナーが提唱した「バイオダイナミック農法」で作られたものだそうです。
数は少ないけれど、市場にも時々出るようです。
興味のある方は飲んでみて、感想を教えてくださいね。
☆こちらはcrossroadという番組でも紹介された大岡弘武さんのワイン。