今週、はじめてピーチ航空に乗りました。
仙台空港ー関西国際空港ー福岡空港
というルートでの搭乗でしたが、なかなか快適でした。
時間通りにスムーズに離発着、
乗り心地も悪くないし、CAさんかわいいし、
余計なサービスがなくて、とても合理的だし、
何より、同じ区間で他の航空会社と比較すると、
半額〜三分の一という安さ!
これは一度使ったら、もう他の航空会社には戻れない気分。
というところへきて、
ピーチ航空関連のニュースがふたつ続けて入ってきました。
一本目、
「ピーチ・アビエーションは30日、運航に必要な機長が確保できないとして、新たに7月以降に予定していた1624便について減便する可能性があると発表した。」
というニュース。
二本目、
「格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーション機が沖縄県の那覇空港付近で海面近くまで異常降下した問題で、同機を滑走路まで誘導していた航空管制官が、高度が低過ぎると気付き、無線で複数回注意を促していたことが30日、国土交通省への取材で分かった。」
受け取り方はひとそれぞれでしょうけれど、
どちらかといえば、
「ああ、安過ぎる航空会社はやっぱりよくないんだな…」
と感じる人が多いように思います。
でも、私にはこれが報道の仕方による印象操作のような気がして仕方がないんですが…。
一本目のニュースは、
もともと計画していたスケジュールに対して、
スタッフが足りなくなったために、
便数を減らして営業します、ということですよね。
社会人の方はぜひ自分の会社にあてはめて考えて欲しいのですが、
例えば、レストランでアルバイトがひとり病欠の連絡が入ったという場合、
メニューを減らしたり、客席の定員を減らしたりしませんよね。
休んだ人の分も働かなくてはならないために、
その日出番の人は目の回るような忙しさの中、凡ミスしたりして怒られて、
お客さんはいつもより余計に待たされたりして、
なんとなく誰も得をしない感じがしますね。
つまり、ピーチ航空の場合、
スタッフに少し無理なスケジュール組を頼む、
またはちょっと経験不足なパイロットを急遽採用する、
などの措置をとらなかった、ということになりますよね。
実際の内情はまったくわかりませんが、
職員に無理をさせず、寝不足で事故に繋がるような営業をさせず、
誰もが安心して乗れるフライトにするために、会社の英断であった可能性もあるわけです。
スタッフをこき使うブラック企業なら、減便なんて絶対にしないでしょうね。
2つ目のニュースについては、
パッと見、ピーチのパイロットが操縦を誤ったような印象を受けますが、
「雨で視界が悪かったため、管制官がレーダーを見ながら誘導する「PAR」という方式を使った」
と書いてあります。
つまり、航空管制官のリードミスである可能性もあるわけです。
さらに言えば、
他の航空会社で同じレベルの状況が起きたことは、
今までになかったとも思えません。
ですが、今までそんなことがニュースになったこともおそらくないし、
あったとしても、こんなに注目されるニュースとして扱われてはいないと思います。
まったくクリキンディの勝手な憶測ですが、
冒頭に書いたように、
「格安の航空会社って大丈夫かな?」
と思って乗ってみたら
「意外に快適だし安いし次もそうしよう」
と思う人が多いと思うんです。
そして、一年でもっとも稼ぎ時と思われるゴールデンウィーク、
大手の航空会社の予約が、少しずつ格安航空会社に流れているであろうと予測できます。
だから、もし私が大手の宣伝係だったら、
なんとかしてライバル会社の評判を下げるために、
「なんとなく悪い印象を与えるようにニュースで取り上げてくれ」
ってマスコミに頼むかもしれないなぁ……
メディアが公正な報道をしていると思っている人がまだまだ多いですが、
メディアにとって一番大切なのは「スポンサー」です。
「このニュースの着地点はどこだろう?誰が一番得をするんだろう?」
そんな視点で見てみるといろんなことに疑問が沸いて来ます。
今回、たまたまピーチ航空を利用して、
たまたまふたつのニュースが入ってきたわけで、
毎度のことですが、もう「偶然」じゃないですね。
何度も言いますが、
何が真実なのかはわかりません。
ただ、今の時代いろんな情報操作があふれていることは確かだと思います。
いろんな角度の視点を持ってみてもいいと思いませんか?