「トラウマの話」カテゴリーアーカイブ

ほめられサロン再び。

過去記事をいろいろチェックしていたところ、
「ほめられサロン」の記事が出てきました。

簡単な質問に答えを入力すると、
ひたすらほめてくれる、というだけのプログラムです。
んー懐かしい!5年前だったのね、この記事を書いたのは。

あの時のクリキンディは、
なんだかちっともうれしくない、
でもその理由がよく自分でもわからない、
という状況でした。

このサイト、まだ存在してるんだろうか?と思って見てみたら、
ありましたありました!

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「写真、送ってもいいの?」

11月も半ばを過ぎ、季節は足早に過ぎていきます。
気の早い方は、すでに年賀状の準備をはじめていたりして…?

年賀状に、子供の写真を使う方って多いですよね。
もらう方としては、
「ああ、もう小学生なんだ〜」とか
「あら、いつの間にか二人目が生まれていたのね」
なんて、近況を知る事ができるし、
印刷された、通り一遍の文章だけの年賀状よりずっと楽しい!

とクリキンディは思っていたのですが、
実はそうじゃない人もいるんだ…というお話です。

クリキンディの友人に、なかなか子供を授からない夫婦がいました。
親からも、親戚からも、会うたびに
「まだ子供はできないの?」
「遊びたい気持ちはわかるけど、早く生んでおいた方がいいよ」
「作り方間違ってるんじゃないの?オレが教えてやろうか」(キモっ!)
などなど言われ続け、10年以上が経過してしまいました。

もう、「がんばっているんですが、なかなか授からなくて…」
と返す気力もなく、
「子供生むだけが人生じゃないですから」
などと、心にもない強がりを言ってしまっていたんですね。

しかし、今年突然おめでた発覚!
無事にかわいい赤ちゃんが生まれました。
「生まれたよ〜」のメールをもらった仲間たちは、
おめでとうメールに「写真送って〜!」を連呼!

すると、彼女は、
「え?写真、送ってもいいの?」
と言うのです。
つまり、自分の子供の写真を、メールや年賀状で送りつける人は、
マナーのない、デリカシーのない人、
そういう認識が彼女の中にあったんですね。

そして、しばらく経ってから、
「赤ちゃんって、確かにかわいいけど、育てるのは本当に大変、辛い事もたくさん、
って聞かされていたけど、あれは、みんな私を慰めるために言っていたんですね、
大変なことなんて、全然ないのに…」
というメールをくれました。

いやいや…本当に苦しい人もいるんだってば…
だから育児ノイローゼなんて言葉もあるし、子供を捨てたり殺めたりしてしまう親もいるわけで…。

それを、自分が子供ができないことを慰めるために、まわりが嘘をついていたのだと感じるほど、
大きなトラウマを抱えて苦しんでいたんですね〜。

正直言って、あっさり息子を授かったクリキンディ、
子供ができずに苦しんでいる人の気持ちを、まったく理解していませんでした。
結婚して、なかなか子供に恵まれない友人には、
「子供はまだ作らないの?」って必ず聞いていました。
本当に、デリカシーのない、空気の読めない発言だったんだなぁと、今ならわかります。
本当にごめんなさい!!

でもね…
「空気の読めない人」ってすごく嫌われますけど、
まったく悪気はないんですよね、
本当に「わからない」。
そういう人には、「違う視点も感じ方もあるんだよ」って教えてあげるべきだと思うのです。

クリキンディは、この友人から、本当にいろんなことを教わりました。
このような形で教えてくれることもあれば、
直接言葉で「その言い方はナシ!」と厳しく伝えてくれたこともありました。
KY師匠と心で呼ばせてもらいます!

今は、赤ちゃんを抱いて幸せそうにしている彼女を見ると、
うれしくて涙が出そうになっちゃいます。

でも、そんな「赤ちゃんを抱いて幸せそうなお母さん」を見るだけで、
心が痛んでいる人が、今もたくさんいることを、忘れちゃいけないなぁと思います。

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若々しくありたい?

え〜、今日のタイトルは、どこぞのサプリのキャッチコピーみたいですね…

「若さを保つための方法」みたいな番組、いろいろやってますが、
先日、母が「若さを保てる方法ってのをテレビでやってたから録画しておいたよ!」と、
親切に教えてくれました。
(70代後半の母、ちゃんと自分で録画できますよ!)

普通なら「お!ありがと!早速見てみるわ〜」
と返すところでしょうけれど、
クリキンディ、ちょっとしたトラウマがありまして、
「実際の年齢よりも若く見られたい〜!」という考えや会話に触れると、
ビビビっと、怒りモードのスイッチが入っちゃうんです。

母には申し訳ないと思いつつ、
「なんで若く見られなくちゃいけないのよ!」と、
ケンカを売ってしまいました。

乳が垂れてきたら、寄せてあげなきゃ、って
ワイヤー入りのブラをするから、乳ガンの発生率を高めることになるし、

白髪を染めるために、農薬の30倍の毒性とも言われる薬品を、
頭皮から経皮吸収させたり、

お肌のしわやしみを隠すために、
これまた身体に悪そうな、しかもめっちゃ高い化粧品を使ったり、

なんで、そんな不自然で、身体に悪いことしてまで、
若く見られなくちゃいけないのさ!

ぷんぷん怒っているクリキンディに、
母は、
「若く見られたいというより、生命力あふれる肉体でいたい、ってことじゃないの?」
と軽〜く反論。

あ、なるほど〜
それ一理あるね。

ちゃんちゃん!

って思わず解決しそうになりましたが、
いや、なんか違う、

「若く見られる」と「生命力があふれる」は、同じじゃない!

それは、芝生の枯れてしまった住宅の庭に、緑のペンキを塗って、
いかにも芝生が元気そうに見せている家と同じだと思いませんか?

一見、とてもキレイだけれど、
実際には
「お前はもう死んでいる〜〜」
みたいな状態。

ゴルフ場や、公園が、いい例かもしれませんね。
とてもきれいだけれど、
自然な状態ではない。

私たち人間は、本当は、
無理なく、自然な状態で、生命力あふれる生き方をしたい、と願っているんじゃないんでしょうかね?
その本能的な欲求を、巧妙にすり替えて、
不自然でもいいから、生命力あふれるように見せることが大切、
と思わされていませんかね〜?

ダイエットもそう。
すごくスマートでスタイルのいい友人が
「いやん、もうちょっと痩せたい〜!ダイエットしなくちゃ」
とか言うと、かなりむかつきますが、
これも、
「人間にとって、生命力あふれる若々しい理想の肉体というのは、モデル体型のことである」
と思い込まされているがゆえ、だったりしませんかね〜?

そうして、
まったく栄養価のない、食品のカスのようなものを、
「カロリーゼロで、満腹感が得られる!」
なんてキャッチコピーにひかれて、
べらぼうな金額で購入させられてしまっていたり…

もっと自然でありたい…
ただ、それだけなのになぁ。
なかなか受け入れられないのよね…

自然に生きて、その上で生命力あふれる若々しさを身につけなければ、
説得力はないってことかぁ。

うーむ。

地道にがんばります。
まずは、エレベーターをやめて、階段を使うことかぁ〜!

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「後でね」って言わないで

「今忙しいから、ちょっと待ってね」

よく言いますよね。
というか、言われます。

人は、自分の中で優先順位をつけて行動します。
たとえば、締め切りが近い仕事は優先順位が上がりますし、
時間のかからなさそうなものを先にやる人もいれば、
時間のかかりそうなものを先に片付ける人もいます。
自分が先にやってしまいたい案件、後回しにしたい案件、
いろいろです。

クリキンディは、何かに集中している時には、
トイレにいくのを後回しにします。
もう漏れそう〜〜!って思うまで我慢しちゃいます。

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ほめられサロン

ようやく長い雨の季節が過ぎ去ったと思ったら、
すでに秋風が吹き始めています。
夏が大好きなクリキンディは、もうがっかりです……。
みなさまのお住まいの地域はいかがですか?

さて、みなさん、すでにあちこちで目にされたことがあると思います。

「ほめられサロン」

自分の名前と性別、年代、職業を入力すると、
矢継ぎ早に「クリキンディちゃんすてき〜」とかいう文字が出てきて、バンバンほめてくれるサイトです。

このサイトを紹介しているブログには、たいていこんなコメントがついています。
「コンピューターの自動プログラムだとわかっていても、なかなかうれしいものです」と。

早速やってみましたが、
クリキンディは、ダメでした。

もう苦しくて、息が出来ないほど、「不快」です。
「や〜め〜て〜!お願い私をほめないで〜〜〜っ!」と叫びたくなります。

自分でもびっくりでした。
人間の本能の中に「ほめられたい」という欲求はかならずあるはずなのに、
なぜ私はこんなに苦しい気持ちになっちゃうんだろう?

その気持ちがいったいどこからくるのか、確かめようと思って、
再度挑戦しました。

しかし、冷静に自分の気持ちを分析するどころか、
どんどん気持ち悪くなってきます。

このサイトは、文字が次々に出て来るので、酔っちゃうからかな…、とも思ったのですが、
「動かない文字」をじっくり読んでも、ぜんぜんうれしくなりません。

これは…




もしや、あらたな「トラウマ」発見なのか…orz

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