「勝負」タグアーカイブ

高校野球、どこを応援しますか?

高校野球、盛り上がっているんですよね?世間では。
スポーツ全般にほとんど興味のないクリキンディが、
ちょっと不思議に思っていることがあります。

例えば、予選の段階では、
自分の出身校とか、何かしら思い入れのある学校を応援するんですよね?
「敵」となる相手チームは、基本的に、同じ県内の高校です。

で、自分の応援している学校が負けて、その時の相手チームが、勝ち抜いて甲子園出場となった場合、
一度は「負けろ〜!」と思っていたチームを、
今度は地区代表だから、と応援するわけですよね?

でもって、自分の応援する代表チームが負けた場合、
今度は、同じ地方でまだ勝ち残っているチームを応援するんですよね?

例えば、鹿児島代表を応援しているとしましょう。
相手チームが長崎代表という場合、
その試合では長崎チームは「敵」です。
しかし、鹿児島が負けた場合、さっきまで「敵」と認識していたはずの長崎を、
「九州代表」として応援する、みたいなこと、ありますよね。

つまり、どこまでも、「自分に近い、少しでも関わりの深いチーム」を応援したくなる。
一度は「敵」と認識していても、新たな「敵」が見つかれば、
もとは「敵」だったチームは「味方」となる。

どうしても、「敵」と「味方」に分かれたい、勝負したい、決着をつけたい、
ということなのでしょうか。

これも本能のひとつなのかも知れないですね。
地球から戦争がなくならないわけだ……。

人気ブログランキングへ←応援宜しくお願いします。でも、他のランキング参加者は「敵」じゃないです。

スポーツの本当の楽しみ

子供の頃、通信簿の成績は悪くなかったのですが、
体育は、なかなか5をもらえなかったクリキンディです。
ドッジボールをすれば、あっという間にやっつけられ、
バスケでは、オウンゴールし、
野球では、誰もいない一塁に送球、
バレーボールでは思い切りこけて死にそうになるし、
マラソンでは、途中の山に隠れて走らなかったり、
水泳の授業後は保健室で寝ていたり…

ぶあはははは!
こうして書き出してみると、ほんとにクリキンディは、運動の才能ないっすね〜!

さて、クリキンディは、自分が苦手だから、ということとは別にして、
スポーツ全般を鑑賞、応援するのも好きではありません。
なぜなら、そこに「勝敗」があるからです。

なぜ、優劣を決めなくちゃいけないんでしょう?

どんなに努力しても、しなくても、経過がどうであれ、
「勝つ」ことが最優先される世界。
自分が(もしくは自分の所属チームが)勝つということは、
相手が負ける、ということです。

これは、スポーツに限らず、
受験などでも同じですね。
神社などで「○○校に合格しますように」と願うのは、
「私以外の誰かが不合格になりますように」と願うのと同じことだと思うのです。

ちょっと言い過ぎですね…ごめんなさい。
でも、自分の中で、とても違和感があります。

先日放送されたアンビリバボーの「感動シリーズ」は、
高校野球の有名高校で、大きな大会の前に、行われたある行事についての内容でした。
ご覧になっていない方のために、軽く説明しますと、

強い野球部には、優秀な選手、または野球にかける情熱の強い子供たちが入部してきます。
つまり、レギュラーの座を勝ち取るのは、とても大変だということです。
大きな大会を前に、レギュラーおよびベンチ入りすら果たせなかった3年生のために、
何かしてあげられることはないか、と野球部の顧問が考えたのが、
同じような野球の強い高校との、引退記念試合でした。

3年間ではじめて背番号をもらう生徒もいます。
もちろん勝負をかけて試合をすることに変わりはないのですが、
これに勝ったら次がある、というわけでもなく、
なんというか、選手たちが、みんな「大好きな野球を思う存分やれる!」という雰囲気に満ちているのです。

ここでは相手を蹴落とそうとする選手はいません。
だって、相手チームも、自分と同じように、ベンチ入りすらできなかった仲間なのですから。

こんな和気あいあいとしたスポーツなら、
クリキンディも応援しようかな、という気持ちになります。
もちろんその応援は、チームの勝ち負けに対してではありませんよ〜。

いつの日か、人類は「勝負」しなくなる日がくるのでしょうか?

この話、これで終わりにしようと思っていたのですが、
もうちょっと書いておきたいことが残ってます。
それは、クリキンディの過去世の記憶。
どうやら命をかけて勝負していた時代もあるようなのです…。

「グラディエーター」につづく

人気ブログランキングへランキングってのもまぁ勝負事と言えますね…