「美術館を手玉にとった男」という映画をご存知でしょうか。
ある男性が、有名絵画の贋作を多数描き、
その作品を美術館に持ち込んで
「オークションで落札した絵画があります。持ち主の姉が亡くなったので寄贈します」
と持ちかけて、いくつもの美術館が騙された、というドキュメンタリーです。
これで報酬を得ていれば「詐欺」ということになりますが、
無償で寄贈しているため、罪に問われていません。
ただ「見抜けなかった」美術館側のプライドをいたく傷つけることになりました。
騙された側としては、訴えたくてもできず、なんともモヤモヤしたようです。
ドキュメンタリー映画ですので、絵を描いたご本人が登場します。
これがまたとても不思議なキャラクターで、
今までの常識を大きく覆す可能性のある人物だと私は感じました。