「地震・原発関連」カテゴリーアーカイブ

「ただちに影響はない」の本当の意味

クリキンディ、実は山本太郎さんの大ファンです。
「元気が出るテレビ」でメロリンQしていた時から大好きです。

好きな理由、ですか?
そんなものわかりません。好きなものは好き!です。

そして、震災後にがらりと活動内容が変わってしまった山本太郎さんが、
ますます好きになっています。

ネットでの選挙活動が解禁となり、
太郎さんの街頭演説がネットでも見られるようになりました。

彼の話はとてもわかりやすく、知っているつもりのことも、
あらためて「ふむふむ」と思えることがたくさんあります。

たとえば、
福島原発の爆発事故後に、枝野氏が発言した
「ただちに影響はありません」という言葉、
このなんとも曖昧なニュアンスを、
太郎さんは「国が真実を語ってしまった…」と表現しました。

つまり、まったく危険がないのであれば、
「まったく影響はありません。安心してください。」
と言えばいいこと。
それを「ただちに」と言ったということは、
「今は影響がないように見えるけれど、先々影響が出るかもしれません。」
というニュアンスを含ませたということになります。
さらに、「すぐには避難しなくていい」という印象を与えます。

過去の様々なデータから、数年後に健康に影響が出るであろうことは、
この時点で確実に把握していたはず。
しかし、いろいろなことを曖昧にすることで、
後の健康被害が原発事故の影響でないように見せかけようとしていることもわかります。

それは、「たくさんの人を避難させるためのお金を出すつもりがない」
そして、「放射能による健康被害に対する補償金を出すつもりがない」

はっきり言えば、「国民を救うつもりがない」「国民よりお金が大事だ」
と言っているのと同じことであると。

それを「国が真実を語ってしまった」と表現した太郎さん、
わかりやすいなぁ。

もちろん、太郎さんはこの枝野氏発言だけではなく、
他の様々な状況を総合して言っていることですので、
この記事だけを読んで揚げ足をとろうとしないでくださいね〜〜。

TPPのことについても、
いろいろと詳しく調べられています。
何をどう調べても、「TPPに加盟することは百害あって一利なし」ということになるのですが、
新聞やテレビだけの情報を見ている人はそのように感じていませんよね。

例えば、TPPに加盟すると「産地情報や遺伝子組換え作物情報の表示をしてはいけない」ことになるらしいですよ。
「松坂牛」とか「魚沼産コシヒカリ」というような表示も不可ということですよね。

でも実際には、その詳細な内容を一般国民が知ることができるのは、
参加してから4年後なのだそうです。
だから今は「らしいよ」としか言えません。

なぜこんなに一利もない協定を結ぼうとしているのか、
本当に理解に苦しみます。

もうね、日本国民やめちゃいたい気分です。
かといって他の国の人になりたいわけではありません。
うーん「日本人でいさせてくれよ」って感じなのかなぁ。

太郎さんの短い動画をリンクしておきます。
http://youtu.be/l4QYuHGBFdQ
<iframe width="560" height="315" src="//www.youtube.com/embed/l4QYuHGBFdQ" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

もちろんもっと長い詳しい動画もたくさんアップされていますので、
お時間のある時に、ぜひ見てみてください。

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諦めよう…

GWですね。
いろんなところが混雑しているんでしょうね。

街中に出る用事があって、アーケード街を歩いていたら、
にぎやかな集団に出くわしました。
遠くから太鼓の音が響いてきます。
なにかと思って立ち止まってみたら、
原発反対のデモ隊でした。

おそらく一時期に比べたら人数は減っているんでしょう…

そこへ混じって一緒に声を上げたいとは思いませんでした。

今すぐに原発を止めたい、
クリキンディはそう思っています。

ですが、どんなに声を上げたところで、
無関心な人はうさんくさそうに通り過ぎるだけ。
少し関心を持った人が増えたとしても、

署名をしても、
政治家に訴えても、
ブログに書いても、
誰かに話しかけても、

何か大きな力でもみ消されていきます。
衆院選で集計を一手に引き受けているある会社が票を操作したのではないか、
そんな噂もありました。

911やボストンマラソンについても、
自作自演であるらしい証拠はネット上にいくつも挙がっているのに、
それを取り締まる側がまったく動く気配がない。

もうね、
無理。

声高にアーケードを通り過ぎるデモ隊を見ながら、
涙が止まらなくなってしまった。
なんだろう、悔し涙なのかな。

クリキンディ、諦めます。

…ホントに諦められるかな…
まるで失恋した人みたいだね。

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←ここも諦めようか。

まさかとは思うけど…ストロンチウム…?

ここ数週間どうも体調がすぐれません。
秋口に入ってだいぶ元気な気分だったのになぁ。

今度はいったい何が飛んできているんでしょう?
空の赤さはだいぶ薄くなっているし、
咳もほとんど収まっていたのに。

体調の悪さとほぼ時期を同じくして、
職場のエアコンが非常に臭くなってきていました。
まぁ、長年使っていれば、多少の臭いはしょうがないと思っていましたが、
ちょっと耐えられないほどの臭いです。
それも、少しずつ臭いが強くなったわけではなく、
ある日突然、一気にすべての部屋のエアコンが臭うようになったようなのです。

ビル管理の方に、エアコンのフィルターの掃除をお願いしてみましたが、
どうもスッキリしません。
他の部屋も同じように臭うということは、
室外機の問題なのかも?
と思い始めた頃、
職場を訪れていた外部の方から、
「なんだかチョークの臭いみたいな感じですね」と言われて
ハッとしました。

チョークの原料は、炭酸カルシウムや硫酸カルシウムです。
カルシウム………
皆さん元素表を見た事はありますよね。
「縦に並んだ元素は似たような性質を持つ」こともご存知ですよね。
カルシウムの真下にある元素が何かわかりますか?
「ストロンチウム」なんです。

話変わって昨日のこと、
とても風が強い日でしたが、天気は悪くなかったので、
ベランダにお風呂用のすのこを干していました。
夜になって風呂に入ると、
なぜか、職場のエアコンとまったく同じ臭いがするのです。
そう、チョークのようなほこりっぽいような。
こんな臭いは、もちろん今まで自宅のお風呂で感じたことはありません。

同じものの影響で、
自宅の風呂のすのこと、職場のエアコンが臭っているという予測が成り立ちます。
そして、それが、カルシウムととてもよく似た性質を持つ
ストロンチウムかもしれないという予測も成り立ってしまいました……

原発事故の直後に、
「ストロンチウムはとても重いので、遠くへは飛びません」
と池上さんがテレビで解説していたアレが、
(追記 ※すみません、池上さんが言ってたのはストロンチウムじゃなくてプルトニウムでした…!
まぁどちらにしても、あまり喜ばしい事態ではありませんが。)
もしここへ飛んできているのだとしたら、
なにかしらの新たな危機的状況が起こっているはずです。
そりゃ体調も悪くなるわけですよね…

いったい何をどう考えればよいのやら。
この状況をどう乗り越えればよいのやら。
ちょっと迷路に迷いこんでいるクリキンディです。

<さらに追記>
2011年3月時点でのこんなやりとりも参考になるかと。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6624227.html

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開会式で日本の選手団が退場した理由

こんにちは、今年は温度も湿度も高くて不快指数うなぎ上りですね。
一年ぶりに着た浴衣がカビ臭過ぎて、ちょっと憂鬱なクリキンディです。

ロンドンオリンピックについて、
いろんな情報がネット上には飛び交っていますが、
今日は「開会式で、日本選手団が途中退場した」というお話です。

ご存知ない方のために、軽く説明しますと、
開会式後半では、204の国と地域の選手団が入場してきます。
ここはただひたすら長いシーンなので、クリキンディは早送りしちゃったのですが、
日本では放映されなかった大きな事実がふたつあったそうです。

ひとつが、選手団が入場行進時につけていたメダル。

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宮城県石巻市と南三陸町の小中学生が、手作りでひとつずつ仕上げたお守りで、
木の部分は南三陸町志津川地区の流木がれきが使われた。コシノジュンコさんがデザイン。
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ということだそうです。
これは、イギリスのTVでは軽くアナウンスされていたようですが、
日本の放送では触れられていませんでした。

もうひとつが、
入場行進で会場を半周した後、日本選手団が全員退場しており、
聖火点灯の時にはひとりもいなかったこと。

これも、ぼんやりテレビを見ていたクリキンディはまったく気付きませんでした。
なぜ、日本選手団が退場したのかということについては、
公式な発表がほとんどないため、
憶測の域を出ず、様々な解釈があるようです。

そもそも、オリンピックの開会式は、所要時間が非常に長いため、
次の日から始まる競技のことを考えて、行進の後に自主的に退場を申し出る選手は
日本だけでなく、他国にもよくあるそうです。

しかし、ひとつの国の選手団全員が退場したのは、日本だけ。
それも、最後まで開会式に残る意思を持っていた選手まで、
半ば強制的に退場させられているように見えたという噂です。

もうひとつ、事実確認はできていませんが、
日本人選手村が、他の国と違う場所にあるという噂もあります。

これらの噂から、
どうやら、放射能の心配をする様々な国の人から、
日本人選手を遠ざけているのではないか、
という結論があちらこちらで語られています。

最初に書いた「がれきメダル」についても同様で、
「野ざらしになって放射能を浴びていたかもしれないがれき」を使ったメダルを、
大量に(500個以上送ったそうです。)オリンピック会場に持ち込むことに対して、
不快感を持った人がいる可能性はありますよね。

この話を話題にしたところ、ほとんどの友人が
「放射能を理由に退場させるなんてひどい!」
と感じたようです。

おそらく、日本人としては普通の反応だと思います。
ですが、もしあなたの住んでいる町でオリンピックが開催されたとして、
その前の年にチェルノブイリの事故が起きたとしましょう。
そこで「壊れた住宅のがれきで作ったメダル」を、
ロシアの選手団が大量に持ち込んだとしたら、
あなたはどんな気持ちになるでしょう?

ガイガーカウンターで、あらかじめ数値を計って、無害だと判断されました。
そう言われても、ちょっと「うーん」という気持ちになりませんか?

もちろん、「大変な事故だったのだから、応援したいし、受け入れます」
という人もいるでしょう。
でも、それをすべての国の人に求めるのは酷ですよね。
他の国の人が、日本人と同じ認識を持っているわけはないのです。
私たち日本人同士ですら、
「放射能は微量でも危険である」
「放射線は病気治療にも使われていて安全である」
というように、認識が分かれているのですから。

今日の結論。
微量の放射線を長期に渡って浴び続けることで、
人体にどのような影響が出るのか、はっきりわかっていません。
絶対危険だとも言い切れないけれど、
絶対安全だとも言い切れない。

がれきメダルを作る方も無神経。
会場から排除する方も無神経。

だけど、なぜお互いがそのような行動をとったのか、
よく話を聞いて、相手の気持ちを想像して、
もっと深く理解し合う努力があればいいんじゃないでしょうか。

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←理解してくれますよね…?

迷っている方へ

クリキンディの母親は、台湾がまだ日本の領土だった頃にそこで生まれ育ち、
第二次世界大戦後、リュックひとつで日本に引き揚げてきたそうです。

「もっと早く日本に戻っていれば、そんな辛い思いをせずに、引越できたんじゃないの?」
と聞いてみると、
「だって、戦争に負けるなんて誰も思っていなかったし、
台湾が日本じゃなくなるなんて考えもしなかったのよ。
生まれ育った土地を簡単に離れたいと思う人はいないでしょう?」

なるほどね。
今の原発事情とちょっと似てるかもしれません。

「だって政府も自治体も、安全だって言ってるし、
まさか原発が事故を起こすなんて思ってなかったし。」

「放射能が出たって言うけど、みんな普通に暮らしてるし、
広島や長崎だって、今ではなんでもないんだし、
全員がガンになるわけじゃないんでしょ?」

第二次世界大戦の時もそうだったんです。
新聞やラジオの報道だけを信じていた(信じたかった)人と、
それ以外の情報をつかむことができた人とでは、
行動が違っていたんでしょうね。
敗戦を待たずに日本に帰国した人、
敗戦まで日本の勝利を信じて、追い立てられるように引き揚げた人、
その気持ちには大きな隔たりがあるような気がします。

この先、福島やその近隣の土地が、
どうなっていくのかわかりません。
このまま収束していくのかもしれないし、
数年後に健康被害が増えるのかもしれない、
または、急激な状況の変化により、
リュックひとつでの避難を余儀なくされるかもしれない。

どんな状況であろうとも、
他人の責任にしてはいけないと思うのです。
「だってあの人がただちに健康に影響はないって言ったから…」
「慌てて疎開したけど、大丈夫だった。仕事を失った責任を誰がとってくれるの?」

誰かのせいにするのではなく、
自分の意思で、自分の行動を決めて、
その責任を自分が負う。

そのためにも、自分の直感を信じて、
そう、ハートのコンパスに従うということが、
とても大事だと感じます。

ハートのコンパスが、どちらを指しているのか、
わからなくなっちゃっている人も多いですよね。
クリキンディも、時々わからなくなることがあります。
そんな時は、立ち位置を変える前に、
いろんな方向を向いてみて、自分の気持ちをひとつひとつ確認してみます。

そして、なんとなくこっちかなぁ〜
と思った方向に一歩だけ進んでみて、
もう一度、いろんな方向を向いて、確かめてみます。
「あれ?違うかも」
と思えたら、一歩戻ればいいだけですから。

迷ったときに、
親とか先生とか友達とか、信頼のおける人に相談するのはよくあることですが、
その人の決断に従ったとしても、
後で「あの人がこうした方がいいって言ったから…」
というように責任を押し付けるのは間違いですよね。
様々なアドバイスの中から、
「どうするか」を選んだのは自分なんですから。

もし、あなたが今何かを迷っていて、
「あのブログにこう書いてあったからこうしよう〜」
って決めたとしても、
決してクリキンディの責任じゃないですからね〜〜(>o<)