台湾旅行記のつづきでござる。
その1を読みたい奇特な方はこちらへ。
その1でも書いたように、料理の写真はございません。
また、弾丸的に回りましたので、正直記憶が曖昧です。(笑)
特に印象の強いところのみ覚書として記録しておきます。
これから台湾に行こうかなと思っている方の参考になれば幸いです。
九份は千と千尋の舞台?
九份(きゅうふん)は台湾北部の港町を見下ろす坂の町でした。
「千と千尋の神隠し」の舞台のような場所らしい、という予備知識のみで訪れました。
赤い提灯も印象的ですが、細い坂道が迷路のように続いていて、その両側にとにかくお店がいっぱい並んでいます。
こりゃ楽しい!もう迷子になる自信あります!
湯婆婆の屋敷という看板をあげているお店は、上品なウーロン茶が飲めるお茶やさんでした。
台湾のウーロン茶は本当においしい!
今まで日本で飲んでいたウーロン茶はなんだったの?と思います。
台湾各地にウーロン茶のお店がありますが、煎れ方、飲み方をレクチャーしてくれるので楽しい!
このお店は千尋の両親がいそうでしょ?
この地域は、約120年ほど前に金鉱が発見されてゴールドラッシュが起きて、その鉱夫のために発展した地域なのだそうです。
今はもう金は採れないそうですが、映画のヒットのおかげで観光客が倍増したらしいです。
ほんとに少ししか探検できなかったので、ここはもう一度じっくり来たい場所です。
台湾の新幹線
台湾北部の「桃園」から、南部の「高雄」まで高速鉄道に乗りましたよー。
どこかで見たことある形ですね。
日本の新幹線の700系とほぼ同じもので、もちろん日本が技術提供しています。
ですが、この形に落ち着くまで、政治的にもいろいろ紆余曲折あったようです。
最初はフランス式の鉄道が導入されるはずだったんですって。
こちらがチケット。駅には自動改札機がありますが、日本のものと違って回収されないので、記念に持っておくことができます。
台湾のお寺とか
とか…ってちょーいい加減な書き方ですみません…。
なぜなら、いくつか回ったので、その説明の内容がほぼごっちゃになっております。
台湾式のお参りの仕方とか、宗教観とか、装飾とか、いろいろ教えてもらったので、きっと必要な時に思い出すはずです。
このレンガの壁は、400年前にオランダ人によって建てられた台湾で一番古い建物、赤崁楼(せきかんろう)の外壁です。
当時レンガをつなぐ材料が台湾にはなかったため、もち米を使ったのだそうです。400年残ってるってすごい!
こちらが赤崁楼です。
台湾のイケメン
台湾を語る上で、どうしても外してはいけないらしいのが、蒋介石(しょうかいせき)というエラい人。
元は中国の人だったのですが、毛沢東との戦いに敗れて台湾に逃げてきたらしいです。
こんな人。
蒋介石については、語る年代により、だいぶ印象が違うと感じました。
尊敬されているのかそうじゃないのか、いろいろあるようで…
この銅像(巨大です)が鎮座ましましているのが、中正紀念堂。
この銅像を護っている衛兵の交代式が一時間に一度行われます。
あらやだ手ぶれしてるし。だって銃口を突然こっちに向けられたりするんだもん。びっくりしちゃうわ。
台湾には、現在徴兵制度があり、18歳になると給料なしで一年間兵役を務めなくてはならないようです。
その中で、特に優秀で眉目麗しい人材のみが務めることができるのが、この衛兵のお仕事なのだそうで、身長、体重から、ルックスなど厳しい基準をパスした人がお務めしている、と聞いたので失礼ながらアップでお写真を撮らせて頂きました。
なるほど、兵隊のエリートだけあって、チャラさのかけらもありません。
常に観光客が押し寄せる場所でのお務め、一秒たりとも気を抜けないわけで、凛々しい兵隊さんでした。
ちなみに、もう一ヶ所「忠烈祠」という場所でも衛兵交代が行われます。
こちらは広い屋外で行われるため、じっくり拝見できました。
その凛々しい交代の様子を動画でどうぞ!
正直、軍隊にこの動きが本当に必要なのかどうかわかりませんが、
一糸乱れぬ振り付けは、観光客の目を釘付けにしてくれます。
この動き、なんかに似てるなぁと思ったら、WORLD ORDERだ!
ランタンフェスティバル
ちょっと前に長崎ランタンフェスティバルについての記事を書きましたが、今年は母を連れて長崎に行ってきました。
とてもきれいだし、ステージも盛り上がるし、大好きなお祭りなので、台湾のフェスティバルはどんなんかなぁ?と、とても楽しみにしてました。
まぁ、この前置きでもわかると思いますが…正直言えば、「長崎の方が好き」という感想を持ってしまいました。
明かりを仕込んだ張り子の飾りは、とても大きくて豪華だったのですが、とにかく会場が広い!
隣の飾りまでの距離が結構あって、なんとなく盛り上がりに欠けるんです。
水上の特設ステージでは、前衛的なダンスや現代劇が披露されていて、観客は対岸から静かに観覧しています。
とにかく観客のテンションをあげようとする長崎のランタンフェスティバルとは、全体的に雰囲気がまったく違います。
そこで気付いたのは、このお祭りは、台湾人のための台湾人による、地元で行われる春節のイベントであるということ。
なんか、すごく当たり前のことなんですが、外国人観光客のために行われているわけではない、ということです。
同じランタンフェスティバルという名前で呼ばれているため、混同されているものに、
紙で作った大きな提灯の中に火を灯して空に舞い上げるお祭りがあります。
平渓の十分という場所で行われる「平渓天燈祭」というもので、まったく別物です。
こちらは春節期間中2日しか実施されないため、なかなか予約がとれないようです。
萬應白花油
なかなかゆっくりお土産を探せない団体旅行ですが、コンビニでちょっとかわいいものを見つけました。
これは5mlタイプの一番小さなものですが、ちゃんとガラス瓶に入ってます。
パッケージには、
感冒頭痛・急慢驚風・湯火損傷・蚊蟲咬傷・中暑暈眩などの効能がいろいろ書いてあります。
漢字って便利だねー!だいたいわかるもんね。
中身は透明なサラッとしたオイルで、湿布のニオイがします。(笑)
外用薬なので服用できません!!
ちなみに、このパッケージにクリソツな和興の白花油というものもあります。
これは、どちらかが偽物というわけではなく、台湾では「萬應白花油」、
香港では「和興白花油」という名前で販売されています。
香港では「萬應」(つまり万能)という表示が薬事法かなにかに触れたらしく、ネーミングを変更せざるを得なかったらしいです。
写真を見ながら、こうして書き出してみると、いろいろ記憶が蘇ってきます。
やっぱり記録しておくっていいかも。
長文お付き合いありがとうございました!