パイプオルガンのある仏教の寺が日本に存在した


えー、私だけなんでしょうか?知らなかったのは。
だってお寺ですよ。
しかも、日本人なら誰でも知っている名前のついているお寺。
まだまだ知らない人もいるはず、と思うのでご紹介します。

現在福岡在住のクリキンディですが、昨年の後半から月1ペースで東京に行く機会がありまして、
最初は「なるべく安い宿を…」と宿泊地を探していたのですが、
泊まってみれば、その土地でいろんな発見があるもので、なんだか楽しくなってきちゃって、
ちょっと高いけど、こんな宿に泊まってみようかな、とか
少し遠いけど今度はこっち、とか毎回違う宿に泊まっていました。

そんなわけで1月に泊まったのが
「築地」です。

そもそもこの界隈に行ったことがないこともありますが、市場の移転の計画もあるので、
見られるうちに見ておこうかな〜と思ったわけです。
だいたい、東京の地理は全然頭に入ってないので、築地がどのあたりにあるのかもさっぱりです。

実際に行ってみたら、なんと銀座から歩いていける距離なのね。
しかも歌舞伎座とかめちゃ近いし。
築地市場の近辺には美味しそうな海鮮のお店がたっくさんあるし、
海外のお客様もたくさんいらっしゃってました。

そうそう、それよりお寺の話でしたね。
Google mapでホテルの近辺をチェックしてみると、市場のすぐ近くに大きなお寺があるらしい。
その名も「築地本願寺」。
ね、聞いたことあるでしょ、「ほんがんじ」。

本願寺は浄土真宗の本山です。
京都の西本願寺と東本願寺が有名ですね。

こちらは西本願寺。この大屋根のカーブや、きらびやかな彫刻が素晴らしいですよねー。
これが私の知ってる「The 寺」の姿ですよ。

なのに、築地本願寺さんたら、こんなお姿なんですよ。

え?
と思いませんか?これ寺じゃないでしょ。

しかも、狛犬には羽根が生えてます。

え?
でしょ。

さらに本堂の入り口の扉はステンドグラスです。

いったいここはなんなのよ〜と叫びたい気持ちをこらえて、とりあえずお参りさせていただきました。
御本尊の写真はなんとなく撮っちゃいけないような気がしたので撮りませんでしたが、
両脇に高さ3mぐらいありそうな大きな太鼓があったので、我慢できずに撮影しちゃいました。
超カラフル〜!なんだか台湾のお寺にありそうな感じです。

お参りを済ませて振り返った視線の先に…

はい、パイプオルガンです。入り口の上部に2台設置してありました。
もうね、わけがわかりません。
住職らしき人がいたので尋ねてみたら、
「浄土真宗ではこのような仏教賛歌を歌うんですよ。」と楽譜を見せてくださいました。
いやいや、普通に五線譜だし!

「え?太鼓や鐘で歌うんではないんですか?」と聞くと
「お寺によってはピアノやエレクトーンを使っているところもあるんですよ」だそうです。

はぁ。知りませんでした。
「パイプオルガンはいつ聴けますか?」と聞いたら、
近くにいた常連さん(と言っていいのかな?檀家さん?)のおばちゃんが、
「毎月27日のお昼に来ればいいわよ」
ってすかさず答えてくれました。
(2018年10月現在、演奏は毎月最終金曜日だそうです。)

神社仏閣には結構よく行く方だと思っていましたが、
まだまだ知らないことはたくさんありますね。
今年はどんな風景に出会えるのかますます楽しみになってきました!

【ご参考】築地本願寺公式サイト
 ※ちなみに現在の建物は昭和9年に建てられたそうです。


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