聖なる予言とでんじろう先生の実験

「世界一受けたい授業」によく登場するでんじろう先生、
4月16日の放送で、
こんな実験をしていました。

http://www.ntv.co.jp/sekaju/onair/110416/06.html

扇風機を2台、少し離して向かい合わせにします。
その間に、輪になったリボンを放つと、
とってもキレイに浮かんで回転します!
すげ〜!やってみたい〜!だけど同じ性能の扇風機が2台ないとダメじゃん…

さて、次の日、
「聖なる予言」(著:ジェームズ・レッドフィールド)のDVDをどうしても見たい気分になり、
原作を読んだことのない母を巻き込んで鑑賞。

作品を知らない方のために軽く説明しますと、
スピリチュアル初心者のために書かれたと言ってもいいような本で、
シンクロニシティ、ビジョン、前世との関わり、オーラなどが
わかりやすく散りばめられた冒険小説です。

ストーリーの中に、
オーラを見ながら、人間のエネルギーがどのように流れるのかを、
説明する場面があるのですが、
「相手のエネルギーを奪うのではなく、与えることで増幅させる…」
というところで、
「あ!これでんじろう先生の実験と同じじゃん!」と腑に落ちました。

向かい合った風(エネルギー)が、その間にあるものを浮かせるパワーを持つわけですよ!
ああ、そういうことか〜!

地震以後、政府や東電に対して、攻撃の嵐が吹き荒れています。
それは、
相手の失敗を拾って攻撃することでエネルギーを奪い、
自分の正しさを主張することで、相手を支配下に置こうとする流れです。

また、政府や東電は、自分の失敗を認めず、
正当性を認めさせようと躍起になっています。

互いにエネルギーを奪い合うばかりで、
みんな疲弊し切っています。

これ、エネルギーを与え合う構図にしたらどうなるんでしょうね?

具体的にはいろいろな方法があると思いますが、
お互いにエネルギーを与え合い、思いやりを持って会話すれば、
あっさり解決することもたくさんあるような気がします。

問題は、「同時に」扇風機のスイッチを入れないといけない、
ということなんですね〜〜
「そっちが送風にしてくれたらこっちも風を送るよ」
「そんなこと言って、送風するつもりないでしょ」
みたいに探り合いになっちゃいそうですね。

これは、大きな扇風機の前に、
自分が小さい扇風機を回していくしかなさそうです。
逆回転に気をつけないと……

←先に押してくれたらエネルギーを送ってあげるから…

チャリティ募金しますか?

クリキンディ、暇です。
最近仕事があまりないもので…。

だいぶ余震の回数も減り、
いろんなものが復旧しつつあります。
それでもまだまだ不便な生活を強いられている方々もたくさんいらっしゃいますし、
行方不明で捜索難航という方もまだまだ少なくありません…

被害総額は25兆円と言われていますね。
復興にかかる費用はそれを上回るものと思われます。

世界中のお金持ちがたくさんの募金をしてくださっているようです。
お金持ちではないけれど、なけなしのお金をはたいて募金して下さる方もいます。

集まったお金がどこの誰に渡ってどのように使われるのかわかりません。
それでも、何かせずにいられない、自分にできることは募金ぐらい…
そういう人も多いと思います。

またチャリティイベントもあちこちで見かけます。
何かしら人の集まるイベントを行って、集めたお金を募金に回す、
というスタイルは効率がいいようにも思いますが、
クリキンディはあまり好きじゃないのです。

なんとなく、偽善ぽいというか…
(みんながみんなそうだとは言いませんよ!)
「なんかいいことできたし、うれしいイベントだった」
という気持ちになりたくて参加しているように感じてしまうのです。
なんか曖昧な感じがしませんか?

同じやるなら、
「○○さんの心臓移植手術の費用を寄付してください」
の方が好きです。
(臓器移植の是非はまた別問題ですが…)

つまり、集まったお金がどこへどう使われるのか、
はっきり見えるのがいいなぁと。

でもね…
例えば、クリキンディが、
「地震で大きな被害を受けたので、皆さん私に寄付金をください」
って言いにくいですよね。
(実際に大きな被害があったわけじゃないですからね〜!)

それに言ったとしても、
顔も知らないクリキンディのために、
誰も募金しようと思わないでしょう?

なのに、募金箱があると、
誰のために使われるのかわからないのに、ついお金を入れてしまう。
そして、誰を助けているのかわからないけど、
人助けをしたような、いい気持ちになる。

被災地の人々は、直接お金を手にすることはまずありません。
それでも、道路や建物の修復に使われているんだろうな、
ありがたいな…って勝手に思って感謝するわけです。

ああ、なんかもやもやする…。
誰かこのもやもやをスッキリほどいてくれないかしら。

私にできること

なんかね、311の地震以来ずっと、
「なんかしなくちゃ、私にできることをとにかくやらなくちゃ、時間がない!」
みたいなあせりがありました。

だけど、今、何をやったらいいのかわからない。

地震直後は、停電して水も出なかったから、
バケツを持って水をくみにいくことが最優先だったし、
連絡のとれない人となんとか繋がりたい、
世の中の状況が知りたい、
食料やガソリンを調達するために、何時間も列に並んで…

結構、やらなくちゃいけないことがたくさんあった。
 

4月6日現在、クリキンディ家では、
ライフラインはすべて復旧し、
ガソリンも食料も、並ばなくてもとりあえず手に入るようになったし、
友人の安否もほぼ確認できた。
世の中の状況もだいぶわかってきた。

ただ、仕事は激減しているので、暇だけはある。

ただ、平和だった時より確実に多くの放射能が降り注いでいる。

まだ行方不明の家族を捜している友人、
修理待ちの家におびえている友人、
仕事がなくて不安になっている友人、
まだお風呂に入れない友人、
避難勧告の範囲内外の、福島在住の友人、

そんな状況の友人たちに私ができることは、あまりない。
せいぜいお風呂ぐらい。

せめて、様々な情報を共有したいと思って、
mixiやtwitterを使ったけれど、
みんながネットを使えるわけでもなく、
逆に「不安をあおられた」と感じて不快感を表す友人も。

でも、私にできることがあるはず。
とにかくなんかしなくちゃ…
あせりだけが募っていく。

今日やっと気付きました。
私は、他の誰かの人生をコントロールしようとしてあせっていたということに。
私よりずっと辛い状況に置かれている人がたくさんいるんだから、
私が便利な暮らしをしていてはいけないような、
そんな気持ちになっていたんですね。

つまり、自分の宿題は終わっていて、
遊びに行けるのに、
宿題の終わっていない友達を手伝おうとしているような。

それは、一見いいことのようにも見えますが、
宿題は、その人がやった方がいいに決まっています。
それを手伝うことで、その人が学ぶ機会を奪うことになります。

私は、早く遊びに行きたい、という自分のエゴのために、
辛そうな顔をして、
「大変だね、一緒にがんばろう」って言いながら
友人の宿題をやろうとしていたのかもしれません。

自分の人生の目的を見つける目印は、
「ワクワクするかどうか」だってこと、
バシャールに何度も言われていたのにね。
すっかり忘れてしまうところでした。

さぁ、再起動!!

震源地一覧

311以来、毎日毎日揺れる。
揺れる。
揺れる。
うううう…(T-T )

そしてその度に震源地が違うのです。
11日から今までに起きた地震の震源地と、大きさ、震源の深さを、
アニメーションで見られるサイトがありました。
誰が作ったかわかりませんが、実によくできています。
(どうやらポールさんって人が作ったぽいですが…)

11日から30日までの震源地の一覧をスクリーンショットで撮ってみましたので、
ご覧下さい。(クリックで拡大表示できます。)

サイトのアドレスはこちら↓
http://www.japanquakemap.com/

そりゃ揺れるわけですよ。
関東〜東北の太平洋側の北米プレートが、くまなく震源地です。

ちなみに、こちらが日本が乗っかっているプレートです。(気象庁のサイトより拝借)

今回の地震が、フィリピン海プレートに影響を与えていないわけはないですよね…
フィリピン海プレートの近くの方、
いつどこで起こるかわからない地震に備えておいてくださいね。
「備えあれば憂いなし」
って諺がありますが、こういうのは、外国にもあるんでしょうかね…?

原発導入のシナリオ

そもそも、地震大国の日本に、なぜこんなにたくさんの原発が作られたのか、
その理由をググっていたら、こんな動画に行き当たりました。

「原発導入のシナリオ〜冷戦下の対日原子力戦略」
(NHK 現代史スクープドキュメント 1994年放送)
http://video.google.com/videoplay?docid=-584388328765617134&hl=ja#

番組の内容を書き起こしたものをpdfにしてあります。
http://homepage2.nifty.com/voices/genpatsu/donyu.pdf

こちらは、クリキンディなりに、内容を要約したものです。
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第二次大戦の前後、アメリカとソ連は、
原爆、水爆の開発競争をすることで、互いを牽制し合っていた。
その最中、アメリカ大統領アイゼンハワーが、
「原子力の平和利用」を世界に向けて発表、
表向きは核軍縮に向かうと思われたが、
その提案の裏では、同盟国の核武装を進めていた。

1954年に南太平洋ビキニ環礁で、秘密裡にアメリカが行った水爆実験で、
たまたま近くで操業中だった、マグロはえ縄漁船の第五福竜丸が被曝。
この事件の後、日本人はアメリカの原子力平和利用計画に、さらに疑いを強めるようになり、
「核」に対する大きな反対運動が生まれる。
日本が、アメリカに対して反感を高め、日米関係に亀裂が入ることを危惧し、
ある計画が密かに始まった。

その計画を具体的に動かしたのが、
当時、日本テレビ重役だった柴田秀利と、アメリカ人ダニエル・S・ワトソン。
柴田は、このように提案。
「日本には毒をもって毒を制するということわざがある。
原子力は諸刃の剣だ。
原爆反対をつぶすには、原子力の平和利用を大々的に謳い上げ、希望を与える他はない。」

そこで、心理戦略計画が実行に移された。
読売新聞、日本テレビの社主であった、正力松太郎の政治力を生かし、
新聞とテレビを使い、5ヶ月に渡り、原子力平和利用のキャンペーンを実施後、
満を持して、アメリカ原子力平和使節団を招聘。

正力はアメリカから提供されたデータを使って、
水力や火力より原子力発電の方が経済的であると財界を説得。
正力は原子力発電の安全性についても
「原子炉から出る死の灰も食物の殺菌や動力機関の燃料に活用できる」と財界紙に掲載。

そして、 昭和32年8月20日、
心理戦略は功を奏し、アメリカから輸入された東海村の原子炉が臨界に達した。
日本の原子力開発がスタートした瞬間であった。
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心のコンパスに従って生きていたら、いろんなことが見えてきました。