王様の耳はロバの耳

こんにちは。今日もクリキンディのブログ「Compass of my heart」を訪ねて頂きありがとうございます。

人は「誰かに何かを伝えたい」生き物なんだなぁと思います。
そして、伝えたことに対して「この感情を理解して欲しい」という欲求があるんですね。

クリキンディがこのブログで書いているような話のネタは、
リアル友達にはなかなか話せないことだったりします。
自分にとっては「人生の大発見!」みたいなことでも、
「うんうんわかるっ!」と言ってくれる人があまりいないため、
だんだん友人が減ってきているような…はぁ〜。

まぁ、だからこそ、ブログというツールを使って吐き出しているわけですが。
これってイソップ童話で有名な「王様の耳はロバの耳」と似ているかもしれませんね。
あれ?どんな話だったっけ?という方のために簡単にあらすじを…


ギリシャにミダス王という人がいました。
ある時、ある出来事から(諸説あるので省略)、「手に触れるものすべてが黄金に変わる」という能力を手に入れた王様、最初は喜んで、様々なものを黄金に変えていたのですが、食べるものも、飲み水も、愛する娘さえも黄金に変わってしまい、この力を取り消すように、ディオニソスという神様にお願いします。

一番大切なものは、黄金や宝石ではなかった、ということに気付いた王様は、この後自然を愛するようになり、
そこで出会った、半身半獣のパーン神と仲良くなります。パーン神は笛の名手です。

ある時、パーン神の葦笛と、アポロンの竪琴のどちらが優れているか競争をすることになりました。
審判の山の神様は、アポロンに軍配を上げたのですが、ミダス王は「パーンの方がよかった」と言って譲りません。
怒ったアポロンは、「そんな音楽のわからない耳はロバの耳になってしまえ!」と呪いをかけるのです。

王様はロバの耳を隠し続けましたが、床屋にだけはどうしても見られてしまいます。
命と引き換えに秘密を守ることを誓わせるのですが、
床屋はこの秘密を話したくてしょうがなくなり、穴を掘って、その穴に向かって大きな声で叫びます。
「王様の耳はロバの耳〜〜!」と。
穴を埋め戻して床屋はやっと人心地ついたのですが…。

しばらくして、その穴のあたりに葦が生えてきます。
その葦は、風が吹き渡るたびに、ささやき声のような音を出しました。
「オウサマノ ミミハ ロバノミミ〜」
「オウサマノ ミミハ ロバノミミ〜」

そしてついに、王様の秘密は国中の人に知れ渡ってしまったのでした。ちゃんちゃん。


というわけで、今日もクリキンディの「葦のささやき」にお付き合い頂き、ありがとうございました!

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日蝕は転換期らしいですよ〜

今日は日蝕ですね〜。
皆既日食が見られると言われているあたりでも、私の住んでいる地域でも、
厚い雲がかかっていて、太陽を見るのは難しそうです。

スピ系ブログではかなり有名だと思いますが、
じぇいど♪さんの「なにが見えてる?」で、
日蝕にまつわる深い話が紹介されています。

よろしければどうぞ!

☆皆既日食、なにから書いていいのやら☆
☆皆既日食にあたって〜オリオン大戦をつくった意識の完成と次なる意識のステージ☆
☆皆既日食にあたって〜オリオン大戦をつくった意識の完成と次なる意識のステージ つづき☆

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[本]「世界の神々がよくわかる本」あら、こっちが本物なのね

ドラクエ9というものが発売になって、みんな一生懸命やってるらしいですね。
何を隠そう、以前はクリキンディもゲーマーでした。
といっても、RPG限定ですが。
ドラクエ、ファイナルファンタジーシリーズは、かなりやり込みました。

ある日を境に、今ではゲームからすっかり遠ざかってしまいましたが、
あの頃は、夜も寝ないで毎日やってましたね〜。

RPGファンの皆さんなら、
オーディン、シバ、プロメテウス、ラグナロク、マルドゥク、フェニックス、ケツァルコアトル
などの言葉を聞いたことがあると思います。
これらは、実は、世界各地の神話に登場する名称なんですね〜。
調べればもっとたくさん出て来ると思います。

ゲームに夢中になっていた頃は気付かなかったのですが、
実は、元ネタとなる神話があり、
ストーリーについても、結構深いメッセージが込められていたりして、
子供たちがこれにハマるのには、ちゃんと意味があったのかも?と思うのです。

例えば、「世界樹の葉」は復活のツールですが、
スピリチュアルな世界では、「世界樹」の存在が、当たり前に語られていますし、
「マザー」というゲームでは、回復呪文が「ヒーリング」でした。
想像上の生き物とされるドラゴンや、ユニコーン、天使や妖精なども、
スピリチュアル世界の住人には現実のものです。

ゲームをしながら、こういう存在や単語に対する予備知識を持ち、
来るべき未来に対応できるよう、こっそり学ばされていたんじゃないかなぁ、
なんて思います。

もちろんゲームだけではなく、
ハリー・ポッターや、ロード・オブ・ザ・リングなどの映画、
マンガや小説などもその一端を担っているように思います。

今日は、衝動買いしてしまった本をご紹介します。
「世界の神々がよくわかる本」(PHP文庫)

なるほど、このような神話がもとになって、
ゲームやファンタジーのストーリーに取り入れられていったんだなぁ、ということがよくわかります。

この本では、
ギリシャ神話、
北欧神話、
ケルト神話、
インド神話、
メソポタミア神話、
エジプト神話、
クトゥルー神話、
に登場する神々を紹介してあります。

神様のキャラクター紹介がメインですので、そのストーリーについては、あらすじのみの紹介になっています。
個性的な神様がたくさんで、これはオリジナルの神話を読んでみようかな、という気分になってきますよ〜。

うちの子ゲームばっかりやっててちっとも勉強しないのよ!
と嘆いている方へ。
お子さんはスターチャイルドかもしれませんよ〜!

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[映画]ノウイング

こんにちは、「アミ小さな宇宙人」という本が大好き過ぎて、mixiのコミュニティにも入っているクリキンディです。
そこに「ノウイング」という映画は、大人向けのメッセージであり、「アミ」と通じるところがある、
というトピックスが立っていました。
そりゃ見ないといかん!!
ということで、ハリー・ポッターを我慢して、隣のシアターで見てきました。
(だって、同時刻に開始なんですもん…)

というわけで、今日はネタバレ記事ですので、
これから「ノウイング」を見ようと思っている方は、この先読まないで下さいね。
ご覧になった方のコメントは、もちろん大歓迎です。

(この先ネタバレ注意!)






さて、簡単にストーリーを振り返ってみましょう。
今から約50年前、あるアメリカの小学校で、開講記念のイベントとして、タイムカプセルを埋めよう!
という企画がありました。
それを開くのは50年後の、この小学校の子供たちです。
ここで、クリキンディは
「普通は自分で入れたものは、自分で開きたいだろっ!」
と心で突っ込みを入れていました。

タイムカプセルに入れるのは、子供たちが描いた絵です。
「50年後の未来はどうなっているかな?想像して絵を描きましょう」
と先生が言っているのに、
なぜか紙一面に数字を細かく羅列していく少女がいました。

そして…
50年後、開かれたカプセルから、その数字の手紙を受け取った少年が主人公です。
(ん…そのパパかな、主人公は。)
その数字が、ここ50年で、世界に起こった災害の日付、死者数、および緯度、経度であるということに気付いたパパは、
未来の日付の災害を阻止しようとがんばります。
パパが孤軍奮闘している間、
その手紙を受け取った息子は、ちょっとあやしい人たちに誘拐されそうになります。

その手紙の最後に書いてある数字が、
地球の終わりであり、全人類が滅びること、と読み解いたパパ、
自身の天文学の知識と合わせることで、
太陽の巨大プロミネンスが、地球を焼き尽くすのが原因だと予測、
なんとかできないものかと、手を尽くすのですが…。

(この先映画の結末あり!ネタバレ超注意!)






結果、
言っちゃいますよ!
地球は一瞬で燃え尽きます。

あ〜あ、言っちゃった。

しかし、そこで、「アダムとイブ計画」とも「ノアの箱船計画」ともとれるような計らいがあったのです。
息子を誘拐しようとしていたのは、
実は異星人であり、
彼だけに聞こえるような音とイメージで、
「地球に起きる災害」を伝え続け、
新しい地球で一からやりなおすために、一時地球から避難するように伝えていたのでした。

つまり、50年前にあの手紙を書いた少女も、
同じ存在からのメッセージを受け取っていたことになります。

地球最後の日の前日、
美しい宇宙船が、いくつも地球から旅立って行きます。
でも、その宇宙船に乗ることができるのは、
異星人のメッセージを「聞くことのできる耳を持った人」のみ。

せっかく、この数字の意図を読み取ったパパでしたが、
「声が聞こえない」ために、宇宙船には乗れません。
宇宙船に乗り込む息子とは、永遠のサヨナラです。

宇宙船に乗り込むことのできた、ほんのひと握りの地球人たちが、
美しい星に降り立ち、
新しい未来はちゃんと存在する、
というようなイメージで映画は幕を閉じます。

ざっと振り返ってみました。
もちろん映画ですから、他の登場人物たちと、もう少し複雑な展開があります。

クリキンディ、正直に言いますが、
宇宙船が、いくつも地球を飛び立つシーンで、
むちゃむちゃ腹を立てていました。
「これって選民思想じゃないか!」と。

地球が炎に包まれるシーンでは、
心で「違う違う!」と叫びながら号泣していました。

数字の事実を証明するシーンでは、
災害の映像のオンパレードですので、
とにかく見ていて辛くなります。
もう、途中で映画館を出ようかと思ったほどです。

それでも、
やはり、この時期、こういう映画は必要なのかもしれません。
地球人の視野の狭さを反省するとともに、
この宇宙には、多くの生命体が存在するのだということ、
未来を予測することは不可能ではないこと、など……。

ちょっと前に書いた、<パラレルワールド>の考え方でいくと、
こんな風に「地球が滅びる」と考える人は、そんな未来を体験することになりますし、
「地球が戦争をやめ、平和的に宇宙連合の仲間入りをする」と考えている人は、そのような未来を体験することになります。

クリキンディは後者を選びたいです。
これから、2011‾2013年あたり、
1999年の時のように、様々な説や終末思想が飛び出すのだと思いますが、
たくさんの人が、楽しい地球の未来を選択できるよう、
明るい未来の映画が作られればいいのになぁ、と思います。

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私がいるのは過去?現在?未来?

「時間」というのは一方向に進んでいて、人間は、そのレールの上を未来に向かって進んでいる、
とイメージするのは普通ですよね?

しかし、スピリチュアル系の本やブログを読んでいると、
どうも、そんな単純なものじゃないらしい、というんですね。
すべての時間、すべての出来事が、同時多発的に存在する、とか
パラレルワールドがある、とか
そんなこと言われたって、なんだかピンときません。

人は、過去、未来に生きるのではなく、「今ここ」に生きるべき、
な〜んて話もよく聞きます。

ってか、そんなの当たり前じゃん?
過去に生きるとか、未来に生きるってどういう意味だよ〜?
さっぱりわかんないよ〜、と思っていたクリキンディ、
今日はスーパー銭湯の露天風呂に入っていて、ちょっとひらめきました!
いや、ひらめいたと言っても、
自分でも全然整理できていないんですが。
クリキンディはハチドリなので、
「ハチドリの話」と思って、適当に聞き流してくださいませ。

例えば、
「あの人が、私にひどいことをした。だから、これからも私はあの人と友達にならない!」
なんて思うのは、「過去に生きる」ってことになりませんかね?
その人がいつも同じ行動をとるわけではないし、
ひどいことをしない可能性だってあるのに、もうその考えから抜け出せなくなってしまっている。

もうひとつ、
誰かとすごく楽しい飲み会をしていて、盛り上がっている時に、
「ああ、明日の朝早くから会議なんだよなぁ。楽しいけど、帰らなくっちゃ…」
なんて思うのは、「未来に生きる」ってことになりませんか?
今の自分の気持ちよりも、未来の予定を優先しちゃってる。

ハチドリは、たぶん過去のことや、未来のことを考えたりしないと思うんです。
過去に大きな鳥に襲われそうになったことが、行動の制限になったりはしないでしょうし、
また、おいしい花の蜜を吸いながら、
「来年のために、今吸うのを我慢して、蓄えておこう」
なんて考えることもないですよね。(たぶん…)

今、ここに、大好きな花の蜜がある。
ああ、おいしい、しあわせ。
過去にとらわれることも、未来を心配することもない。

今、現在に生きる、というのは、こういうことなのかなぁ…
そう思ったら、
露天風呂に吹き渡る風の心地よさ、
太陽光が、お湯の表面に反射してキラキラしていること、
檜の湯船のいい香り、
空の青さや、面白い雲の形などが、
いっぺんに、クリキンディの五感に飛び込んできました。

そういう「うれしい、楽しい、気持ちいい」ことを、
今までちゃんと味わうことなく、お風呂に入っていたんだ、
なんだか損してたなぁ、と感じたのです。

三次元の肉体を持っていること、
五感で感じられること、
様々な感情を体験すること、
それを、
今ここで、味わい尽くす、
それこそが、人間が人間として生きる、大きな目的のひとつなんじゃないのかな…
なーんて思えたのでした。

さぁ、明日も早いから、早く寝なくちゃ!
って…
未来に生きてるやん……orz

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心のコンパスに従って生きていたら、いろんなことが見えてきました。