「トリビア的なつぶやき」カテゴリーアーカイブ

喪中につき〜その1

まもなく2011年が終わろうとしています。
でもって一夜明ければ2012年です。
その境目は時計を持っていないとよくわかりません。
昔はきっと「日の出」をもって新年のはじまりとしたんだろうなぁ。
ってことは、天気が悪いときは、やっぱりわかりにくいんでしょうね。

ずっと自宅で介護生活を送っていたクリキンディの父が、
12月のはじめに、3次元生活をめでたく卒業いたしました。

高齢であり知り合いもほとんどおらず、親類が400Km圏内にいないこと、
お墓のあるお寺は九州だし、普段付き合いのないお坊さんにお経を読んでもらってもしょうがないし、
ということで、いわゆる葬式は行わず「直葬」という形で、家族のみで見送りました。
もちろん戒名もありません。
皆さん知ってましたか?戒名の本当の意味。
詳しいことを知りたい方は、「葬式は、要らない」 (幻冬舎新書) [島田 裕巳 著]
をぜひ読んでみてくださいね。

直葬とは言っても、すべて自分たちで行うのはとても難しいため、
近所の葬儀社に、簡単な祭壇作り、納棺(おくりびと)、斎場への棺の移動などをお願いしました。
映画「おくりびと」のヒットにより、あのスタイルが定着したのでしょうか、
「わぁ映画と同じだね〜」と言いながら拝見させて頂きました。

遺体の胸のあたりに「守り刀」という短刀を置くとか、
手甲、脚半、わらじを履かせるとか、棺の中には杖を入れるとか、
ろうそくと線香は◯本立てるとか、鐘は◯回鳴らすとか、
着物は左前、紐は縦結び、などなど
その都度葬儀社の方に教えて頂きましたが、
なんかね…
「意味がよくわかりません〜〜」ww

死出の旅なので、手甲、脚半などの旅姿らしいのですが、
なぜに江戸時代のスタイルなんだよ?と思いませんか?
左前、縦結びについては、
「普段と違うことをするんですよ」
と優しく教えて頂いたものの、
普段と違うというだけなら、もっと山ほどスタイルがあってもよくないですか?

葬儀社により、少々の違いはあれど、基本的には仏式らしいんですがね。
そもそも仏教って「よりよく生きる」ために生まれた宗教なんですよね。
死に装束や見送るスタイルのこまごまとしたことを、
仏陀が弟子に言い残したとは思えません。

ここまで言ったらついでに言っちゃいますが、
そもそもたった一晩だけ入るだけの棺、
次の日には、ガスの炎であっという間に灰になってしまうのに、
材木を使うのってもったいなくないですか〜〜?
普段割り箸一本使うのだって、ためらって生活しているのに、
この棺ひとつで割り箸何本作れるかなぁ…とか考えちゃうクリキンディって、罰当たりなんでしょうか?!

そして…
「喪に服す」ってそもそもどういうことなんでしょうか?
悩めるクリキンディのつぶやきに、もうちょっとおつき合いください。

つづく…

JAPANは中国語だったのね…

私たちの国の名前は、日本。
これ、ニホン?ニッポン?
国の呼び方が曖昧な国って他にもあるんでしょうかね?
これ、20年ぐらい前に流行ったファジーってやつですかね。

まぁ、ここまではいいとしましょう。
それより、なんで日本は「JAPAN」って呼ばれるんでしょう?
まったく「NIHON」にも「NIPPON」にも発音が似てませんけど…。

よく言われるのが、マルコ・ポーロです。
「東方見聞録」っていう旅行記を書いちゃったために、
「黄金の国ジパング」というキャッチコピーがついちゃったわけです。

ですが、マルコ・ポーロが日本にやって来た時に、
日本人が、自分の国のことを「ジャパン」とか言う訳ないですよね。
いったい、誰が「この国の名前はジャパンだよ」って教えたんでしょう?

そこで現在もっとも有力な説となっているのが、中国語説なんですね。

その昔、卑弥呼の時代には、倭国、
その後、大和と呼ばれる時代がありました。
なんとなく、その時代の権力者が使っていた名称が、
他国から国名だと認識されていたようです。

その頃、アジアでもっとも繁栄していたのが中国であり、
その中国から「国」として認めてもらうことがステータス、
みたいな時代があり、
中国(唐)の女帝であった則天武后が、
「いいわよ、んじゃあなたのところは国として認めてあげる♡。国の名前は日本ね。」
って言ったことから、国名が日本になったのだそうです。
(もちろん則天武后が考えたわけではなく、日本側が提示した名前です)

漢字で「日本」。
だけど、則天武后は、これをもちろん中国語で発音します。
これをカタカナにすると、
「ツィパング」「ヅェペン」みたいな発音になるんですね。
それを聞いたマルコ・ポーロが、その発音を聞いて、
「Jipang」とか「Japan」と記したのだと思われます。

スペイン語では「J」を「H」のように発音するので、
「ハポン」と呼ばれることもありますね。

子供の頃からずーっとスッキリしなかった、日本=JAPANの理由、
この年になってやっと理解できました。
最初の疑問、ニホンなのか、ニッポンなのか、ということについても、
おそらくはじめは「ニホン」だったのではないかと思うのです。
他国が「JAPAN」と認識していたため、「P」の発音があった方が、きっと覚えてもらいやすかったんでしょうね。
そこで読み方が混在することになったのだと思われます。

はじめは、自分の国の名前をなんでこんなに軽んじるんだろう、
と思っていましたが、
そうではなく、他の国が呼びやすいように呼ばせてあげた結果なんですね。
まぁ、懐が広い、ってことにしておきましょう。

そうなると、ギリシャ神話の神様の名前とか、
日本の神様の名前とか、
もっと調べたくなっちゃうなぁ〜〜
絶対どこかで繋がってると思うのはクリキンディだけでしょうかね?

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受賞できないワイン


巷ではボジョレの話題がひとしきり通り過ぎていきました。
お酒が飲めないクリキンディにとっては、
ふーん…で終わっちゃう話なんですが。

今日はワインについて、ちょっと小耳にはさんだお話を。
世の中にはいろんな食べ物、飲み物などの品評会があるようですが、
ワインの品評会で、ほぼ絶対に受賞できないワインがあるということを聞きました。

いや、まずいわけじゃないんです。
たぶん、すごくおいしいと思われます。
ただ…
審査員曰く、
「毎回試飲する度に味が変わって、安定しない」
という理由で受賞しないらしいのです。

毎回味が変わるってどういうことなんでしょうね?

その答えを言う前に…
「酒は百薬の長」ということばがあります。
ほどほどにしておけば、お酒は身体にいい、という認識がある方も多いと思われます。
でも、飲み過ぎれば肝臓に負担がかかる、という話もよく聞きます。

しかし、本当のところ、どうなんでしょう?
昔のお酒は、自然界にある菌を利用して発酵させたものでした。
発酵食品は、お酒だけじゃなく、味噌、しょうゆ、チーズ、ヨーグルト、漬け物など、たくさんありますね。
発酵食品は、長期保存を可能にし、しかも身体にいい!

発酵は、「生きている菌」が働いてくれるから起こることで、
当然のことながら、日に日に状態も味も変わります。
しかし、それでは商品として流通しにくいため、
発酵を止め、味を一定に保つために、様々な保存料や、添加物が加わります。

問題は、そこ!
それらの保存料や添加物が、ほとんど身体によくないものなんです。
そういうものを分解するために、肝臓ががんばっちゃって弱っちゃうらしいのです。

本来、身体によい食品をとると、すぐに身体の反応が始まります。
たとえば、あるミネラルが必要な時は、それをすごくおいしいと感じます。
ですが、身体が足りてしまうと、さほど欲しいと思わない。
満腹感とは、まったく別な理由です。

これ、ちょっと意識して食事してみてください。
驚くほど身体は正直です。
だから、本当に必要な栄養を、代替品で補おうとすると、
(例えばにんにくが必要な時に、ニンニクフレーバーのポテチを食べるとか)
すごくおいしいと感じるけど、満足できず、いつまでも食べたくなってしまいます。

だいぶ話がそれましたが、
アルコールも同じことなんですよね。
毎回受賞できないワインは、
飲んだ人の身体がすぐに反応するため、
次の一口を飲んだ時に、味が変わっているように感じてしまうらしいのです。

どんなものなのか飲んでみたいですよね〜?
クリキンディはたぶん永遠に未体験ゾーンですけど…

このワインは、
シュタイナーが提唱した「バイオダイナミック農法」で作られたものだそうです。
数は少ないけれど、市場にも時々出るようです。
興味のある方は飲んでみて、感想を教えてくださいね。

☆Bioワインの入門セットなんてのがあるじゃないっすか!

☆こちらはcrossroadという番組でも紹介された大岡弘武さんのワイン。

人気ブログランキングへ←皆さんが審査員です

蚊が刺したい場所

台風18号は、私の住む町の真上を通過していきました。
「台風の目」に入ると、ピーカンに晴れると聞いたので、楽しみにしていたのですが、
残念ながら、すでに「目」の形は崩れていたみたいです。
今回、雨は大量に降ったものの、風の被害がほとんどなく、ほっとひと安心です。
なのに、「ちっ、つまんないの、もっとひどいと思ったのに」なんて言う輩もいて、
おいおい、その集合意識が、次の台風を呼ぶからやめてくれ〜!
と心で叫んだクリキンディです。

すっかり空気が入れ替わって、秋の気配なのですが、
夏の居残り組の「蚊」に刺されてしまいました。
車の中に一匹紛れ込んでいたようで、
左あごと、右鎖骨の中心部分の2箇所。
かゆいし〜〜!

でもね、本当は「蚊」ってイヤなやつじゃないんだなぁ、ということもわかってきました。
よく、「友達と一緒にいるのに、なんで私ばかり刺されるのよ!」なんて聞きますよね。
あと、刺されてもすぐに腫れが引く人と、いつまでもかゆくて腫れが引かない人。

これって、血液型なんかのせいにされてますが、そうではなく、
よくよく観察してみると、
身体の「気・血・水」の滞っている場所を刺されている、ということに気付きます。

洋服を着ている上から刺すのは、蚊も難しいので、
肌が露出している場所だけになりますが、
蚊は、「あまり健康ではない血」を好むようなのです。

そして、よくできたもので、「かゆみ」というものを残していってくれます。
人はその部分をかいたり、叩いたり、爪で十字に跡を付けたりして、
つまり、結果的に「マッサージ効果」があるわけです。

なんとよくできたシステムなんでしょう!

今回私が刺された2箇所も、確かに、滞っているという自覚がある場所でした。
「蚊さん、ありがとう〜!」
と思う気持ちと、
「こんにゃろ〜!」
と思う気持ちが、
天使と悪魔の戦いを繰り広げた後、

パチン!とやっちゃった、悪魔のクリキンディです………

人気ブログランキングへ←蚊の羽音が聞こえるかどうかで年齢がわかっちゃうらしいですね…

七夕と満月のお願いごと

短冊にお願いごとを書いて、笹の葉に下げる、という風習は、
いったいいつからはじまったんでしょうね?

ちょっと調べてみると(こんな時はインターネットサマサマ!)
そもそも7月7日というのは、旧暦の五節句のひとつだそうで、
お盆の行事のひとつとして考えられていたそうです。

 人日(1月7日)
 上巳(3月3日)
 端午(5月5日)
 七夕(7月7日)
 重陽(9月9日)

中国の「乞巧奠(きこうでん)」という行事(詳しく知りたい人は調べてね)とも
どこかで混じったようで、
織姫と牽牛の伝説も、もともとは中国のお話です。
そもそも7月7日とは何の関係もなかった話らしく、
後年(Wikipediaでは南北朝時代と記されています。)結びつけられたもののようです。

笹とか、短冊とか、そういうものが、
一体どこで七夕に合体したのか、さっぱりわかりませんが、
「ご〜し〜き〜のた〜んざく〜」と歌われているように
とりあえず、短冊は5色であるべきらしいです。
この起源は「五行説」から来ているようですが、
もうめっちゃミックスされてますやん、「たなばた」って。

しかも、台湾では、バレンタインデーのように、
恋人に贈り物をする日になっちゃってるし、
北海道の函館では、子供たちが、近所の家々を回ってお菓子をもらう日だそうです。
それ…ハロウィンじゃん…。

ちょっと話は変わりますが、今日は満月でもあります。
「満月のお願いごと」って知ってますか?
満月の日に、お財布を空に向かってふりふりすると、お金が入って来る、
というウワサがいつ頃からか広まって、
私のまわりでもやっている人が増えてきました。

今日友人たちとその話になったのですが、
「お財布は空っぽにしてからふりふりするんだよ!」
「え?たくさんいれておいて、増やして下さい、ってお願いするんでしょ?」
「レシートとか請求書入れておくと、そっちが増えちゃうから、現金だけ入れておくんだよ」
「曇ってて月が見えない時でもいいわけ?」
「いや、見えなきゃダメでしょ」
「ううん、雲に隠れてても効果あるらしいよ」

様々な説が登場しました…。

つまり…

「満月にお財布を振るといいことがあるらしい」
という情報が、こんな短期間に、これほど異説が出るんだから、
「七夕」という行事が、長い歴史の間に変化するなんて、
あったりまえ〜!なわけですよね。

様々な「決まり事」って、実はあとからつけたされたものだったりして、
自分たちに都合のいいように変化していき、
意味がなくなっちゃったものも、あったりするんでしょうね、きっと。

クリキンディが考える、これらのメリットとしては…
超多忙な現代人が、夜空を見上げるきっかけになる!
願い事を言葉にすることで、自分の気持ちを見つめることができる!
ってのがあるのかな、と思います。

さて、月は出てきたかなぁ〜
あ…

雨降ってきたし。
はっ!
洗濯物干しっぱなしじゃん!!

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