私たちの国の名前は、日本。
これ、ニホン?ニッポン?
国の呼び方が曖昧な国って他にもあるんでしょうかね?
これ、20年ぐらい前に流行ったファジーってやつですかね。
まぁ、ここまではいいとしましょう。
それより、なんで日本は「JAPAN」って呼ばれるんでしょう?
まったく「NIHON」にも「NIPPON」にも発音が似てませんけど…。
よく言われるのが、マルコ・ポーロです。
「東方見聞録」っていう旅行記を書いちゃったために、
「黄金の国ジパング」というキャッチコピーがついちゃったわけです。
ですが、マルコ・ポーロが日本にやって来た時に、
日本人が、自分の国のことを「ジャパン」とか言う訳ないですよね。
いったい、誰が「この国の名前はジャパンだよ」って教えたんでしょう?
そこで現在もっとも有力な説となっているのが、中国語説なんですね。
その昔、卑弥呼の時代には、倭国、
その後、大和と呼ばれる時代がありました。
なんとなく、その時代の権力者が使っていた名称が、
他国から国名だと認識されていたようです。
その頃、アジアでもっとも繁栄していたのが中国であり、
その中国から「国」として認めてもらうことがステータス、
みたいな時代があり、
中国(唐)の女帝であった則天武后が、
「いいわよ、んじゃあなたのところは国として認めてあげる♡。国の名前は日本ね。」
って言ったことから、国名が日本になったのだそうです。
(もちろん則天武后が考えたわけではなく、日本側が提示した名前です)
漢字で「日本」。
だけど、則天武后は、これをもちろん中国語で発音します。
これをカタカナにすると、
「ツィパング」「ヅェペン」みたいな発音になるんですね。
それを聞いたマルコ・ポーロが、その発音を聞いて、
「Jipang」とか「Japan」と記したのだと思われます。
スペイン語では「J」を「H」のように発音するので、
「ハポン」と呼ばれることもありますね。
子供の頃からずーっとスッキリしなかった、日本=JAPANの理由、
この年になってやっと理解できました。
最初の疑問、ニホンなのか、ニッポンなのか、ということについても、
おそらくはじめは「ニホン」だったのではないかと思うのです。
他国が「JAPAN」と認識していたため、「P」の発音があった方が、きっと覚えてもらいやすかったんでしょうね。
そこで読み方が混在することになったのだと思われます。
はじめは、自分の国の名前をなんでこんなに軽んじるんだろう、
と思っていましたが、
そうではなく、他の国が呼びやすいように呼ばせてあげた結果なんですね。
まぁ、懐が広い、ってことにしておきましょう。
そうなると、ギリシャ神話の神様の名前とか、
日本の神様の名前とか、
もっと調べたくなっちゃうなぁ〜〜
絶対どこかで繋がってると思うのはクリキンディだけでしょうかね?
「JAPANは中国語だったのね…」への1件のフィードバック