2月11日は「建国記念の日」なんですって。
子供の頃はあまり深く考えずに「ああ、日本ができた記念日なんだねー」って思ってた。
でも、どうやら日本はこの日に建国されたわけじゃないので、
建国されたことを「記念する日」だから建国記念「の」日、ってのが正しいらしい。
って!紛らわしいわ!!
もともとは天皇の即位記念日だった
んじゃいったい日本の建国の日はいつなんだよ?!と思いますよね。
そもそも、建国記念日ってどんな日だろう?と思って、
Wikiで世界の記念日を見てみると…
http://ja.wikipedia.org/wiki/建国記念日
あれれ、ほとんどが「独立記念日」ですね。
「建国」を記念しているのは、オーストリア、サウジアラビア、スイス、スウェーデン、チェコなど、あまりたくさんありません。
そもそも、日本にとって2月11日とはどういう日なのかと言うと、
「神武天皇が即位した日」なんですって。
紀元前660年頃の話ですよ!太陽暦どころか西暦も始まってないYo!
日本の歴史書として信じられている「日本書紀」と「古事記」(合わせて「記紀」って呼ばれますね)の記述から、
「紀元前660年前の旧暦の1月1日に神武天皇が即位した」ということがわかっていて、
その日を記念日にしちゃおう、と考えたのが、明治6年のこと。
記念日の名前は「紀元節」。
つまり、もともとは、「神武天皇の即位日を祝う祭日」だったんですね。
明治6年の旧暦の正月が、太陽暦の2月11日だったので、この後毎年「紀元節」という祝日になったんですって!
明治時代の庶民にとっては、ほとんど旧正月と一緒の感覚になっていたみたいです。
紀元節から建国記念の日へ
これが、第二次世界大戦後にGHQによって記念日から削除されて、
その後、紆余曲折あって昭和41年に「建国記念の日」という、なにがなんだかよくわからない記念日として制定された模様。
へー。
というか、そもそも日本ってどこかから独立した国じゃないってことですよね。
戦国時代には多くの大名が「天下統一」を目標に一生懸命戦ったわけですが、
その頃「日本は独立国である」という認識ってあったんでしょうかね?
島国であったが故に、ひとつの国という印象もありますが、
政府が統一されたのは随分、後世の時代という気もします。
うーん、不思議な国だわ、日本。ニッポン。JAPAN。
てかなんで呼び名が2種類あるの?
ということについて、過去にちょこっと掘り下げた記事もありますので、こちらもどうぞ。