こんな風に考えたら人生は楽しくなる


やっと読み終わりました。
「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」(夢枕獏)

いやぁ、面白かった!
今公開中の映画「空海-KU-KAI-美しき王妃の謎」の原作ですが、
映画中にはほとんど描かれていなかった、空海の天才っぷりを堪能できます。

また、いまだに謎になっている、
「千人もいる修行僧を飛び越えて、なぜ海外からの留学生に、密教のすべてを数ヶ月で与えたのか」
の解釈についても、楊貴妃の伝説を絡めながら迫っていくので、最後はスッキリ感があります。

さて、今日のテーマは空海ではありません。
とはいえ、この本の内容ももちろん関係してくるんですが。


歴史ドラマには策略がつきもの

西暦800年ごろの唐の都、長安が舞台ですので、
その頃の政治の話がいろいろ散りばめられています。
楊貴妃伝説もそのひとつですね。

楊貴妃を好き過ぎるあまりに、政治をおろそかにしちゃった玄宗皇帝と、
その取り巻きの政治家たちが、それぞれ自分の保身のために、
いろいろな策を練り、誰かを陥れたり、やり返されたりするのは、まるでゲームのよう。

でも、このゲームに巻き込まれてたくさんの人が亡くなります。
それは有名な政治家たちだけでなく、その部下である兵士たちも、また一般市民たちも。

こういう話、歴史ドラマにはよくありますよね。
私たちがよく知っている戦国時代の武将たちも同じ。
中国や韓国のドラマを見ていても、
「まぁよくそこまで人の心の隙にうまくつけこんで、騙せるもんなのね〜」
と思いませんか?

いやでも、これは昔の話だし、ドラマや映画だから面白おかしく作ってるんでしょ、
と思ってました。

でも、最近のSNSで流れてくる政治系ネタを見ていたら、
あれ?もしかしてこれって、現在もまったく同じ手が使われ続けてるんじゃないの?
と思えてきました。


マフィアに学ぶ人間関係

ちょっと話は横道にそれますが、
知り合いに勧められて、「グッドフェローズ」という映画を見ました。

アメリカの実在したマフィアのエピソードを映画化したもので、
マフィアと呼ばれている人たちが、どんな考え方で、何を大切にしていているのか、
ということが垣間見える作品です。

正直、私の好みではなかったけれど、
「ああ、今これを見る必要があったのね!」と腑に落ちる作品でした。

彼らは、人が何によって動くのかをよく研究していて、そこから自分たちの利を得る方法を知っています。
でも、とても危なげな橋を渡っているんだなとわかるのが、
「組織で一番大事なのは仲間を売らないこと」というセリフ。
ある意味全員で、口裏を合わせながら組織を支え合っているようにも見えます。


私たちは壮大なドラマの中に生きている

最近SNSのタイムラインでよく流れてくるのが、
政治記者や、重要書類の編纂に関わった人たちの自殺や事故死に関する記録。

もちろんこれらは意図的に、関わりがありそうなものをピックアップしてあるのでしょうから、
100%信じられるとは思っていませんが、
「今でも、同じ手がずっと使われ続けているんだな」
と思うには十分な話だと思いませんか。

誰かが何か目的を持って、影響力のある人に近づき、物事が動くような情報を与え、
不利な状況や証拠を隠滅するために、誰かを脅す、または亡き者にする。
情報を撹乱するために、真実を混ぜた嘘の情報を広めることもあるでしょう。

テレビドラマや映画、小説の題材として、こんなにもたくさん使われている手法なのに、
私たちは自分の現実世界には起こらないと思ってるって、ちょっと不思議ですよね。

でも自分がそういう壮大なストーリーの中の登場人物のひとりなんだと思えば、
ちょっと人生楽しめるかも?
もうね、
そうでも思わないとやってられないよね〜(笑)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。