[本]やってみました!1日1食


ほんとにね、この数年(はっきり言えば311以降なんだけどね笑)いろんなことが加速度的に動いている気がします。
このブログでも何度か話題にしたことのある「食べる」ことについて、
クリキンディは大きなトラウマを持っていたのですが、ようやく雪解けかも…

この「やってみました!1日1食」という本は、福岡出身の船瀬俊介さんの著書。

ネットで講演会の動画を見て、もしかしたらこれならいけるかも?と買ってみたのですが、
なにがいけるのかって?
もちろん、私はダイエットをしているわけではありません。大きな病気を抱えているわけでもなく、すごく長生きしたいと思っているわけでもありません。
放射能のデトックスに効果があればいいなぁ…と思ったのは確かですが。
(放射能については、ほんの数行だけ記述があっただけでした)

かいつまんで内容をお話すると、
1日3食食べる必要はない、というよりも3食、食べることが老化や病気の原因になっている、空腹を感じることで長寿遺伝子のスイッチが入り、人間本来の自己修復機能が回復する、というようなお話です。
小食を実践しているタレントさんの話に始まり、プチ断食の話や、後半には料理のレシピも載っていたりして、とても読みやすくわかりやすく目からうろこが落ちます。

さて、この本にクリキンディが一番何を期待したのか、というと、
毎日、時間通りに起きて、食べて、寝るという生活をしている母親についてでした。
子供の頃に戦争と飢餓を体験しているので、「とにかくなんでもいいからお腹をいっぱいにしなくてはならない」という強い思い込みがあります。

だから、朝寝坊して朝ご飯を食べない、私や息子についてずーっと理解できないようでした。
また、311以降、食材の産地や、添加物、農薬、肥料などが気になり始めた私と、とにかく安いものでお腹いっぱいにしたい母との間で、よくケンカしてました。
「そんなにいいものを食べたいならもっと稼いできなさいよ」って、母ちゃん、それは痛いよ……泣

もともと食が細くて、給食が全部食べられずにいつも昼休みに泣きながらお皿をつついていたクリキンディ、
「食べることは苦痛である」というトラウマになっていました。
ですが、森のトトロや仲間たちに出会ったことで、食べたいものを食べたい時に食べればいいのね、といろんなことがようやくほどけました。
(その詳細についてはまた別の機会に。)

ですが、せっかく気付いたそのことが、なかなか母親に伝わらない。
なぜ伝わらないのかといえば、世の中で正しいとされている、いわゆる常識が大きな壁になっていたわけです。
「私と池上さんとどっちを信じるの?」
「池上さんに決まってるじゃん」
ええ、ええ、新聞やテレビなどのメディア情報を完全に鵜呑みにしているタイプでしたから。

でも、そこを逆手にとれば、
「出版されている本」というだけで、私のネット情報より母には価値がある。
はっきり言えば世間的には無名の船瀬さんですが、母親はあっさり情報を受入れました。

「時間通りにご飯食べなくてもいいんだねー」
「1日3回も食べなくてもいいんだねー」
って本を読んだその日から、さっそく実践。

「だからー1日3回食べようって言い出したのは、トースターを売りたかったエジソンの策略だから!」
という言葉を飲み込んで、
「回数を減らした分、食の質を上げて行こうね」と提案。
長きに渡った母との「食のズレ戦争」はめでたく解消されました。

そもそも、食事の時間を決めるというのは、管理する側の都合です。
何をどれだけ食べたのか、その日どんな活動をしたのか、それによって身体に必要な栄養も量も違えば、消化する時間だって違うわけです。
食べたい量も、食べたいものも、食べたい時間も、本来みんな違って当たり前。
そんな自然の流れに逆らって、管理する側は自分たちが便利なように誘導します。
もちろん、そこにメリットがあるように見せかけることは絶対に忘れません。

最近の「管理する側の大ヒット商品」はなんと言ってもスマホでしょうね。
家畜を完全に管理するためのツールとして最強です。
誰がどこにいるのかGPSで一目瞭然。購買履歴、閲覧履歴から、その人の趣味思考は丸裸。どんな人と繋がっているのかまで把握できちゃいます。
これからもっと小さくなって、身体に埋め込まれる時代が来るかもしれませんね。
だって、あまりにも便利でみんな手放したがらないんですから。

おっと、食べる話だったのに、違う方向に行っちゃったわー、おほほ。


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