人は、生まれる前に、自分の親を選んでいるのだそうです。
え〜?!あんなの親じゃないし!絶対に自分が選ぶわけないじゃん!
そう思いたくなるような家族もありますよね。
というより、むしろそんな家族の方が多かったりして…?
クリキンディもご多分に漏れず、父親のことが嫌いでした。
大正生まれで、天皇陛下のために命をかけて戦争をした経験があり、
家族に迷惑をかけても、自分のわがままを通すような人。
そんな父については、今後このブログでもたびたび登場することになると思われます。
それは、いやでもいろんなことを学ばされるから…orz
「人の生き方」として、私たちは、
「人のためになることをしなさい」
「人の迷惑になってはいけない」
「地球を守ろう」「ゴミを拾おう」「緑を増やそう」
などなど、教えられて生きています。
ある日、父に
「誰かの役に立つことをしたい、とか思わないの?」と聞いたのですが
「うん、思わない」
と即答されました。
えええええ〜?!
それって、人としてどうなのよ……
父曰く、戦争中は
「お国のために」とか
「天皇陛下のために」とか
自分を捨てて一生懸命生きてきたのに、
戦争が終わったら、その基準がもろくも崩れさってしまった。
あとは、自分のために生きるしかないだろう、ということなのだそうです。
ん〜、悔しいけど反論できない〜〜o(≧ロ≦)o
でもね、よくよく考えたら、心のコンパスに従って生きる、というのは
「世間の常識に従って生きる」のではなく
「自分の心に正直に生きる」ということですよね。
それをヤツが一番実践していたなんて…。
「嫌いな人は、自分にとってもっとも大切な教師である」
を実感せざるを得ないクリキンディでしたっ。