それは地震の3日前、
夕方から、なんとなくお腹の調子が悪く、
寝ていても寒く、眠りも浅い。
朝になっても、脇腹が痛かったり、関節が痛かったりして、
起きる気になれないまま、うつらうつらしていたら、
お昼前に、地震が来た。震度4。
それまで、すこぶる身体の調子がよかったのに、
なぜか、突然具合が悪くなった理由は、
この地震のせいだったのか…
いつの間に私は地震が予知できるようになっちゃったの?
なんて冗談めかして家族に話していた水曜日。
小さい余震が何度かあり、
食欲もなく、あまりにダルいので、早く寝てしまった。
木曜は朝から12時間に渡って仕事の予定が詰まっていた。
なんとかこなしたものの、
もう身体中がダルくてしょうがない。
いつも行っている揉みやさんに電話してみると、
「もしかしたら、もっと大きな地震が来る前兆で具合悪いのかもよ、
店長も、腕がダルくて仕方ないし、食欲もない」
と言われた。
息子にメールした。
「大きい地震がまだ来るかもしれないから、水とか電池とか準備しておいた方がいいかも」
後で聞いた話。
家にいた息子が、私からのメールを祖母(私の母)に見せたら、
鼻で笑われて終了になったらしい。
そして、明けて金曜日、
昨日までのダルさ、内臓のうずきのようなものがなくなっている。
もう大丈夫かな、地震は来ないんじゃないかな。
そう思い始めた。
ただ、首から肩にかけて、重たい空気がまとわりついているような不快感が残っていた。
遅い昼食を食べに外出して、
仕事場であるマンションの8Fに戻った途端、
大きな揺れがやってきた。
はじめは、倒れそうなものを支えていたが、
終わらないどころか、さらに強くなった揺れに、
モノを守ってる場合じゃないと思い、
ベランダの窓を開けて、テーブルの下に隠れる。
目の前で、いろんなものが倒れていく、
すべての扉が開いて、食器や書類、冷蔵庫のものが飛び出していく。
大きな揺れが収まった後も、
何度も何度も余震が続く。
あらゆるものが倒れて散乱、足の踏み場もなくなった事務所で、
社長とふたりで、呆然としてソファに座り込んだまま、
しばらく何もできずにいた。
「大丈夫、私の首と肩がスッキリしているから、
もう大きな地震は来ないと思う。」
ってやけに冷静に告げている自分がいた。
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これが、311地震のクリキンディの状況でした。
もちろん、今まで、地震を予知したことなんかありません。
しかし、今回の地震は、
本州が何メートルも動くくらいですから、
きっとプレートのひずみも大きかったでしょうし、
地磁気のようなものが、相当出ていたんじゃないでしょうか。
この経験から、皆さんに伝えたいことは、たったひとつです。
自分の身体は、ちゃんといろんなことを感じることができるんです。
あまりにも、まわりからの情報や雑音が大きくて、
感じにくくなっているだけなんだと思います。
月の重力や、
空気の質、
そんなものを、ちゃんと感じていれば、
もっともっといろんなことがわかるんじゃないかと思います。
もっと自分の身体が発する声に耳を傾けてみませんか?
このブログでは、Compass of my heart、
つまり自分の直感を大切にしようということを伝えたいと思ってきましたが、
身体も同様なんですね。
ブログタイトル、変えるべきかしら?
Compass of my heart and body
なんてね?