クリキンディの上司に、とても素敵な女性がいまして、
おしゃれで、センスがよくて、とても丁寧に仕事をされます。
彼女のデスクには、ちょっと古めの小型ノートパソコンがあり、
それを借りて作業しなくてはならない時には、
ものすごく処理速度が遅くて、かなりイライラします。
そろそろ買い替えた方がいいんじゃない?
これ使っているだけで、仕事の効率悪くなりますよ〜
っていつも言ってるんですが、なかなか買い替えようとしません。
話は変わりますが、
クリキンディ、ここ数ヶ月、車を買い替えようと思っていろいろ調べています。
ネットで検索し、中古車やさん、ディーラー、県外までも、
何度か足を運んでいるのですが、どうも決め手に欠けるんですね。
例えば、すごくルックスが好きだけど、高価過ぎるとか、
すごく便利なんだけど、立体駐車場に入らないとか、
まぁまぁ条件を満たしているんだけど、ひとつ気に入らないところがあるとか、
「よし、もうこれに決定しよう!」と思ってショップに行くんだけど、
些細なことが気になって、結局買わない、
という状態が続いているんです。
こういうのって、恋愛や結婚と似ているのかも、と思いませんか?
すごく好き!と思ったら、少々気に入らない部分があっても我慢出来ますが、
そんなに好きってわけでもないけど、
まぁ条件を満たしているし、私のことを好きと言ってくれるからつき合ってる、
なんて場合、ちょっとした問題が起こると別れに向かってしまう。
クリキンディが、なんだかんだ理由をつけて車を買わないのは、
その車に惚れていないからなんですよね。
つまり、すごく好き!と思える車がない。
(あ、最近恋愛できない理由もこれっすね…)
冒頭に紹介した女性がパソコンを買わないのも同じ理由です。
人が何かに惚れ込むポイントは本当に様々ですが、
現在の世の中は、多数決というシステムが幅をきかせているので、
なるべくたくさんの人が惚れてくれそうな商品しか流通しません。
そのために、企業は
「ほらこんなに素敵でしょう?惚れちゃうでしょう?」
と勘違いさせるための努力も惜しみません。
わかりやすいところでCMはもちろん、
ドラマや映画でさりげなく「かっこいい演出」を伴ってイメージアップするとか、
逆に、悪いイメージを先行させていくとか、
洗脳のパターンも様々です。
自分が本当に好きなもの、本当に欲しいもの、
それすらもうわからなくなっているんですね〜。
その延長で、自分がこの人生で何をやりたいと思っているのか、
それもわからなくなっちゃってる人、多いですよね。
今、自分が「好き」とか「欲しい」と思っているもの、
それが本当に心からの欲求なのか、
それとも、世間の洗脳で作られた欲求なのか、
よ〜く考えてみませんか?