知り合いからたくさんの枇杷を頂きました。
売っているものと比べれば形も不揃いだし、見た目はおいしそうに見えないんですが、
農薬も肥料も何も使っていない枇杷は、本当においしい!
身体が拒否しない味ってこういうことなんだなぁ…。
ですが、これをおいしいと思うのは人間だけではないわけで、
つるっと皮を剥いて食べようとしたら、
目の端に何か動くものが………
5mmくらいの小さな小さな幼虫がクネクネしているのを発見。
んー
あるよね、そりゃ。無農薬だしね。
とりあえず、その枇杷は虫さんにお譲りすることにしました。
そこで、数日前に見かけた記事のことを思い出しまして。
こちらがその記事。
http://www.gizmodo.jp/2014/05/1_174.html
つまり目には見えなくても、
ほんの一滴の雫の中に、こんなにもたくさんの命が生きている、
という顕微鏡写真だったわけですが、
これを見て、ぎゃー!海の水飲んじゃったことあるよー!(T^T)
と思った人も多いのではないでしょうか。
でもね、ちょっとぐらい飲んじゃったからって、
別にお腹壊したりしなかったし、気持ち悪くなったりもしなかった人が圧倒的に多いと思います。
海を泳いでいるお魚さんたちは、
エラからこの水を吸い込んで生きているわけです。
たくさんの微生物とともに。
そこで、ふと思ったんですが、
空気中にも、様々なものが漂っているはずです。
目に見えなくても、花粉や黄砂、PM2.5に放射性物質、カビ、ウイルスなど、
たぶんうじゃうじゃ混じってるんです。
というか、そもそも窒素とか酸素とか二酸化炭素とか、水蒸気とか、
原子レベルで考えればいろんなものが漂っているわけです。
それらを人間は呼吸という形で取り入れているわけで、
ある企業の算定によれば、人は一日平均14,400リットルの空気を吸っているそうです。
その中に、いろんなものが混じっているんでしょうねー。
なんでしょう、それで地球は回っているんだろうな…って考えると、
混じりけのない水や空気って、とても不自然なものであり、
それだけで生きようとすると、生き物は弱ってしまうんじゃないかなと思うんです。
ビルの中で、紫外線と栄養の含まれた水で作られた野菜とか、
すでにスーパーでも見かけることがありますが、
なんだか弱々しくて栄養がなさそうな、生命力が弱そうな感じを受けました。
最初の話に戻りますと、
枇杷の実に虫さんがいたこと、
こういうことをとても嫌がる気持ちはもちろんわかりますが、
それを解決しようとして、人間はとても多くのものを犠牲にしてしまったんじゃないかな、
と思った出来事でした。
あ、だからといって、
PM2.5や放射性物質が空気中にあった方がいいとはまったく思いませんよ!
もともと自然界に存在するものとはすでに違うものになっていますから。