「いじめはよくないこと」だなんて、みんなわかっています。
なのに、なぜなくならないんでしょう?
クリキンディがとても嫌いなテレビのプログラムがあります。
それは、特にバラエティとよばれる系統の番組に多いのですが、
いわゆるお笑い系の芸人さんたちが、コメンテーターとして、ひな壇で語るようなもの。
プログラムの内容について、様々な感想を語るだけならいいのですが、
ある芸人さんをターゲットにして、「いじる」ことがよく行われます。
例えば最近クリキンディが見た(見てるのかよ!って突っ込みはナシで…)ものでは、
無名の若い女性タレントさんと、ちょっと年上の女性タレントさんに、
〇〇はどうでしたか?という感想を求めます。
そして、そのコメントの内容の善し悪しに関係なく、
若い女性タレントを持ち上げて、年上のタレントをこき下ろすという手法。
また、名人芸を披露するような番組で、
芸人さんがその技に無謀なチャレンジをするというもの。
もちろんできるわけもなく、大きな危険を伴うのに、
他の芸人さんたちが「お前ならできる!」とあおり立て、
それをやらないと場が白けてしまう、というような演出。
よく見ますよね、こういう番組。
だから、見てるのかよ!って突っ込みは…(ry
芸人さんたちは、笑いをとるのが職業ですから、
「いじられてナンボ」みたいなところがあるのはわかりますが、
これを、そのまま子供たちが真似していると思いませんか?
子供だけではなく、大人だって似たようなものです。
「みんなの場を盛り上げるために、いじるヤツはちゃんと選んでるんだよ」
とリーダーは思っているかもしれません。
いじられキャラを演じる側に立った人の中には、
それを「いじめ」と感じている人も多いと思います。
正直に言えば、クリキンディだって、現実社会で、
同じようなことをやってしまっています。
いじる側に立つ時もあれば、いじられる側に立つ事も。
それが潤滑剤となる時もあれば、信頼関係が失われることもあります。
ものすごく、紙一重な感じがしませんか?
「いじめ」に関しては、もちろんこれだけが原因なのではなく、
様々な原因があります。
性格的なものから、家庭環境、学校の環境問題、
もしかしたら前世にまで遡ってしまうような原因もあるかもしれません。
その解決法も一筋縄ではいきませんが、
そのもつれた縄を作る一端を、テレビが担っている可能性もあるんじゃないかなぁ。
こんなこと考えているのは、クリキンディだけなんでしょうかね〜?