職場の女性が、脳内出血で緊急手術をすることになった、
というニュースが入ってきました。
まぁ、若い方ではありませんが、普通に元気で健康な方だという認識があったのでびっくり。
幸い手術はうまく行き、無事に意識も戻り、身体の麻痺なども残らなさそうだということで、
みんなひと安心。
さて、これはBAD NEWSなんでしょうか。
クリキンディは、最近よくわからなくなってしまっています。
病気になることや、事故に遭うこと、
失恋すること、試験に落ちること、
試合に負けること、
泥棒に入られること、
失業すること、
ギャンブルや株で大損すること、etc…
これらは、みんな「不幸な出来事」だと思っていました。
だから、こういう状況にはなりたくないし、
そうなってしまった人はとても可哀想で、同情すべきだと。
ですが…
「あかね雲」というブログをご存知でしょうか。
クリキンディも参加している、
「哲学・思想ブログランキング」の上位に入っています。
「あかね雲」のブロガーさんは、ヒーラーであり、普通の人には見えない方々とも交流のある方です。
その方が、今年の6月に骨折されたのですが、
ブログの中では、
「事故に遭う数日前から、自分が救急車に乗って運ばれているビジョンを見ていた」
と書かれています。
それなら、なぜそうならないように回避しないのか、と
さんざん回りの方から言われたそうです。
クリキンディも正直そう思いました。
しかし、ご本人は、「必要があったからそうなった」とおっしゃっています。
確かに、骨折したからこその出会いもあったようですし、
後から考えれば、それでよかった、と思えるような気もしてきます。
クリキンディは、過去に二度、進路変更を余儀なくされました。
その2回とも、自分が進学しようとしていた学校を受験する直前に、
父親が仕事をやめてしまい(どちらも会社都合ではなく、父親の意思で)
お金のかかる学校へは行けないと言われて、泣く泣く諦めたのでした。
しかし、そのおかげで、今のクリキンディがあります。
比較のしようがありませんが、変更したその道は、
クリキンディにとって決して不幸な選択ではありませんでした。
話が広がり過ぎちゃいましたが、
つまり、
「不幸な出来事」なんてないんじゃないのかな、と。
すべては、水が下流に流れるように、自然に従って起こっているだけであり、
それをポジティブにとらえるのか、ネガティブにとらえるのか、
それは、個人の自由なんだと思うのです。
正直、病気も怪我も、失恋も負けも、
みんな「痛い」です。
なるべくなら経験したくないです。
ですが、足ツボマッサージは「痛い!」のに、
みんなお金払って受けに行きますよね!
それは、痛みの後に、身体が楽になることを知っているからです。
痛い=不幸なこと、そんな風に漠然と思い込んでいましたが、
長い目で見れば、決してそんなことはないんだなぁと思うのです。
それなら、出来事をポジティブにとらえた方が、
少しでも楽に乗り越えられると思いませんか。
ですが、その「痛い」渦中にある人に対して、
まわりは思いやりを持って接してあげるべきだとも思います。
マッサージ受けてる人に「今は痛いけど、後で楽になるからね〜」と言うことはできても、
脳内出血した方に、「今は辛いけど、後できっといいことあるよ」とは、とても言えませんよね。
その痛みが、少しでも軽く済むように、早く過ぎるように、祈りたいと思います。