佐賀県に武雄温泉(たけおおんせん)というところがあります。
1300年以上前からあるという歴史のある温泉で、
豊臣秀吉も朝鮮出兵の折に利用したんですって!
ここのランドマークとして有名なのが、↑の楼門です。
佐賀県出身の辰野金吾氏が設計して大正4年に建てられました。
クリキンディは知りませんでしたが、この方は建築界ではとても有名な方のようで、
東京駅の設計をした人なのだそうです。
お風呂は何ヶ所もあって、それぞれ雰囲気も入湯料も違います。
まだ元湯と鷺乃湯の2ヶ所しか入っていませんが、どちらも風情があってとてもいいお風呂でした!
今日ご紹介するのは、武雄温泉からほど近い場所にある
「御船山楽園(みふねやまらくえん)」です。
江戸時代の藩主鍋島氏が作らせた庭園で、
周辺の自然と溶け込むように設計されたとても美しい庭園……らしいです。
というのも、今回訪れたのは夜間の特別企画だったもので、
正直暗くて全体像がよくつかめませんでした!今度明るい時にも来てみようと思います。
この竹灯り、昨年は3000本だったらしいのですが、
今年は5000本に増やされているらしく、
竹の中にろうそくを立てて、風流に並べてある風景は本当に幻想的です!
携帯で写真をとっているものので、なかなか美しさが伝わりにくくてすみません…。
池に移るライトアップの雰囲気は、
松島の円通院のライトアップを思い出させます。
一緒に行った母に、後から携帯の写真を見せたら、
「あー、全然ダメだね。やっぱり本物の雰囲気は写真じゃ伝わらないね。
やっぱり自分の足で訪ねて、自分の目で見ないとね」
ってがっつりダメ出し頂きました。
そうなんですよ!
「百聞は一見に如かず」という言葉もありますが、
360度、立体の中に一度立ってしまえば、
そのごく一部を切り取った写真の見えない部分まで思い出せますが、
その場を体験していない人にとっては、ほんの切り取られた一部しか伝わらない。
もちろん写真よりも動画の方が数倍多くの情報が伝わるけれど、
空気感だったり音だったり匂いだったり、
五感、もしくは第六感まで使って感じるものの、何百分の一の情報でしかないんですよね。
テレビや映画でも感動できるけど、あくまでも二次元でしかないんです。
(3Dの技術はもちろんとても進んでいますがやっぱり映像でしかないですよね)
この納涼竹あかりは8月いっぱいまで開催されているそうです。
機会があればぜひ訪ねてみてくださいね。
もちろん武雄温泉とセットで!
あ、ちなみに…
庭園内は竹あかりの雰囲気を味わうために、とても暗くしてあります。
若い人は大丈夫でしょうけれど、
うちの母のようなお年寄りには足元がまったく見えなくて、何度も転びそうになってしまいますので、
暗さに弱い方は小さな懐中電灯を持っていくといいかもしれません。
今回はスマホの懐中電灯機能が大活躍でした!
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