一泊二日の行き当たりばっ旅、最後は天草で見つけた世界遺産です。
ご興味があればひとつ前の記事からどうぞ。
小さな世界遺産
天草四郎メモリアルホールを後にして、海沿いを走っていると、きれいな三角形の山を発見。
あらこんなところにピラミッド?と思い、もっと近付いて写真を撮ろうとパーキングに車を停めてみてびっくり。
ここは明治時代に綿密に計画、設計されて作られた人口の港なんですって。
古いおもむきのある建物がいくつか残っていて、それぞれカフェなどに利用されています。
石造りの堤防は基礎からしっかり作ってあって美しい〜!コンクリートじゃこんな風情は出せないよねー。
いやね、確かに素敵な場所だと思うけど、他の世界遺産と比較すると規模も小さいし、全然有名じゃないし、なぜここが?という気分になっちゃいます…
日本の世界遺産
今まで登録されている日本の世界遺産ってどんなものがあったけ?と調べてみると…
- 知床 – (北海道)
- 白神山地 – (青森、秋田)
- 平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群 – (岩手)
- 日光の社寺 – (栃木)
- 富岡製糸場と絹産業遺産群 – (群馬)
- 小笠原諸島 – (東京)
- 富士山-信仰の対象と芸術の源泉 – (静岡、山梨)
- 白川郷・五箇山の合掌造り集落 – (岐阜、富山)
- 古都京都の文化財 – (京都)
- 古都奈良の文化財 – (奈良)
- 法隆寺地域の仏教建造物 – (奈良)
- 紀伊山地の霊場と参詣道(通称:熊野古道) – (和歌山、奈良、三重)
- 姫路城 – (兵庫)
- 石見銀山遺跡とその文化的景観 – (島根)
- 原爆ドーム – (広島)
- 厳島神社(宮島) – (広島)
- 屋久島 – (鹿児島)
- 琉球王国のグスク及び関連遺産群 – (沖縄)
- 明治日本の産業革命遺産 – (山口、福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、岩手、静岡)
うんうん、ここまでは納得。行ったことあるところもいくつかあるし。
で、今年の7月に新たに世界遺産登録されたのが…
なんですってよ、奥さん!
クリキンディがたまたま訪れたのが、天草にある三角西(旧)港 だったわけです。
ていうか、範囲広過ぎ!!
しかも、八県に8ヶ所じゃなくて、23ヶ所!めっちゃ点在してます。
というか、これをひとつの世界遺産として登録するって、なんという力技なんでしょう。
富士山は登録を消されちゃうかも?
そもそも、世界遺産システムが生まれた経緯って、ほっておいたら消えてしまうであろう人類の歴史を保護して未来へ残そう、という活動だったはず。
でも登録されるや、観光客が押し寄せて金になる〜!
ということがわかっちゃったので、各地で一生懸命誘致してるわけですよね。
確か、富士山は、はじめは自然遺産として申請していたんだけど、あまりに汚れ過ぎていて基準に満たず、
近辺のもろもろを併せて文化遺産として登録されたはず。
しかも、宿題(期限付きで改善を求められている)もあって、下手すると取り消されちゃうんですって。
ちなみに、三角西(旧)港 は「さんかく」じゃなく「みすみ」と読むそうです。
クリキンディがはじめに気になったピラミッドと何か関係があるのかと思いきや、そうではなく、
明治天皇がこの地を訪れた時に「みかど」と呼ばれるようになり、それが「三角」となって、読み方が「みすみ」に変わったんですって。ほんとかなぁ…
ピラミッドを反対側から見た写真を見ながら今回の旅ログ終了!
今回も思いがけずいろいろ発見があって楽しかった〜!
仕事の合間に立ち寄った書店で思わず買ってしまった!次はどこへ行こうかなぁ〜
「行き当たりばっ旅「島原〜天草」その3」への2件のフィードバック