「キレイな髪だね〜!」
って言ったら、
「え〜、そんなことないよ、結構痛んでるし、ほら」
って言われた。
「素敵なおうちですね」
って言ったら、
「いやいや、ローンがまだ○十年残ってて大変ですよ」
って言われた。
「うわぁ、かわいい洋服だね」
って言ったら、
「あ〜、これ安物なのよ」
って言われた。
「すごい!歌上手だね〜!」
って言ったら、
「え〜?自分の声、嫌いなんですよ〜」
って言われた。
日本人って、ほめられることに慣れていないから、
素直に「ありがとう」って言う習慣がないですよね。
それに、謙遜は美徳、みたいな考え方があるから、
何か「自分にとってはマイナス要因です」みたいな返し方をしますよね〜。
ありがとう、キレイな髪を持っていてしあわせよ!
ありがとう、素敵な家に住めてしあわせだよ!
ありがとう、かわいい洋服が着られてしあわせ〜!
ありがとう、いろんな歌が歌えてしあわせ!
そう言ってくれたら、ほめる方もうれしいと思いませんか?
だってさ…
「○○がすごく上手だね」ってほめているのに、
「いや、そんなことないし…」って返すのは、
「上手じゃない」って言ってるのと一緒でしょう?
つまり、
「上手だね」って言ってくれている人に対して、
「あなたは間違っています」って
否定してるのと同じになっちゃいませんか?
まぁ、クリキンディも、日本人ですから、
ついついやっちゃいますが……
そろそろ、
「ありがとう、私はしあわせです」
って返してもいい時代になってきたんじゃないのかなぁ?