ミモザの咲き乱れる頃 その3


ようやく、自分と父との前世の繋がりのひとつが見えてきて、
そりゃ、うまくいくわけないべ…と納得したところまでが前回の記事でした。
しかし、なんとなくスッキリしない部分が残っています。

はじめていらっしゃった方は、こちらからお読み下さい。
<ミモザの咲き乱れる頃 その1>
<ミモザの咲き乱れる頃 その2>

新婚間もないクリキンディが、新妻を奪われ、群衆と共に息絶えた、
その原因を作ったのが、現在の父親の前世である「ドイツ兵」だったとわかり、
父を好きになれない理由はわかりました。
しかし、ドイツ兵は、無差別に攻撃していたと思われ、
当時のクリキンディは、兵士に直接殺されたわけでもないため、
なんとなく、そんなに恨みを残していないんだなぁ、というのも感じました。

しかし、そこで、愛する夫を殺されて、ドイツ兵に連れ去られた母は
どんな気持ちでその後の人生を歩んだのでしょう?

クリキンディは、再びセルフヒプノセラピーを試みました。
すると、同じ場所、ドイツ兵に襲われる少し前の日付に戻っているようです。
若い男性であるクリキンディは、夜中に屋根裏の小さな天窓から外へ出ようとしています。
屋根からそーっと道路に降りたクリキンディ、
夜道をひとりで散歩しているようです。
一体どこへ、何の目的で歩いているのかさっぱりわかりません。

そこへ、ドーンと、男性の顔がアップになりました。
東洋人のようですが、こんな人知りません!
誰だよ〜、私の前世になんか関係あるわけ?

おそらく深い関わりはなかったと思われますが、
その男性がどうやら「見張り番」であることがわかってきました。
その入り口を地下に降りていくと、
なにやらにぎやかな音が聞こえてきます。

ダ…ダンスホールです。

新婚のクリキンディ、
あろうことか、新妻をほっぽり出して、
ひとりでダンスホールへ夜な夜な繰り出していたようなのです。
この時、浮気はしていなかったようですが、
地味な仕立て屋(もしくは洗濯屋?)の仕事が面白くなく、
踊ることで発散していたようです。

ああ…orz

本当の被害者は、私の母の前世である「新妻」でした。
ほんと、すみませんでしたっっっ!!

ここからは、ヒプノセラピーではうまくイメージできなかったため、
私の勝手な想像ですが…
おそらく、遊んでばかりの若い夫に、妻は嫌気がさしていたのだろうと思います。
そんな折、ドイツ兵につかまり、殺されると思いきや、
命を救ってもらい、思いがけず愛してもらうことになったのではないかと思うのです。

なんとなく、ですが、
今の両親を見ていると、深い愛で結ばれたカップルという感じではなく、
父が一方的に求愛、母は情がわいてきて、一緒にいてあげている、という感じなのです。

ミモザの咲き乱れる頃にはじまったこのお話、
どこまでが本当なのかクリキンディにもわかりません。
もしかしたら、私が都合のいいように勝手にイメージを作り出しているのかもしれません。

ん〜、
だとしたら、私の想像力ってすごい?!!

何にしろ、自分の中ではかなりスッキリしていて、
ちょっと前までは、自分のことを責め続けていたのに、
今では、前に進める気がしています。
今回も長いお話にお付き合い頂きありがとうございました!

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