[TV]世の中の不正にあなたは立ち向かいますか?それとも長いものに巻かれますか?


ちょっと遠くに、「あまり楽しそうに見えない風景」を確認したら、
そこを避けて通りたくなりますよね〜。
だけど、必要ならば、どうしたって避けては通れないんだなぁ〜。

いやまぁ、今日の話はそんなに大げさな話でもないんですが……

クリキンディの使っているテレビ用のHDDには、
「おまかせ録画」という便利な機能がついています。
あらかじめキーワードを登録しておけば、
勝手に番組をサーチして録画しておいてくれるというものです。

そして我が家のHDDに登録されているキーワードのひとつが、
「アンビリバボー」
なのですが、これがなんともうまく機能せず、
録画できたりできなかったり。
なぜか最新の放送は録画せず、再放送のものばかりを勝手に録画してくれます。

しかしここ半年ほど、まったく録画せず、
キーワード登録したことすら忘れていました。

それが、今日帰宅してHDDをチェックしたら、
なぜか今日の最新のOAを勝手に録画しているじゃないですか!
再放送ではないこの番組を勝手に録画したのは、
たぶんこの機械を買って以来、はじめてのことです。w

今日のネタは「二俣事件の真実」とわかっていたので、
「殺人事件とか見たくないし〜」と思って、録画予約からわざわざはずしていたのに!

ええええ〜〜
この番組見た方がいいってことなのかぁ〜〜?

まぁだいたい、こういう場合、
守護系の誰かの差し金ということが多いので、
仕方なく見始めました。

殺人事件の再現番組ですので、
内容は暗いし、血しぶきは飛び散ってるし、
「あああ、だからこういうの見たくないんだってばぁ〜!」
と思いながら我慢して見ていたのですが、
話が進むにつれて、だんだん意図することがわかってきました。

「二俣事件」についてご存知ない方も多いと思われますので、
放送内容を簡単に説明しますね。

********
ある町で起こった殺人事件について、
最初に捜査に入った刑事には、犯人の目星がついていたにも関わらず、
なぜか、後に捜査に加わった国家警察から、
まったく違う人を「犯人と断定した。現在証拠がないので証拠を探せ。」と、
わけのわからない捜査を命じられる。
犯人側から国家警察へ裏金が渡されたという情報もあり、
まったく関係のない人を「拷問による自白ねつ造」して死刑判決させたことがわかってくる。

最初に捜査した刑事は、関係のない人のえん罪をはらすことと、
真犯人の逮捕を目的に、新聞社に内部告発記事を掲載するが、
執拗な国家警察の嫌がらせにより、
職を失い、家を放火され、精神病扱いされ、
本人はもとより家族も大変辛い思いをさせられた。
事件から60年後に、事件の詳細を、自費出版という形で世に出した彼の手記により、
多くのことが明るみに出たが、
真犯人は逮捕されず、元刑事の名誉挽回までは至らなかった。
(もっと詳しい内容を知りたい方は、アンビリバボーのHPをどうぞ!)
********

番組を見た人、出演していたコメンテーター、
全員が大きな怒りを感じたと思います。
「警察」という、市民が一番信頼しているはずの大きな組織が、
その立場を利用して、殺人犯を匿い、まったく関係のない人を死刑にし、
正しい捜査をしようとしている刑事の人生をめちゃめちゃにするなんて。

60年前の話でしょ?
と思いたいですよね〜。
本当に、今ではこのようなことは起きていないと言い切れるでしょうか?

組織ぐるみで、情報を操作して、裏金を動かして、
正義を持って生きている人を葬り、
ごくごく一部の人間が、利益を貪る。

今現在も、同じことが行われているように感じているのはクリキンディだけでしょうか?
原子力ムラとか、政治の裏金とか、911事件とか、イル○ナティとか………

世の中、いい人ばかりではありません。
正義が必ず勝つわけでもありません。

この刑事のように、自分の良心の向く方向へ、正義を貫こうとして、
大変不幸な目に遭う人は、きっともっとたくさんいるんだと思います。

では、「それが正義でないとわかっていても、自分の身を守るために長いものに巻かれる」
という人生はどうなんでしょうね?
一見、小利口に生き残っていけるようにも思えますが、
クリキンディにはとてもできません。

この事件に比べたら、はるかに小さな話ですが、
ちょうど一年半ほど前、
自分の正義を貫いたがために、
アーリマン王子から職場を追われてしまったのは私です。

確かに収入は減ったし、いろいろ辛いこともありましたが、
うん、あれでよかったなぁ、と思っています。

ただね、
「みんな自分の正義を貫こうよ!」と言うつもりもないんです。

生まれる前に、自分の人生を設計してくると言われますが、
「今度の人生は向かい風にあっても正義を貫くぞ」
って思って生まれてくる人もいれば、
「自分の正義のために、楽しい人生を棒に振るなんてことはしないぞ」
と思って生まれてくる人もいると思うんです。

どちらにしても、自分の心のコンパスに従うことしかできません。
コンパスの指していない方向に歩むことこそ、
もっとも辛い人生のような気がしませんか?

クリキンディにとっては、
「私はお金や名誉より、自分の正義を貫きたいタイプ」
ということをあらためて認識させられた事件でした。

あなたはどちらのタイプでしょう?

←気が進まなくても押してみたらきっとそこに学びがあるはず。


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