庭の蜘蛛の巣はすぐに取り払う方がいいのかな

庭に蜘蛛が大きな巣を作っています。
それはそれは見事な放射状です。
今日見たらとても大きなお腹をしていました。
こりゃ卵持ってるなぁ、と思って見ていたら、
「増殖する前に早く駆除しないとね」
と息子の彼女がつぶやきました。

それと同時に、
「なんで?」
とクリキンディと息子が聞いてしまいました。

さて、
あなたはお腹の大きな蜘蛛を見た時に、
駆除するのが当たり前と思いますか?
それとも、残しておくのが当たり前と思いますか?

皆さんのご意見を聞いてから続きを書いてみようと思います。

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いろんな考えに触れられます。

一緒に逃げようよ

暑いです。
世界各地で異常な高温や降水量の記録が毎日塗り替えられています。

クリキンディの住まいの近くには、あまり高くない手つかずの山林がまだ結構残っています。
遠目に山を眺めていると、まるで紅葉か?と思うような、
茶色に変色して立ち枯れしている木(特に松が多いかも?)が目立ちます。
春先からずっと気になっていたので、この暑さのせいだけではないと思われます。
その立ち枯れ木の割合は、1割まではいかないけれど……
という感じなのです。
つまり、かなり多い。
山林を管理している人はこの状況をどのように感じているのでしょうね?

クリキンディ、この秋に、東北を出ることを決めました。
なぜ今頃?と言われそうですが、
もちろんずっとずっと考えていたことです。

ですが、住宅を無くした人、放射能の避難区域にいる人以外に、
手を差し伸べてくれる自治体はありませんでした。
子供は大人より何倍も放射能の影響を受ける、という理由で、
母子疎開を勧める民間の団体や個人はありましたが、
成人して、家も仕事もある人は、疎開を口にできるような雰囲気ではありませんでした。

新聞とテレビの情報で生きている母親には
「放射能なんて気持ちの問題、あんたがくよくよしてるから調子が悪くなるのよ」
と言われ続け、
職場で体調の悪い友人に「放射能の影響かもよ?」と言えば、
「え?放射能で病気になるのは子供だけでしょ?」
「もう福島は収束してるんでしょ?」
と返され、
陰では「クリキンディは放射脳だから…」とレッテルを張られ…。

もう放射能の話題を口にすることすら憚られるような生活でした。

それでも、クリキンディ、実は少し期待していました。
放射能の危険性について、もっとみんなが知れば、
きっと全国の原発は止まる、廃炉にするために、みんなが協力してくれる、
福島の事故処理も早く進むはず…と。

ですが、まるで反対方向へ進んでいきました。
福島から出る放射能は減るどころか増え続け、
国は放射能ガレキやベクレた農作物を全国にバラまき続け、
あげくの果てに、地震や津波の危険性を把握しながら、強引に再稼働を進める。

これはどうやら、破滅の方向に向かうしかなさそうだ…
そう諦めるまでに、こんなに時間がかかってしまいました。

この間、あちこちに旅をしました。
九州、伊豆〜箱根、山梨、アメリカ西海岸、ブルネイ。
震災一年後に熊本を訪れた時は、着いた初日から、身体がどんどん楽になるのを感じました。
しかし、震災2年後に訪れたブルネイでは、体調の変化までに3〜4日かかったのです。
蓄積しているんだなぁ、長くここにいればその分、体調は悪化するんだなぁ…
そう確信しました。

だから、今からでも遅くない、一日でも早くここを出よう、
そう決めました。

「逃げるの?この町を復興させようと思わないの?」

そんな声もありました。
もし、
あなたの隣の家が火事になったら、安全な場所に逃げますよね?
復興するのは、完全に鎮火してからすることです。

そこでおさまる気配のない火事をさらにあおっている人がいるのに、
その場にとどまりたいですか?

「これは火事なんかじゃないよ〜、煙?気のせい気のせい、
安全だから逃げなくていいよ〜」

火事を遠くからあおっている人のそんな見え透いた言葉を、なぜみんな信じるのでしょう?
私にはわかりません。

なかには火事に薄々気付いていて、
「でも、日本全国どこに逃げたって無駄でしょ?
同じ死ぬなら慣れ親しんだこの町で、親しい人と一緒にいたいから。」
という人もいます。

それなら気持ちはわかります。
でも、火事に気付いているのなら、せめて気付いていない人に「火事だよ」と教えてあげて欲しい。
そうすれば対策も覚悟も生まれます。

だから、たぶんこの地を離れても、
クリキンディはずっとさえずり続けると思います。
火事だよ、火事だよ、って。
ここに、大切な友人たちが残っているから。

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ひとりでも多くの人に伝わりますように。

偶然じゃなくて必然だから小さなミラクル

たぶん出会いは20年ぐらい前にさかのぼります。
まだ彼が高校生の時、
それからそんなにしょっちゅう会ったりはしないけど、
なんとなくずっと縁がある弟のような存在、Jくん。
今はとてもおいしいラーメンやさんで働いているので時々食べに行きます。

小さなミラクルは昨日の話。
仕事でちょっと郊外へ行くことになっていたので、
母に「夕食は外で食べてくるから」と伝えて出かけました。
郊外の仕事は同僚と二人で出かけることになっていたので、
夕食を誘うつもりだったのですが、すでに予定があるということでふられてしまい、
まっすぐ家に帰るか、どこかで食べて帰ろうか迷っていて、
Jくんのラーメンやさんのことを思い出しました。

Jくんのラーメンやさんは支店があるので、
いつも同じお店にいるとは限りません。
まぁ会えなくてもしょうがないな、と思いまず駅前のお店に行ってみたら、
なんとお店の近くの有料駐車場がすべて満車に!!
「な〜んだそんなこと?」と思われるかもしれませんが、
そのエリアでその時間と曜日に、駐車場が満車になるなんて考えられないんです。

んんん?これって「今日はここじゃないよ」って守護的な人が言ってるってことか?
と思い、ラーメンやを諦めて、沖縄そばのお店に向かってみました。
するとこちらも満車で入れません。

仕方なく、そこからだいぶ遠い、Jくんのラーメンやさんの支店に向かうことに。
着いてみてまたびっくり!
いつもは満車でなかなか車が置けないのに、数台分空いてるじゃあ〜りませんか!
お店に入ってみたら、Jくんが忙しそうに働いていました。

ちょっと手が空いた頃にJくんが話しかけてくれた言葉が、
「クリキンディさん、私今日35歳になりました」
って!!
そうか!誕生日だったのね、Jくん。ごめん忘れてたよ。
「クリキンディさんは、こういうタイミングで来る人なんだなぁ、ってしみじみ思っちゃいました」
って、それは私のセリフだよ。
こういうタイミングで引き寄せてくれちゃう人なんだね、Jくん。

もちろん誕生日を祝うだけでなく、
この後にいろいろ話をしてみたら、
お互いに必要な情報があったのね、だから同僚に夕食の誘いを断られ、駐車場の調整までしてここに呼ばれたのね、
と納得。

どんなに些細なことでも、ちゃんと必然性があって、
その流れを見逃さなければ、小さなミラクルはちゃんと必要なタイミングで起きているんだなぁ、
とあらためて実感した出来事でした。

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ここにも出会うべき必然はきっとあるのよね。

[舞台]山本太郎さんは現代の天草四郎?

shiroh

友人が劇団☆新感線の大ファンらしく、
SHIROH
(2004年の作品)というDVDを貸してくれました。
オリジナル脚本のロックミュージカルで、
島原の乱と天草四郎を題材とした作品です。
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楽しそうな人を見てジェラシーを感じた話

今日はただの愚痴になっちゃうかも…

アナザースカイという番組をご存知でしょうか。
毎回ゲストが自分にとって大きな影響を与えた国を旅する、という番組なのですが、
映像がとてもきれいでセンスがいいことと、
ゲストの「人生の岐路」的な切り込み方が興味深くてとても好きな番組です。
その先週のゲストが、映画監督の紀里谷和明さんでした。
http://www.ntv.co.jp/anothersky/contents/2013/07/post-1377.html

ん〜誰だっけ?この人の名前どこかで聞いたなぁ、と思ったら
宇多田ヒカルの元旦那でした。

紀里谷氏が今回選んだアナザースカイは「キューバ」。
チェ・ゲバラのキューバ革命が有名ですが、
革命後は、有機農法を取り入れて自給率をあげていたり、
古い物を再生することでとてもエコロジーな国になっています。

通常、こういう旅番組は、あらかじめ目的地が決まっているものですが、
紀里谷氏の要望で、完全にNo計画、Noアポで進みます。
興味を持ったところに躊躇なく入っていき、
お酒を飲んで地元民と語らい、
ちょっと異常?と思えるほどのハイテンションで旅を楽しんでいるように見えました。

そして、テレビを見ながらクリキンディ、なんだかだんだん腹が立ってきました。
なんだよ〜!あたしだってこういう旅したかったよ〜!
こういうのは男だからできることじゃん。
私がもし男に生まれていたら、絶対にヒッチハイクの旅をしたかったのに。
ずるいよ〜!男に生まれたかったよ〜!って。

紀里谷氏はものを持たないことでも有名らしく、
「洋服は同じような型のスーツ3着しかないよ」
「旅行に出る時は小さなバッグひとつだけ」
というわけで、
番組の収録も、キューバ旅行中も、
同じスーツと同じバッグです。

ああ、うらやましい。
正直あまり洋服とかメイクとかに興味がないクリキンディは、
できることなら毎日同じジャージで過ごしたいのですが、
そんなことしたら、たちまち「干物女」と呼ばれて蔑まれます。

しかも、離婚後の紀里谷氏は、
「いつでも恋してるよ。女の子って愛おしい存在だよね〜」
とフェロモン出しまくりです。

ああ、ずるい!
なんかすごく楽に人生を楽しんでいるように見えます。
もちろん、見えない部分での努力もあるでしょうし、
そもそも本人の持っているセンスや才能によるところもあるでしょうが。

なんだか、最近ちっとも人生を楽しめていない私…
お酒も飲めないし、酒席も苦痛、食べることは給食トラウマだし、
女性としてオシャレを楽しむこともなく、もちろん恋もしていません。
スポーツにも興味なし、アイドルにも興味なし。
旅をするのも基本ツァーだし、出かけた先でもお酒を飲めないと友達も作りにくい。
趣味を仕事にしちゃったために、プライベートで音楽も楽しめなくなってるし。

もう、本当になんのために生きて何を楽しめばいいのかわからなくなっちゃってます。
なんか楽しいことないかなぁ〜
みなさんは何を楽しんでいますか?

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心のコンパスに従って生きていたら、いろんなことが見えてきました。