[舞台]山本太郎さんは現代の天草四郎?


shiroh

友人が劇団☆新感線の大ファンらしく、
SHIROH
(2004年の作品)というDVDを貸してくれました。
オリジナル脚本のロックミュージカルで、
島原の乱と天草四郎を題材とした作品です。

…てか、なぜ私にこのDVDを貸してくれたのかわからないんですが…
貸してくれと言った記憶もなく、まして天草四郎の話をした記憶もなく。
なのでお借りしてから半年ばかりほったらかしにしてまして、
ようやく見てみたら、あらまぁ〜、
やっぱりこれは「今」見るべき作品だったのね〜、という感じです。
大変よくできた、面白く興味深い作品でした。

そもそも「島原の乱」や「天草四郎」について、ほとんど何も知識がないため、
この脚本のどこまでが史実で、どこからが脚色なのか把握できていませんが…
簡単にあらすじを書いてみますと…

キリシタン弾圧の時代、過酷な年貢の取り立てなどもあり、
島原地方の農民たちが、16歳の天草四郎を総大将として団結、反乱を起こしたものの、
最終的には幕府軍により数ヶ月後に制圧される。(決定打は兵糧攻め)
この乱の犠牲者は、一揆軍、幕府軍合わせて約4万人。

脚本では、天草の四郎と島原の四郎のふたりが大将となっているが、
どちらも「奇跡」を起こしていたり「死者が見える」などの超能力を発揮する存在として描かれている。
また、幕府軍を率いた松平信綱 がキーマンとして描かれており、
この乱は自然発生したものではなく、もともと火種のあったこの地域で、
一気にキリシタンを一掃するために、松平がスパイを送り込んで、一揆をけしかける、
というストーリーになっている。

おそらく、この脚本を書かれた中島かずき氏は、
様々な資料を研究されたのでしょうから、
この陰謀論も、おそらく誰かが唱えているのではないかと思います。

このミュージカルを見ているうちに、
ん?もしかしてこれはある状況と似ているのでは…?と思い始めました。
当時弾圧されていたキリシタンは、脱原発&TPP反対派、
天草四郎は山本太郎にそっくりです。

幕府(政府)の目指す方向にとって邪魔者であるキリシタン(脱原発&TPP反対派)は、
ふつふつと怒りを抱えながら、それでも自分が矢面に立つのを避け、
奇跡を起こすヒーローである天草四郎(山本太郎)の登場で、一気に団結。

まだ、現段階では反乱に至っていませんが、
反政府軍的なカラーを帯びている脱原発&TPP反対派は、
一触即発と言えなくもありません。
ここで松平信綱的な存在がもし暗躍しているのだとしたら……(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
歴史が繰り返されないことを祈るばかりです。

このDVD、残念ながらツタヤにはないようです。
amazonには出ているようですので、ぜひ見てみてください。

悲劇を繰り返さないために、悲劇についてもっと知識があれば、きっと歴史は変えられる。


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