たぶん出会いは20年ぐらい前にさかのぼります。
まだ彼が高校生の時、
それからそんなにしょっちゅう会ったりはしないけど、
なんとなくずっと縁がある弟のような存在、Jくん。
今はとてもおいしいラーメンやさんで働いているので時々食べに行きます。
小さなミラクルは昨日の話。
仕事でちょっと郊外へ行くことになっていたので、
母に「夕食は外で食べてくるから」と伝えて出かけました。
郊外の仕事は同僚と二人で出かけることになっていたので、
夕食を誘うつもりだったのですが、すでに予定があるということでふられてしまい、
まっすぐ家に帰るか、どこかで食べて帰ろうか迷っていて、
Jくんのラーメンやさんのことを思い出しました。
Jくんのラーメンやさんは支店があるので、
いつも同じお店にいるとは限りません。
まぁ会えなくてもしょうがないな、と思いまず駅前のお店に行ってみたら、
なんとお店の近くの有料駐車場がすべて満車に!!
「な〜んだそんなこと?」と思われるかもしれませんが、
そのエリアでその時間と曜日に、駐車場が満車になるなんて考えられないんです。
んんん?これって「今日はここじゃないよ」って守護的な人が言ってるってことか?
と思い、ラーメンやを諦めて、沖縄そばのお店に向かってみました。
するとこちらも満車で入れません。
仕方なく、そこからだいぶ遠い、Jくんのラーメンやさんの支店に向かうことに。
着いてみてまたびっくり!
いつもは満車でなかなか車が置けないのに、数台分空いてるじゃあ〜りませんか!
お店に入ってみたら、Jくんが忙しそうに働いていました。
ちょっと手が空いた頃にJくんが話しかけてくれた言葉が、
「クリキンディさん、私今日35歳になりました」
って!!
そうか!誕生日だったのね、Jくん。ごめん忘れてたよ。
「クリキンディさんは、こういうタイミングで来る人なんだなぁ、ってしみじみ思っちゃいました」
って、それは私のセリフだよ。
こういうタイミングで引き寄せてくれちゃう人なんだね、Jくん。
もちろん誕生日を祝うだけでなく、
この後にいろいろ話をしてみたら、
お互いに必要な情報があったのね、だから同僚に夕食の誘いを断られ、駐車場の調整までしてここに呼ばれたのね、
と納得。
どんなに些細なことでも、ちゃんと必然性があって、
その流れを見逃さなければ、小さなミラクルはちゃんと必要なタイミングで起きているんだなぁ、
とあらためて実感した出来事でした。