あなたがすごく素敵!と思っていることはなんですか?


例えば、日本人なら真っ黒でツヤツヤのストレートロングヘアが素敵。

例えば、シミもなくムダ毛もない白い透き通るようなお肌が素敵。

例えば、腰の位置が高くてほっそり長い足が素敵。

例えば、ぱっちり二重で長いまつ毛が素敵。

例えば、腹筋はシックスパックが素敵。

まぁ、きっと他にもいろいろありますよね。
個人の好みもありますが、大きな基準としてみんながだいたい素敵、と思っていること。

「世界ふしぎ発見」6/30の内容は、世界でもっとも暑いと言われるアフリカのアファールトライアングルが舞台でした。
あまりに過酷な取材の様子を見て、「もうやめてくれ〜」と思った私ですが、
クイズのひとつがさらに衝撃的だったので、今日はこのお話を。

クイズは、アファールの若者たちのオシャレについて、でした。
思春期になると、男女問わず若者たちがみんなやりたがること。
それは、歯を削って尖らせること。
しかも、電動の機械などないので、大きなノミのようなものと、ハンマーの代わりに石を使ってカンカンと削ってる〜!

インタビューを受けて若者はこんな風に語ってくれました。
「だって、前歯が尖っている方がチャーミングで魅力的でしょ」
「歯を削った時はアファールの男として認められた気がして誇らしかった」

日本人としては、まじで?それほんとに素敵なの?それしないとモテないの?
と疑問だらけになっちゃいますよね。

でもアファールの人々は、これが「素敵」という共通認識を持ってるということなんですね。

じゃ、最初にいくつかあげた「素敵」と思っている項目を振り返ってみましょうか。
私たち日本人は素敵だと信じているけど、
他の国の人から見たら「え?そうなの?まじで?」と思われる項目があるかもしれないってことですよね。

例えば、足を長く見せるために、先の細い、かかとの高い靴を履いて歩くのって、実は結構な拷問ですよね。
二重にするための手術でまぶたにメスを入れるのだって、歯を削るのよりもっと痛そうだし。

よくよく考えたら、「ありのままの自分」でいたら「素敵」にはなれませんよ、っていう基準を植え付けられている気がしませんか?

ありのままで楽しく生きるために、「素敵」の概念を一度疑ってみるのもいいかもしれませんね。
知らない間にこうして私たちの概念として入り込んでいる暗示がするっととけるかもしれない、森のトトロのお話、
よかったら読んでみてください。

「知らないうちにかけられたたくさんの暗示に振り回されずに生きていけばきっといろいろ楽になる」(著:森のトトロ/編集:栗気んでぃ)

それにしてもタイトル長すぎだよね…
他に思いつかなかったんですよ〜
ちなみにこれは前編となります。
後編については、がんばって編集中につきもうちょっとお待ちくださいませ。


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