アライグマ、かわいいですよね〜。お芋洗って食べたり、二本足で立ち上がってみたり!
ペットとして飼う人が増えたそうです。
小さいうちはかわいくてよいのでしょうけれど、
ちょっと大きくなってくると、野性の行動が増えてきて、扱いきれず、飼うのを断念する人も多いのだとか。
そして山に捨てられたアライグマが、各地で野生化し、数を増やして、様々な被害をもたらしているのだそうです。
ウチダザリガニというのは、食用としてほんの数百匹が輸入され、
北海道の、あるひとつの湖に放流されたのですが、
結局食用としては今イチだったようで、そのまま放置され、
瞬く間に増えて、今では北海道中のほとんどの湖で繁殖、
水草を根こそぎ食べてしまうため、野鳥の数が激減しているとか。
これらの生き物は、もともと日本にはいなかったのに、
急激に数を増やしたことで、
もともとあった生態系のバランスを大きく崩す要因になっています。
「ちょっと変だぞ 日本の自然」という番組の中で紹介されていました。
結局「外来種を日本に入れると生態系が崩れるので危険」
ということが言いたいのかな、
と思って見ていたのですが、どうやらそうでもなかったのです。
番組後半で紹介されたのは、「カワウ」。
これはもともと日本にいた鳥ですが、
ほんの40年ほど前には、川の汚染によって数が減り、
絶滅危惧種に指定されていたのだそうです。
しかし、その後、川をきれいにする運動が全国に広がり、
その結果、急速に数が増え、今では10万羽を超えると言われています。
カワウが、鮎、ウグイ、オイカワなどの川魚を食用とするため、
魚の絶対数が3分の一に減ってしまっているのだそうです。
他にも、昆虫のことや、植物のことなど、様々な事例が紹介されていましたが、
「たくさんの種類の生き物がバランスよく生息できることが一番大切」だと結論づけていました。
地球の環境というのは、本当によくできていて、
何かちょっとバランスを崩すと、他の生き物や植物たちが、
環境が激変しないように、うまくバランスをとるようにプログラムされています。
しかし、もう自然の力だけでは、バランスを取りきれないほど、
環境が悪化している、と言わざるを得ない状況なんだなぁと痛感しました。
その最大の原因は、人間の「地球を顧みない行動」です。
いえ、誰かを責めるつもりはありません。
クリキンディだってその一端を担っているのですから。
大事なのは、わかった上で、何をするのか、ですよね。
ただ、なんだか壁が大き過ぎて、何をしたらいいのか、さっぱりわかりません。
でも、一番罪なのは「無関心」なんじゃないかな…。
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