クリキンディの父親が、だいぶ弱っています。
病気そのものよりも、精神的に落ち込んでいる方が強いんですけどね…。
すっかり食欲も落ちてしまい、外に出かけることもなくなり、
寝たきり予備軍みたいになっちゃってるんですが、
先日「メロンが食べたい」と言い出しました。
この時期メロンって…めっちゃ高いし……
しかし、先日父の誕生日だったので、奮発して買ってきてあげました。
すると、全然ご飯食べられなかったのに、
メロンはペロッと完食してるじゃないですか!
それって…もしかして、
水分足りてなかっただけじゃないの?
秋になって涼しく(というか寒く)なり、
一歩も外に出なくなった父は、汗もかかず、循環がかなり悪くなっていると思われます。
だから、こういう水分の多い食べ物を、身体が欲するんでしょうね。
父親の例だけでなく、みんな経験ありますよね?
風邪をひいて熱のある時に食べたくなる「桃の缶詰」とか…?
寒くなると食べたくなるおでんの大根とか、
自分の身体の状態に応じて、必要と思われる栄養を、自然と欲しているんですよね。
たとえば、カレー食べたい!という気分の時は、
ミネラルが足りていない時、
ラーメン食べたい!という気分の時は、
スープに含まれる塩分(これもミネラル!)やコラーゲンが欲しかったり、
甘いもの食べたい!という時は血糖値が下がっていたり。
普段意識していないけれど、
身体はちゃんとわかっていて、
欲求という形で表現します。
だけど…
「食べたい!」と思って食べたけど、いくら食べても、もっと食べたい!
という場合、本当に必要な栄養素が入っていない場合があります。
例えば、身体が「にんにく」の栄養を欲していたとしましょう。
それで、にんにく味のポテトチップを食べたら、
脳は「わーい!にんにくだ!」と喜びますが、
身体は「あれ?にんにくの感じはするけど、まだ足りないよ〜」という信号を出します。
それで、もっともっと「にんにくちょーだい」になるわけですよね。
ずーっと同じ種類のものを続けて食べたくなっちゃう人は、
もしかしたら、「その食品のフレーバーはあるけど、本当の栄養が入っていない」可能性が高いです。
そのいい例が「塩」と「お砂糖」です。
本当の塩にはたくさんのミネラルが含まれています。
海の塩には海のミネラル、岩塩には山のミネラル。
でも今使われている多くの塩は、精製されていて、ミネラルのほとんどない「ナトリウム」だけになっちゃってます。
つまり、フレーバーだけ、という状態ですよね。
お砂糖も同じです。
さとうきびや、ビート大根、果糖、蜂蜜などの状態ならいいのに、
精製されてしまうことで、身体が欲している微量ミネラルがなくなっちゃうので、
もっともっと甘いものが欲しくなっちゃう。
ところで、
ああ、またご飯の時間か〜
何食べようかなぁ、別に食べたいものないし…
なんて思うことありませんか?
それは、本当に身体が欲していない時もあるでしょうけれど、
「身体意識」のセンサーが鈍っていて、必要なものが感知できない、
という状態かもしれませんよ〜。
そんな時は、1食抜いてみたりすると、突然「○○が食べたい!」ってひらめいたりして。
普段あまり食べることに興味のないクリキンディですが、
これはまさに「センサーが鈍っている」という状態なんですよね。
運動量が足りないとわかってるんですけどね……。