信じて委ねること


離れた町で暮らしている、クリキンディの息子が、
この週末、何の用もないのに、突然「帰るから」と連絡をよこしました。

お子さんのタイプにもよるのでしょうが、
うちの子は、ちょっと時間があるから、とか、
さみしくなったから、という理由で帰ってくるタイプではありません。

数日前に、彼の育ての父である、祖父の誕生日があったのですが、
私の誕生日すら覚えていない彼が、そのためにわざわざ帰って来るとも思えず。

ひとまず帰宅した息子の話を聞きながら、様子をうかがっていると、
どうも体調がすぐれないようです。

歯茎が痛い、親知らずが生えてきているのか、顎がズレててるみたいだ。
口内炎がいつまでも治らないし、痛くてご飯が食べられない。
腰の骨がゴキゴキ鳴って気持ち悪い。

だそうで。

ふむ〜
これは、歯医者に行って治る問題じゃなさそう。
顔をよく見ると、確かに顎が歪んでいるし。

どうやら、原因は数週間前に、自転車で転倒した時の怪我だと思われます。
自転車で走っている時に、
右足の靴のつま先が、ペダルと地面の間に挟まって、急ブレーキ状態になり、
右足の親指を軸にして、一回転してしまったらしく、
「足がいて〜」というメールをもらっていました。

そのまま、病院へは行かず、(だって病院どこにあるかわからないし…ですって)
腫れがひいたのをいいことに、放置していたのでした。

急いで、クリキンディの信頼しているところ(整体というか、マッサージというか、ヒーリングというか…)に連絡して、
見てもらったところ、
親指の第一、第2関節が脱臼していて(骨折じゃなくてよかった〜)
そこから、身体中の腱を引っ張って、あちこちに歪みが出ていたようでした。

ストッキングを想像するとわかりやすいと思うのですが、
足の先にある糸を引っ張れば、全体がそれにつられて動きますよね。

歯茎が腫れていて痛い、
という症状だけを見て、治療するのではなく、
その原因がどこにあるのかを探らないと、身体の不調は、なかなかよくなりません。

昨今の病院は、細分化されてしまい、
そのパーツしか診療しません。
運良く、違うところに原因がありそうだ、という診断が出たら、
別な医療機関に回されます。

人間の身体は、ロボットじゃないし、全部繋がっているんだから、
総合的に見なくちゃいけないんじゃないのかなぁ。

ちなみに、
そこで全身をバキバキと揃えてもらった息子は、
「ちょ〜痛かった〜」と言いながら、原因もわかって安心したようで、
「じゃ!」と、風のように帰っていっちゃいました。

息子を見ていると、
本当に新しい時代の申し子だなぁと感じます。
自分に何が必要で、不要なのか、
無意識ながらにちゃんとわかっていて、
直感で行動します。
まったくCompass of my heart の実践見本みたいです。

母親としては、だから早く病院に行きなさいって行ったでしょ!とか、
自転車に乗るときは気をつけなさいよ、とか、
いろいろと心配だし、口出ししたくなるのですが、
そんなのは、本当に余計なお世話なんですね〜。

彼の人生は、彼に任せる。
信頼していればいいんですよね。

このことに、もっと早く、
息子が小さい時に、
私が気付いていたら、
どれほど寿命が伸びたかわからないのに…と思うクリキンディです。

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