凍り付いた笑顔 その2


<凍り付いた笑顔>のつづきです。

心を閉ざして、表情の硬い、キレイなお嬢さんが、
精神を病んでしまい、仕事を休むことになり、
こちらでその対応を準備していたところ、
何かが、彼女の勘に触りました。
「私がそんな扱いを受けるなんて納得いかない」という彼女の主張は、
非常に冷静で、理路整然と、怒りをぶつけてきます。

しかし…
理路整然としているようで、実は
とても狭い視野の中で、自分のわがままな主張をしているに過ぎず、
最終的に、彼女の主張は通りませんでした。

すると、堰を切ったように、泣き出したんです。
それは、本当に「堰を切る」ように見えました。

様々に理論武装していたのに、
そのすべてをひとつひとつ奪われた気分だったのかもしれません。
はじめて、彼女の「正直な気持ち」を垣間見た気分でした。

それがきっかけだったと思います。
その後2ヶ月の休職期間を経て復帰した彼女の表情には、
柔らかい笑顔があり、職場の仲間とも、普通に打ち解けることができていました。

休んでいた間に、何があったのかわかりませんし、
今だにクリキンディには心を開いてくれませんが、
まるで違う人みたいです。

実は、クリキンディ、彼女が休んでいる間に、
「前世療法」の本や、YLのオイルを送っています。
それがちょっとでも効果があったのならうれしいんだけどなぁ。

何が彼女にとって効果があったのか、それは結局わからないままだけれど、
とにかく、その氷の溶ける前後を見ることができたのは、
クリキンディにとって貴重な体験となりました。
ヒーラーさんは、きっと毎日こんな体験をしているんでしょうね〜。

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