[書き起し] 山本太郎全国キャラバンin仙台 その2


その1はこちらです。
http://blog.kuriki-ndi.org/?p=2775


テレビと新聞と原発

あなた自身の情報をテレビ、新聞以外から仕入れて欲しい。テレビ、新聞は本当のことを言わない。理由はわかりますよね。民放をみるあなた、一日中テレビを見ている、民放ばかりを見るあなた、テレビ局にいくらかお金を払ってますか?いくら見てもテレビはタダ。あなたのための情報なんて流さないに決まってるんです。あなたのために流す有益な情報は天気予報と時刻のみ。そう言っても過言ではない。
原発が一番わかりやすいじゃないですか。大企業、大資本のために、政治もメディアも動くという、一番わかりやすいのは原発。
原発、どんな企業が関わっていますか?電力会社はもちろんのこと、電機メーカーですよね。三菱とか東芝とか日立とか。それ以外は?建設会社ですよね、巨大な。大林組とか、いろんな企業がある。他には?生命保険会社、日本生命みたいな。メガバンクも。みずほ銀行みたいな。ありとあらゆる企業、石川播磨重工とかいろんな企業が入ってる。


大切なのは視聴者ではなくスポンサー

じゃぁ待ってください、これすべてテレビコマーシャル流している企業。結構ありましたよね、今言っただけでも。これ総額でいくらぐらいになると思います?広告宣伝費。例えば東京電力一社で一年間、260億円。260億円の広告宣伝費。もちろんそれは電気代から。電力、全国の電力10社で約1千億円の広告宣伝費をメディアにばらまいている。じゃ、そこに三菱は?日立は?東芝は?って入ってきたらいくらぐらいになりますかね。そこにみずほ銀行、日本生命、いろんな企業が入ってきたとしたら、どれぐらいの広告宣伝費になると思いますか?

テレビがあなたのための情報を流すと思ったら大間違い。コマーシャル以外にも流れているものはすべて企業の宣伝と思っても間違いない。もちろん芸人さんがしゃべっているって番組はあるかもしれないけれども、そういう番組は除いて、でもほとんどの番組が何かの宣伝に繋がっている。
そのような状況の中で、じゃ、この原発、この国に本当に必要なのかという問いかけ、心からの問いかけ。タブーを踏み越えるような問いかけは、テレビから聞こえてくるか?聞こえてくるわけないんですよ。当たり前じゃないですか。皆さんから一銭ももらってないんだから。自分たちのスポンサー企業を守るに決まってるじゃないですか。でも、ある程度切り込んでいる、そんなメディアもあるかもしれない。でも核心には踏み込めない。


宮城県で放射性物質は調査されていますか

じゃ、原発の核心ってなんですか?「被ばく」ですよ。被ばく。
宮城県の県知事が、放射性物質について調べないのも、被ばくがタブーだからですよ。宮城県知事が宮城県民の命を守ると思ったら大間違い。本当に守るならば、被ばく対策をやれって話なんですよ。知事が一番力を持っているんだから。国に逆らえよ!って。気概を持てよ!って。
震災の時にいろんなところに走り回ってて、「あの人頼れそう」と思ったかもしれない。でも今やってることを見て下さいよ。宮城県内でどこにストロンチウムが落ちてるか、プルトニウムが落ちてるのか、ちゃんと検査されましたか?


放射性物質は30種類以上ある

文部科学省でさえ、福島の東電原発事故によって、30種類以上の放射性物質が拡散されたと言っている。30種類以上ということは、31種類でも30種類以上。100種類でも1000種類でも、30種類以上という言葉は嘘ではなくなる。じゃ、調べているのはなんだ?セシウムとヨウ素?それ以外は?食べ物は?

今国が与えている食品の安全基準、1キロあたり100ベクレル。事故前に僕たちが食べていたものは?事故前、基準は存在しなかった。けれどもチェルノブイリの事故などで放射性物質の測定はされていた。福島のお米でも0.086とかそんな数字。平均すると0.1程度。じゃ、1キロあたり100ベクレルは?千倍のリスクになってますよ。国が、補償、賠償を嫌がるばかりに、細かい事をさせない。ある一定のラインで安全としたことによって、そのリスクを背負うのは誰?若い人たちなんですよ。


アメリカが輸入停止した農作物

じゃ本当に1キロあたり100ベクレルが安全ならば、世界を見ればわかります。世界の国々が、日本に対してどのような処置を行っているかを。
同盟国アメリカで見てみましょう。
同盟国アメリカ、2011年の事故後、福島県を含む8県の作物を輸入停止にした。2013年、それが改訂された。福島県を含む14県の農作物を輸入停止にした。
言ってる意味わかりますよね?2011年は8県だった、輸入停止が。それが13年になって14県まで拡大された。アメリカから見た日本は、東日本一帯に汚染は拡散されていると。どこが濃くてどこが薄いのかは、詳細な調査をしなければわからないけれども、今、日本政府が与えている食品の安全基準で食物を輸入した場合、自国民の安全が守られないと判断したってことなんですよ。


風評被害?本当の復興?

僕がこういうことを言うと「歩く風評被害」って言われるんです。「復興を邪魔するやつだ」って言われるんです。でも本当の復興って何だよ!人の命が担保されなきゃ復興のしようがないだろ!って。
でも国がやったことは?情報を隠し、適当な安全基準を決めた。その上でみんながもう生きるしかなくなった。
でも今からでも遅くないんですよ。宮城県知事に対して、しっかりとした土壌調査、すみずみまでさせるべきなんですよ。作物が作られるところだけじゃなく、たくさんの核種、セシウム、ヨウ素だけじゃなく。


外部被ばくと内部被ばく

被ばくには2種類ある。内部被ばくと外部被ばく。ザックリ説明する。
外部被ばく、空気中、地面、いろんなところにある放射線、そこから被ばくをする。
内部被ばく、呼吸、食べ物から被ばくをする。この2種類。
で、この2種類の被ばくをもっとわかりやすく説明してくれた外国人の専門家がいる。
目の前に燃え盛った炭を想像してくれ。近づく、近付き過ぎる、火傷する。これが外部被ばく。
内部被ばく、燃え盛っているその炭を飲み込むこと。これぐらいリスクが違うんですよ。だとするならば、食べ物、これに関する調査、食べ物の安全性を担保するためには何をするのか。精密な詳細な土壌調査。国がやらなきゃいけない。当たり前。


宮城県に安全の権利を求める

でも国はやらない。どうして?事故の影響の広がり、実際の範囲、もうたぶん知ってますよ。どれぐらいの範囲かは。でもそれがしっかりと目に見える形でたくさんの人たちに知られるのはまずい。補償、賠償をしないといけないだけじゃなく、この原子力という発電方法も、もう捨てなきゃいけない。
そりゃそうですよね、日本国中から大きな声が上がるんだから。冗談じゃない。これを国がしないんだったら、宮城県庁、宮城県に求めるのは当然のことなんですよ。でも宮城県としては、例えば、放射性物質に対する測定、積極的じゃないですよね。
積極的じゃないけど、人気あるんですよね?知事さん。ない?ないんですか?あるって聞いてたから。(苦笑)「あの人男らしい」みたいなことを言ってたお母さんがいたから、「そうなんですか?」って話をしてたんですけど。
でも本当に男らしいのであれば、ちゃんとやってくださいよ。皆さんにはそれを求める権利があるし、そうしなきゃ安全を守れない。どこが安全?どこが危険?それを理解した上で日常を生きる。じゃなかったらリスク回避できないでしょう?もしもここが汚染されていることがわかれば、そこに策を作ればいいだけじゃないですか。それを決定できるのは知事なんですよ、国がやらなくても。


来年の県知事選で未来が変わる?

「国会議員がやれよ」そういう声もある。けど722人いるうちの半分以上が賛成しなきゃそれが前に進まないんですよ。力があるように見えて意外と非力。力はない、そんな状況。
それに比べたら、国会議員の何人分の力を持ってるのが県知事なのかって話になりますね。その県知事を決める選挙も来年春にあるんですよね?その県知事選で誰を選ぶか、本当に皆さんの生活、皆さんの健康を考えてる人を選べるかどうかで、この先の未来、宮城県の未来、あなたのふるさと、あなた自身、あなたの大切な人がどうなるかっていうことが変わっていくんですよ。
政治に注目して頂きたいんです。


福島もチェルノブイリも収束していない

いろんなことをしゃべり過ぎて、何をしゃべり忘れたか、何を伝えなきゃ…伝え残した事はないかってことになってるんですが…。一番気を付けないといけないことが、やはり食べ物なんです。皆さん。
福島の東電原発、終わってないんですよ。100年、200年、わからない。30年近く前にあったチェルノブイリの原発事故、今だに収束していません。来年に大きなドームができて、上に囲いができるっていう程度。まだ収束はしない。たった一基。
日本は?レベル7の事故が3回あったんですよ。結局この福島の東電原発事故、現場の作業員、そして現場の作業員を束ねる社長さんに話を聞く、「収束作業どうなっていますか?」
「収束?するわけないだろ!やり方もわからないんだぞ。東電、自分たちが黒字にするために、収束への金をケチってるんだから。」そう言われました。
どういうことですか?汚染水のタンクを作る時に、東電とメーカー側の話し合いの時に、メーカー側に対して「もっと安くしろ、もっと安くしろ」って話になってる。「もっと安くしてどうするんですか、安くしたら安全性が担保できません。」そういう話になった。でも東電は「構わない」と言った。
それで汚染水タンクどうなってますか?漏れ出してますよね。
この国が、この国の未来の鍵を握ると言っても過言ではないこの収束作業。この瞬間も収束作業員は被ばくし続けている。なんとか時間を稼ごうとしてくれているんですよね。でもどうでしょう?日常は。もう事故が終わったかのように。終わるわけないんだから。世界でこんな事故初めてなんだから。


原爆と原発事故は桁が違う

「何を言ってるんだ、広島型の原爆でも人々はみんな元気じゃないか」
馬鹿言ってんじゃないよ、事故から3年経ってるんだよ、ちょっとは勉強しろ。
広島型原爆、ウラン800グラム。福島の東電原発、1号機、2号機、3号機、それぞれに90トンレベルのウラン。レベルが違うんだよ。
1回の爆発、それが原爆。でも原発は?ずーっと爆発しているような状況がこの3年続いてる。だから水をかけなきゃいけないし、そこからの汚染水は海に垂れ流されるし。
魚はどうなってるんだろう?海の生き物は?本当に、福島で、宮城で、漁業を再開して大丈夫なのか?って。そんなことを言うと「復興の邪魔をする」と言われる。そうじゃない、詳細な科学的なデータを元にそれは検証されたのか?って。ストロンチウムもプルトニウムもトリチウムも全部調べたのか?って。

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