九州へ移住してからぐっと近くなった沖縄を、やっと訪れることができました。
日本国内の観光地としてあまりにも有名な沖縄なので、正直「知ってるつもり」で訪れたのですが、
いやいや、やっぱりテレビやメディアの情報と、自分が行って体験するのでは大違いですわ。
今回は2泊3日、レンタカーを借りて有名どころの観光地を巡ってみました。
訪れたのは、斎場御嶽(せーふぁーうたき)、首里城、備瀬のフクギ並木、美ら海水族館、むら咲むら、天の舞、国際通り。
わりと王道な感じかな?
これから沖縄旅行を計画されている方には、すべて「よかったよー!行って観た方がいいよ」とおススメできるところばかりでした。
天の舞
あ、「天の舞」はちょっとマニアックすぎるかな。
沖縄でメンタルクリニックを開いている越智啓子さんの診療所&カフェです。
越智さんを知らない方にはなんのこっちゃ?という場所ですが、診療所はまったく予約がとれないし(年に数回予約受付日があるけど、まったく電話が繋がらず縁がないと診てもらえない)
HPのQ&Aコーナーは質問が多過ぎてさばけないので、質問は打ち止め、閲覧すらパスワードが必要という、大人気の先生です。
興味があればたくさん本を書かれているのでそちらを読んでから行ってみてくださいね。
カフェのお料理もとてもおいしいし、運が良ければ越智さんに会えるかもしれません。
(クリキンディはもちろんミラクル引き寄せましたよ!)
こちらは現在建築中の「海の舞」。
「講演会」ができるような広いスペースができるそうです。
むら咲むら
いろいろ書き残しておきたいことはたくさんあるのですが、端折って端折って、「むら咲むら」のお話を。
沖縄は修学旅行の行き先としてもとても人気があり、ただ観光するだけでなく、いろんなものを体験できる施設もたくさんあります。
その中で100種類以上も体験メニューがあるという「むら咲むら」に行ってみました。
ここはホテルも銭湯も併設されていたので、宿泊ついでに体験してみようかな…ぐらいの気持ちで行ったのですが、そのロケーションがとても素敵でびっくり!
ホテルから見ると古い沖縄らしい建物が何棟も建っているのが見えます。
そこへ入るとこんな通路が迷路のようになっています。
ここは平成5年の大河ドラマ「琉球の風」のために作られたオープンスタジオだったそうです。
撮影後に読谷村へ譲渡され、今のような体験施設となったのだそうで、沖縄の雰囲気を味わうにはとてもいい場所です。
ホテルもとても面白い作りになっていて、さとうきび畑を渡る風を静かに楽しんでもいいし、グループでわいわい楽しむのにも良さげでした。
紅型染め体験
いろいろな体験メニューで迷って迷って、今回は紅型をチョイスしてみました。
本来は、絵柄をデザインして、布地に下地となる絵柄を糊で書き、そこに色を入れて、最後に糊を落とすというとても手間のかかる染め物ですが、体験なので、下絵に色を塗るだけ!
見本の中から絵柄をチョイスすると、塗り方の説明をしてくれます。
なーんだ簡単じゃん。と思いきやなかなか思い通りに塗れません。
色がにじまないように、1色ごとにドライヤーで乾かしてね、と言われ、しっかり乾かしているつもりでも
どんどん滲んで色が混ざっていってしまいます。
ごまかしごまかし、なんとか塗り終えました。
これを持ち帰って数日陰干し、一晩水に浸けて糊を落とし、アイロンで仕上げたものがこちら。
ちょっと色が薄くなっているのは、「もみ洗いしちゃだめよ」という説明書きがあったことをすっかり忘れて、がっつり揉み洗いしてしまったからだと思われます。
決して上手とは言えない出来だけど、やっぱり自分で塗ったものは愛おしいもので。
体験ってやっぱりいいよねぇ〜!
ちなみにプロが作ったものはこんな感じ。ぜーんぜん違うね〜(笑)
革ぞうり
もうひとつ、予定外に出会っちゃったものをご紹介。
美ら海水族館のすぐ近くに革人(かわんちゅ)というお店を発見。
何を売っているのかよくわからないけど、革細工が趣味のクリキンディとしては、とりあえず寄らずにはいられない!
入ってみると、そこは革ぞうりの専門店。
「通販生活」にも掲載されたらしく、全国からオーダーがあるようです。
今さらビーチサンダルはいらないよなぁと思いながら、試しに履いてみてびっくり。
ヌメ革のサンダルって、素足にこんなに気持ちがいいものなの〜〜!?
洋服でも、化繊のものより天然素材のものが気持ちがいいのは当たり前。
素足に履くサンダルですから、合皮やビニールのものとは履き心地がまったく違います。
思わず買ってきてしまいました。もう秋なのに…(笑)
ソールの色、鼻緒の色や柄、飾りパーツなど自分の好みで組み合わせを選べます。
また、長く履いていて底がすり減ったら、張り替えのサービスもしてくれます。
無垢なヌメ革は履いていくうちに色がアメ色に変わっていくのも楽しみのひとつです。
こちらがクリキンディセレクトの革ぞうり。
アテモヤ
沖縄はいろんな料理もフルーツも独特でおいしいものがたくさんありますが、
牧志公設市場で「アテモヤ」というフルーツを見つけました。
まったく見たことのない形ですが、市場のおばちゃんが「バニラアイスクリームみたいですごくおいしいよ!」と勧めるので思わず購入。
少し熟れて柔らかくなってからが食べごろと言われたので、帰宅して冷蔵庫で少し寝かせてから食べてみました。
なにこれ〜!やだおいしい!!もっとたくさん買ってくればよかった〜!!
今まで食べたどのフルーツにも似ていません。ほとんど酸味がなくて、とろりと甘い!
また沖縄に行く機会があれば絶対買って帰りたいフルーツです。
なんとAmazonに売ってるし!
沖縄は日本のようで日本じゃない
第二次世界大戦後にアメリカに占領され、1972年にようやく日本に返還された沖縄。
いろんな文化がチャンプルーされて独特の進化を遂げている感じですが、
もっと歴史をたどれば、琉球王国に遡ります。
辺野古問題などもあって、沖縄が琉球王国として独立するかも?という噂が立つほど、沖縄と言う場所はとても独特の文化をもつ場所だと思います。
観光地として絶大なる人気があるのもうなずけます。
また行くぞ〜!