クリキンディは旅に出る時に、あまり詳しく調べて行くタイプではありません。
ネットで大まかに目についた情報だけを持って出かけるので、実際に辿り着いてみて「うわー!こんな場所なんだ!」とか「こんな名物があるの?」とか見つけるのが楽しい!!
というわけで、鹿児島のセレンディピティ第2弾です。
日本一のお茶の産地
まず、鹿児島と言えば桜島、とか大根とかいうのは誰でも思いつくと思いますが、
まさか、お茶の産地だったなんてイメージないですよね?
鹿児島まで九州道を走り、その先、指宿までは大まかに、
一般国道を通るか、有料道路を通るかの二通りのルートがあります。
普段なら一般道を走るところですが、なぜか今回有料道路を選んでしまいました。
なぜか?いやまったく、「なんとなく」です。
しかし、このルートを選んだからこそ発見したのが、「緑茶の作付け面積日本一」(南九州市)の風景です。
運転してるから、写真がないんだけど、今度行く機会があったら絶対写真を撮りたい!と思える風景でした。
都道府県別に見れば、なんといってもお茶の生産日本一は静岡なのですが、
静岡で見た茶畑とは全然印象が違う!
なんだろう、「見晴らし」なのかもしれません。
有料道路は少し標高の高い場所に作ってあるため、そこから少しずつ下りてくる道すがら、
霧の中から、パーーーッと広がる茶畑の風景はとても幻想的でした。
お茶の消費量ではおそらく誰にも負けないクリキンディ、
鹿児島のお茶の生産地として「知覧茶」(ちらんちゃ)というのは知っていましたが、
「頴娃茶」(えいちゃ)と言う名前は初めて聞きました。
飲んでみた感想としては、味が濃いと言えばいいのでしょうか、香りもよく、渋みが少なく、とてもおいしい緑茶です。
いろんなお茶を飲んできましたが、これ一番好きかもー!
緑茶好きの方にはぜひ試して頂きたいお茶です。
でも、これなかなか売ってないのよね。福岡のスーパーでも見かけません…。
Amazonには1種類だけありました!
薩摩は焼き物もすごかった
指宿の薩摩伝承館というところを訪ねてみました。
そこにどんなものが展示してあるのか、まぁ正直全然知りません。
でも「なんとなく」行ってみたいと思ったんですよ、なんとなく!
そしたらまぁ、ここもすごかった!!
少し前に、台湾の故宮博物院がすげーーーー!って記事を書いたばかりですが、
いやいや、薩摩伝承館も想像を遥かに超えていました。ええ、とりあえず使っておきます。
\(@o@)/ パネェ〜〜〜〜〜〜〜〜!
鹿児島には薩摩焼と呼ばれる焼き物の文化があります。
九州には陶磁器の産地がたくさんあるのですが、これは豊臣秀吉の朝鮮出兵が大きな影響を及ぼしているらしく、その時代に日本にやってきた陶工により、大きく発展したそうです。
伝承館に置いてある作品は、とても一般人が手に入れられるようなものではありません。
もう国宝レベルと言ってもいいんじゃないの?と思っちゃいました。
とりあえずネット上で手に入れられるものをいくつかご紹介。
こちらは黒千代香(くろじょか)と呼ばれる、焼酎を温めて飲むためのセット。
弱火なら直火にかけられます。
すごい職人しか作れないと思われる香炉。もったいなくて使えねー!
薩摩切子グラス。
切子と言えば江戸切子しか知らなかったのですが、
ここ薩摩で作られる切子は、色ガラスに厚みがあり、切子の部分がキレイなグラデーションになります。
そして、なんとこの切子グラスを自分で作れる場所があったんですねー!
さつま町ガラス工芸館というところを見つけ、さっそく行ってみました。
えーとね、グラスは高いからね、とりあえず臆病者のクリキンディは、
小さいストラップを作ってみましたわよ!
まずは、絵柄を決めて、油性ペンで下書きをします。
どんな柄を彫ってもいいんですが、直線だけしかできないと言われて、思いついたのがこの柄でした。(笑)
ガラスをカットする機械。グルグル回っている刃にガラスを押当てて削ります。
え?色がついてないから、薩摩切子らしさが皆無だとおっしゃる?
いーんですよっ。楽しく体験できたから!
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