今年のはじめに立てた目標は
「すっぽんを食べる」でした(笑)
なぜこれが目標だったのか、そして
この目標が達成されたのか否かはあとで種明かしするとして、
2017年って私にとってどんな年だったかな?と手帳を見ながら振り返ってみました。
旅の多い一年だった理由
ひとことで言えば、ものすごく旅をした年になりました。
すごく遠いところではないけれど、ほぼ毎月飛行機に乗っていたし、ほぼ毎週、温泉を目指してドライブしていました。
そのため、めちゃくちゃ貧乏です!(笑)
「今年は旅をする」という目標を立てたわけではなく、
行きたいところがあったから、都合のつく限り実行した、という感じです。
時々「なぜそんなに出かけられるの?すごくお金持ちなの?」
みたいな質問をされることがありますが、むしろ私の方が疑問です。
「なぜ行ってみたいと思う場所があるのに行かないの?」
本当に食べるにも困っているのならともかく、
貯金をする余裕はあっても、出かける余裕はない、という人も多いです。
でも、これはそれぞれのお金の使い方の優先順位が違うだけですよね。
クリキンディ家は両親が旅好きで、小さい頃から自分の意思とは無関係にあちこち連れ回されていました。
ですが、年をとって腰を患ってから父がすっかり出不精になってしまい、家族旅行を計画してもひとり留守番するようになってしまったんです。
「定年退職してからゆっくり旅行したい」という目標を持っている人は結構多いと思います。
でも、年をとると本当に旅をするのが億劫になるということを突きつけられた出来事でした。
その時に私は「歩けるうちに行きたいところに行くべきだ」と決めたんです。
もうひとつ、
311を宮城で経験した私は
「人はいつ死ぬかわからないから、やりたいことは今やるべきだ」
ということも痛感しました。
それ以来、明日の心配をしてお金をとっておくぐらいなら、今日のために使おう、
そう心がけて生きてきた気がします。
すっぽんは食べられたのか?
では、そろそろ今年の目標の「すっぽんを食べる」に戻ります。
そもそも、「すっぽん料理」ってゲテモノ感があるし、高級だし、今まで食べる機会は一度もありませんでした。
たまたま年のはじめにテレビですっぽん料理を食べる番組を見て、芸能人さんたちが「うまい!うまい!」と連呼しているのを見たら、これはチャレンジするべきじゃないだろうか、と思ったわけです。
さらに、その料理屋さんがある土地に、今年は頻繁に訪れる予定もありました。
この目標は結構楽勝に思えたのですが、
結果、食べていません……(笑)
皆さんどうでしょう?
年のはじめに目標を立てる人もそうでない人もいるでしょうけれど、
なんとなく自分の計画を達成した感のある人ってどれくらいいるんでしょうね?
目標にする方向が間違っている
目標達成しました!という人はとっても少ない気がします。
なぜでしょうね。
私の周りに限って言うと、
「ダイエット」「体重◯◯キロ減」
というような目標を立てている人が結構多いんです。
しかも何年越しで!
つまりこの目標を達成した人を私はほぼ見たことがありません。
なぜ目標を達成できないのか。
それは簡単ですよね。
「やりたくないこと」を目標にしているから。
ダイエットを目標にしている人は、太りそうな食べ物が大好きなんです。
運動が嫌いな人も多いかも。
あとは
「今年は断捨離してスッキリしたい!」
という目標もよく聞きます。
こういう目標を立てる人は、もちろん衝動買いが大好きだったり、整理整頓が嫌いだったりします。
みんな
「自分がやりたくないこと」
「自分が苦手なこと」
を目標にしてるんです。
受験なんかもそうですよね。
自分の好きなこと、例えば大好きなアイドルの誕生日や好きなものはなんでも覚えているけど、
興味のない歴史の年号や数学の公式は覚えたくもない。
自分が大きな影響を受けた人の本は何冊でも買って友人に配るけど、
魅力を感じない自社の製品は自腹を切ってまで買いたくない。
自分がやりたくないことをするために生まれたわけじゃない
よくよく考えたら、私たち人間は
「興味のないこと、やりたくないことでも一生懸命やることができる人が偉い人」
と思わされていると思いませんか?
自分が興味があってやりたいことをやるためには、眠らなくたって何時間でもできるのに、
そういうことをする人はダメ人間みたいなレッテルを貼られてしまう。
人は、
「自分が興味がないこと、やりたくないことを一生懸命やるために」
生まれてきたわけじゃないはず。
それなら
「自分が興味があって、やってみたいことを一生懸命にやるために」
努力する方が正しい生き方のような気がします。
こういうことを言うと
「そんなこと言ったって食っていけないじゃないか」
と言う人がいます。
本当でしょうか。
自分が得意なことを、仕事にすればいいだけじゃないでしょうか。
小さい頃に走り回ることが好きだった人は、体を動かす職業の方がよさそうですよね。
着せ替え人形が好きだったのならアパレル系、
おままごとが好きだったのなら人のお世話、
自分がどんなことが好きだったのか思い出してみるとわかりやすいかもしれません。
やりたいことを目標にしよう
そもそも、人は「食べるために」生きてるんでしょうか。
それとも、「生きるために」食べるんでしょうか。
クリキンディは、食べること自体がそんなに好きではありません。
美味しいものはもちろん食べたいけれど、美味しくないのならお腹が空いていても手が伸びないタイプです。
そう「すっぽんを食べる」という目標は、私にとっては「苦手なことを目標にした」ことになります。
だからチャンスはあったのに達成できなかったわけです。
逆に、今年の目標としていたわけではないけれど、
数年前に考えた「やりたいことは今やる」については実行できたわけです。
「行きたいと思ったところに行く」という行動が達成できていますよね。
年のはじめに、
まあ年のはじめでなくてもなんでもいいんですが、
なにか目標を立てようと思うのなら、自分が苦手なことではなくて、
本当にやりたいことを目標にした方がいいと思いませんか。
本当は自分は何をしに地球に生まれてきたんだっけ?
ということに気づくチャンスになるかもしれませんね。