私、予言者です


はい、でかい口たたきました(笑)
でも、皆さんもたぶん予言者です。
まるで超能力みたいなこと、実はわりと簡単にやっていたんだなと気づいたんです。

それは、自粛に飽きてしまい、
「三密」を避ければいいよね、と軽い気持ちで
近くの桜の名所にドライブした時の話です。

その桜の名所はわりと山奥のこじんまりした集落にあり、
かなり道路の道幅も狭く、歩道もなく、
一方通行でもなく、歩くのも車で通るのもちょっと気を使います。

桜を眺めながらそのエリアをゆるゆるお散歩してみました。
車通りがさほど多いわけでもないので、
風景を眺めているうちに、ついつい道の真ん中を歩いていることもあります。

静かな田舎町で、遠くから車のエンジン音が近づいてきたことがわかるので、その時だけちょっと道の端に避ければいいだけなのですが、
一緒に行った母が何度も車に轢かれそうになってるんです。

なぜならまったく車の音が聞こえていないかったんです。
最近は本当に五感すべてが鈍ってきていて、
テレビがついていれば、ピンポン鳴っていても聞こえないし、母がいる部屋のふすまを開けたり閉めたりしても気づかない。
まじで泥棒が入っても気づかないレベルです。

忘れっぽいけれどボケてるわけでもないし、杖なしで散歩もするし、まぁまぁ元気なのですが、静かな場所での車の音も聞こえていないとは…

しかたないので、エンジン音が聞こえる度に
「車が来てるよ」と大きな声で教えることにしました。

何度かやっているうちに、あれ?もしかしてこれって予言してるのと一緒?
と気づきました。
「あなたは気づいていませんが、まもなくあなたの近くに車がやってくることになるでしょう〜!」って。笑

ちっさいレベルの予言ですみません……
よくよく考えたら、私たちこのレベルの予言を結構普通にやってますよね。

「危ないよ、そんなに早く走ったら転ぶよ」とか
「気をつけないとこぼすわよ」とか
「そんな格好でいたら風邪をひくから着なさい」とかね。

つまり、ものごとが見えている範囲、予測できる範囲が、目の前にいる人より少し広いのなら全員が予言者になれるということです。

しかも予言をもらった方はちっともうれしくないという…笑
本物の予言者さんの気持ちがちょっとわかったような気がした1日でした。


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