この自粛期間の間、誰とも会わなかったというわけでもありませんでしたので、少ないながらも会えた人たちにこんなことを聞いてみました。

「もし近い将来コロナに罹って死んでしまうとして、悔いが残らないようにやっておきたいことってある？」と。
結果もっとも多かったのが「旅行したい」というこたえでした。

今日の投稿はかなーり感じの悪い内容になると思うので
ここから先を読まないことをお勧めします。（笑）

コロナが落ち着くってどういう状態？

すごくいやな質問ですねー。
私ってほんとに性格悪いと自覚してます…

コロナはウイルスですから、ものすごく進化が速いです。
薬を開発しようが、ワクチンを開発しようが、抗体を持とうが、
必ずしばらくするとウイルスは「新型」になります。

つまり感染者がゼロになることはこれからもないということですね。ではなにをもって「落ち着いた」と言えるんでしょう。

1日の新規感染者数が前の週と（だったっけ？）比較してどうのこうの…という基準値はあるようですが、幸い日本では「パンデミック」とは呼べないほど感染者数も少なくて、これを基準にしてしまえば、インフルエンザや他の病気にかかるケースの方が当てはまっちゃいそうです。

すごくいやな言い方をすれば、
「テレビでコロナの話題があまり出なくなったら」
落ち着いたということになるような気がしませんか？
実際の感染者数とかではなくて。

そろそろメディアに踊らされるのをやめませんか。

「旅行したい」という人は旅行してない人

では「落ち着いたら旅行がしたい」と考えている人のうち、何割ぐらいの人が本当に旅行するでしょうね。

こういう人たちはきっと去年までは
「ちょっと長い休みがあったら旅行がしたい」
って言ってたと思うんです。もしくは
「お金に余裕があったら」とか。

本当に本当に旅が好きな人というのは、無理に時間を作って、お金を節約して、少しぐらい無理してでもなんとかして旅行します。

政治家の奥様とか、芸能人とかが、自粛期間に旅行したことがわかると、一斉攻撃をされていましたが、
本当に旅行したいと思うなら、自粛期間であろうがなんだろうが旅行するんです。

あなたが本当にやりたいこと

私は「長い休みがあったら断捨離して、模様替えして、ダンボールにごちゃっと入ったままのアルバム整理をしたい」と思っていました。

ほぼ２ヶ月半、自粛のためにまるまる休みだった私ですが、
まったく断捨離もアルバム整理もできておりません！（笑）

つまりこれは私が本当にやりたいことじゃなかったわけです。
漠然と「やらないといけないなぁ」と思っていただけで、心の底では「やりたくないなぁ」と思っていたことなので、まったく手つかず！

何をしていたのかと言えば、ボーカルレッスンの本を書いて、
音楽系SNSに歌を投稿して、
こっそり営業している温泉を探してドライブしていました。

家で歌うのはかなり近所迷惑で、相当顰蹙を買っていたものと思われますが、「だって歌いたいんだもん」は止められませんでした。

温泉については、ほぼ週一で日帰り温泉に行ってました。
別府温泉では「県外の人は入浴できません。住所を確認します」という対策をしていると聞き、残念ながら諦めて、県内の温泉だけにしましたが、「だって源泉掛け流しが好きなんだもん」は止められませんでした。

まぁ他にもありますが、細かいことを書いてもしょうがないので、このへんにしておきます。

なにかやりたいことがあるのに「◯◯があるから」「◯◯がないから」のように言い訳して、今手がつけられていないのなら、それはあなたが本当にやりたいことではないのかもしれませんね。

なにかのウイルスに感染するかもしれない、地震や津波、台風などの災害に遭うかもしれない、いつ何がどうなるかわからないと考えるのであれば、自粛してる場合じゃないと思います。

会いたい人には会いにいって、食べたいものを食べて、行きたいところに行って、悔いのない人生を生きた方がよくないですか？
自分が幸せと感じる生き方は、実はそんなに他人に迷惑かけていないものです。
むしろ自分の本当の気持ちを押し殺して生きる方が、まわりの迷惑になっている可能性が高いです。

その精神的なしくみをみんなが知ったらきっと幸せな人が増えるだろうなぁ、と思っているのでこの本を宣伝しておきます。