「大奥と原発」は似てるかも?


地震大国の日本に、なぜ原発が54基もあるのでしょうね。
原発のしくみや、メリット、デメリットについては、
もうさんざん様々なサイトに解説があがっていますので、
ここでは詳しく書きませんが、
調べれば調べるほど、危険であり、とても人間の手に負えるものではないと思います。

なのに、なぜ日本はこれを推進してきたのでしょうね?

もしかしたら、日本の歴史上有名なあの人が、
謎を解く鍵になるかも……?

今から約300年以上前の時代に、徳川綱吉という将軍がいました。
「生類憐れみの令」で有名な5代将軍です。

犬猫にはじまり、果ては蚊もぼうふらも殺してはならないというおふれを出し、
背いたものを江戸追放、打首獄門、切腹などの刑に処するなど、
誰が考えても明らかにおかしい!と思える法律の数々を作っては実施しました。

また犬のために、東京ドーム20個分もの広い豪華な保護施設を作り、
膨大な国の予算を投じて、人より贅沢な食事を与えていたらしい、など
なんじゃそりゃ〜!な政策の数々。

それでも江戸の庶民はぶつくさ言いながら、20年以上もその法律に従っていたのです。
はじめは「生き物を大切にしましょう」というソフトなお触れだったものが、
「ぼうふらを守るために打ち水をしてはならない、守らないと厳罰」
というおかしな決まりまで、20年かけて徐々にエスカレートしていきます。
この決まりに反対しようとすると、処罰される法律がすでに出来上がっていて
一般庶民が気づいた時には、身動きがとれなかった可能性も高いですね。

なんだか現在の原発導入の様子とかぶるような気がするのはクリキンディだけでしょうか?

そもそも、
綱吉がこれらの「生類憐れみの令」を出し続けることになった経緯とは、
どんなものなのでしょう。

「大奥」をご覧になっていた方はよくご存知かもしれませんね。
この時代、将軍家の世継ぎ争いに明け暮れていた大奥ですが、
綱吉にはなかなか世継ぎができません。

綱吉の母、桂昌院(もとは八百屋の娘”玉”)が、
絶大な信頼を寄せていた知足院の住職に
「なんとか世継ぎのできる方法を教えてくれ」と相談、
住職は「綱吉公が前世で殺生したために、世継ぎが生まれないのだ。」と言い、
戌年生まれである綱吉に、生き物(特に犬)を大切にするようにアドバイスします。

そこで最初の「生き物を大切にしましょう」のおふれを出したわけですが、
一番それを実践しなくてはならなかったはずの、
綱吉本人が、「人」という生き物を、処刑という名の下に殺し続けてしまったわけで、
そりゃ世継ぎが生まれるわけないっす。

しかし、その間違いに気づかないまま、桂昌院は住職に祈祷を頼み続けます。
おそらく、住職には、たくさんの祈祷料が転がり込んだはずです。

国のトップが、舵取りを間違えると、こんな風になってしまうんだという良い例(悪い例?)ですよね。
「世継ぎが欲しい」というたったひとつの願いごとが、
バタフライエフェクトのように、国中を巻き込んでいってしまいます。

話を元に戻しますが、
原発というのは、再利用可能なエネルギーシステムである、
ということをアドバイスした誰かがいて、
その危険性の告知や、本来すべき安全対策をないがしろにしたまま、
反対意見を言う人間を抑え込んできた結果が、
現在の日本の状況じゃないのかなぁ、なんて思ったのでした。

そこには、一般庶民の与り知らぬ莫大な金銭が動いている可能性もあります。
この状況がおかしいということに気づいていても、
そこに利権がある限り、食らいついて離れない人がいる。

私たちは、この綱吉の例に限らず、
歴史上、たくさんの間違いを見て学んできたはず。
そろそろこんな繰り返しにはピリオドを打ちたくないですか?

クリキンディはりんごを食べてエデンの園を出るつもりです。ww


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