旅館とか観光地とかで、
池に錦鯉が泳いでいる風景をよく見かけます。
その近くでは鯉の餌を販売していたりして、
餌をばらまくと、ものすごい勢いで鯉が群がってきますよね。
そんな風景を見るたびに、
ああ、鯉はおなかペコペコなんだろうなぁ〜
でも、大きいやつとか、素早いやつに餌をとられてしまうので、
ちっこいのは、なかなか餌にありつけないのよね〜
なんて思っていました。
話変わって、クリキンディ、
ある習い事の発表会を見にいってきました。
地域のカルチャーセンター的なところの発表で、
出演者のほとんどが高齢者です。
その発表内容はさておいて、
そのエンディングにちょっとびっくり!
すべての演目が終わって、主催者挨拶も終わって、その後、
「では恒例の餅まきを行いま〜す!」って宣言すると、
小さな袋入りのお餅(つきたて!)を会場にばらまきはじめたではないですか!
餅まきなんて、新築の家の上棟式の時にしか見たことがありません。
まぁお年寄りの多い発表会なので、
何か盛り上がることをしようと企画されたものと思われます。
なんかね〜、
そういうものをばらまかれると、
なぜか人は我を忘れて取りに行っちゃうのよね〜。
別に今お餅を食べたいわけじゃないし、
お餅を買うお金がないわけでもない。
なのに、飛んできたものを積極的にキャッチしようとしちゃう。
誰より先に、そして誰よりたくさん拾いたいと思っちゃう。
そして、うまくキャッチできると、
「すごくうれしい!」
これ、食べ物じゃなくても、同じ心境になりますよね。
そして、ステージ上から何かが投げられると、
めっちゃ盛り上がる!
まるで池の鯉を見ているかのような風景じゃないですか。
ということは、ですよ。
池の錦鯉も、
猿山の猿たちも、
餌付けされてる白鳥たちも、
実は空腹だから餌に群がるだけじゃなく、
なんとなく集団で盛り上がりたい、という習性があったりして…?
まさかね〜
いやでも、
観光地の錦鯉は、丸まると太ってたりしますよね。
「空腹だから食べる」わけじゃなく、
「うまそうなものが投げられたらとりあえずキャッチする」
って可能性は大ですよね〜。
この「動物的な習性」って、
もしかしたら、ごく一部の人たちはよく知っていて、
モノを買わせるために使われているんじゃないでしょうか。
私たち一般人は、まんまと乗せられているのかもしれませんね〜
鯉のように生きますか?それとも…?