移住しました その7「どこに移住すればいいの?」


2012年5月、九州への移住を決意したクリキンディですが、
なんと思いも寄らぬ母親の拒否発言。

ここでちょっと解説しておきましょう。
母は生まれこそ九州ではないものの、子供の頃からずっと青春時代を九州で暮らしており、
福岡で父と出会い結婚。母の兄妹や親類は今でもほとんど九州にいます。
その後父の転勤であちこちを点々としていたのですが、
なぜか東北に縁があり、宮城で40年暮らしてきました。
あー、クリキンディの年がバレるねぇ……

クリキンディは宮城で青春時代を送り、結婚、出産&離婚を経てシングルマザーとなり、
息子が大学の寮に入ってしまったので、両親と同居していたのですが、
震災の年の暮れに、寝たきりだった父が亡くなり、クリキンディと母親の二人暮らしになっていました。
だいぶ年をとったし、親類もいないこの土地で暮らすより、放射能も少ない九州で暮らしたらどうか?
という提案をしたつもりだったのですが、
母は「放射能なんて関係ない。親類との付き合いの方が面倒だ。」と言うのです。
なんでしょう、この時は本当にどうしていいかわからないほど落胆しました。

さらに、会社からの返答も、
「今は空きがないのでもう少し待ってください」とのこと。
うーん。
せっかく決断したのに。
私の未来は九州にはないってことなのか…
でも、一度この町を出ようと思ってしまった気持ちは、
恋愛と一緒でもう元には戻れません。
鬱々としながらまたこの町で暮らしながら次の策を探すしかありません。

日本中に瓦礫がばらまかれていて、食品の基準値は世界基準をあっさり無視したこの国で、
もう国内はどこにも行く場所なんかないのか…。

そこで、
「ねぇ、もし海外に移住するとしたらどこがいい?」
と母に聞いてみたところ、
「ニュージーランドかな」
というお返事。

この時クリキンディはかなりびっくりしました。
自分もなんとなくニュージーランドがいい、と思っていたからです。
どうせなら南半球がいいなぁ、ニュージーランドには原発がないらしい、
というフワーっとした動機でなんとなくいいなぁと思っていたんです。
ただ、二人とも一度も行ったこともなく、正直どんな国なのかよく知りません。
母にニュージーランドを選んだ理由を聞くと、
「この間テレビの旅番組で見て、なんかいいなぁと思ってさ」
いったいどのあたりが?と聞いても、
「毎日いろんな旅番組見てるからよく覚えてないわ」
って……おい…

その後帰省した息子に同じ質問をしてみました。
するとまさかの「ニュージーランド」発言です。
家族3人の意見が一致です。
しかも全員、根拠がない!(笑)なんとなくです、なんとなく。

スピリチュアル的には、この「根拠がない」状態を直感と呼びます。
そうか、そうだったのか!クリキンディが次に行くべき場所はニュージーランドだったんだ!

(その8につづく)

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ブログ版をかなり加筆、修正しています。


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