太宰府天満宮での小さな出会い

ようやく少し暖かくなってきたので、太宰府天満宮に出かけてきました。
運動不足解消も兼ねて自転車で往復約10kmぐらいのサイクリングです。
敷地内にたくさんある梅の花も満開とはいかないものの、だいぶほころんでいて、
月曜にも関わらずたくさんの観光客で賑わっていました。
2/24現在で2〜3分咲きといったところでしょうか。

本殿のすぐ右脇にあるのが、
「飛梅」という名前の付いた梅の木です。
菅原道真の伝説が残る樹齢千年以上と言われる古木で、
この木から取れた梅の実のお守りがあると看板に書いてありますね。

太宰府天満宮の敷地はとても広くて、
九州国立博物館や、かわいらしい遊園地もあります。

まるでスキージャンプ台のようなカーブの屋根を持つ建物が、博物館の入り口です。
ここが博物館だとばかり思っていたクリキンディ、
後で案内地図を見てびっくり!この先にもっと大きな博物館があるらしいです。

境内には、時々たくさんの赤いひょうたんがぶらさがっている場所があります。
何かと思えば、
「天神様が愛された梅の木の下でひょうたん酒を飲めば厄を逃れる」
という言い伝えがあるそうで、すでに厄払いのお役目を終えたひょうたんが、
神社に納められているのだそうです。

こちらは、「おかめそば」という名前の暖かいそば。
実は、ちょっと前に、これまたちょっとしたミラクルな感じで出会った方から、
太宰府の「やす武」でぜひ食べなさい、とお勧めされていたもの。
二口ぐらいすすってから、あ!写真!と思って撮ったので、
ちょっと形が崩れていますが、一応顔の形のようです。
実はおそばがあまり好きではないクリキンディですが、
これはおいしすぎて一滴残らず完食しました。
関西風でも関東風でもない、九州風のだし、それは干し椎茸のだし汁なのですが、
クリキンディはこれが大好き!
やっぱり、私の味覚のふるさとはここなんだなぁと深く実感しました。

たくさんのお土産ものやさんの中に、神社の公式お土産ショップ的なところがあり、
「飛梅」のお守りあるかなぁと思ってちょっと覗いてみたのですが、
残念ながら見当たりませんでした。
と思いきや、後から入ってきたお客さんが巫女さんの店員さんに
梅干しのことを尋ねているのが耳に入りました。

聞けば、境内で採れた梅の実で作った梅干しを、
毎月25日のみ販売しているのだそうです。
おお!明日じゃないですか!
しかも、明日は天神様の命日だそうで、梅花祭も催されます。

これは「行きなさい」ってことだよね〜?

なんでしょうね、この場所には何かしら縁を感じます。
観光客たくさんで、韓国語や中国語が飛び交っているんだけど、
なんだか何度も来てしまいます。

この近くにある、太宰府政庁跡を訪ねた時には、
今は何もない、ただ建物の土台石のみが残っている広場に、
当時の建物が建っている風景がぶぁ〜〜〜〜と浮かんできました。
うん、たぶん1300年前にね、来た事があるんだろうね、このあたりに。

おまけ、
お土産ものやさんの店先に咲いていた沈丁花と、
まわりの風景に溶け込もうと頑張ったあまりに、完全に浮いてしまた外装のスタバ。

梅花の見頃はまだしばらく続きそうですので、
ぜひ足を運んでみてくださいね。

雪国の除雪の事情を知っていますか

ほんの2週間前には、2月における最高気温を記録し、
昨日は各地で記録を塗り替える大雪に見舞われ、
日本のみならず、世界中でこんな異常気象が相次いでいます。
アメリカ東部にも雪は降り続き、
モスクワでは異常な暖気のために春のような状態になっているとか…

今週末の雪によって各地で大きな被害が出ていることは、
Twitterでどんどん流れてくるのですが、
テレビやメディアはオリンピック一色だとか…

助けてコールをつぶやいている人も大勢いたようですが、
何もできない自分にもどかしさを感じつつ、
でも…
とても冷淡に思われるかもしれませんが、ちょっと違和感を感じたことを書いてみます。

まず、「早く除雪車に来て欲しい」と思うのは当然だと思いますが、
除雪車が、いったいどこに何台保有されているのか、
除雪車が一時間にどれくらい雪を処理できるのか、
具体的に、除雪された後の道路がどうなるのか、など
雪国の方以外はご存知ないと思いますので、
私が知っていることを少し書いてみますね。

普通の車と違いますので、まずとてもゆっくり走ります。
道路に積もった雪を道路脇によけていくだけなので、
雪がなくなるわけでもありません。
つまり、通常よりとても道幅が狭くなります。
さらに、道路上に障害物があれば(駐車している車など)そこは除雪できません。
雪が積もった道路は、どこが中央線で、どこが道の端なのかわからなくなるため、
除雪車自身も大変な危険を伴います

また、雪が降らない時には、まったく出番のないこの車と運転手を、
常々何十台も何百人もキープしておくための予算は莫大です。
そのため自治体では基本的に最小限の準備しかしません。
だから、出動する時には、事故の多い坂道から優先順位を付けて除雪していきます。

また、自宅の前や歩道に積もった雪を、
一生懸命雪かきされた方も多いと思いますが、
それを道路の方にかき出す方も多く、
雪が行ったり来たりすることになります。

だから、雪国に住んでいる人は、
雪が降った時に、すぐに除雪車がなんとかするだろう、とは思っていません。

今回の雪で道路や線路が寸断されて、孤立された方が大勢いると聞きます。
完全に災害レベルです。
自衛隊への出動要請を願っていた方も大勢いましたが、
自衛隊は除雪を専門にしているわけではありません。
様々な訓練を積んでいて、一般市民よりサバイバル能力に長けていることは確かですが、
そこへ辿り着けなければ何もできません。

スーパーマンやヒーローのように、簡単に状況を打開できるわけではないんです。
これは、台風や津波の時と同じだと思うのです。
助けがくるまで、おそらく皆さん自分にできることを死にものぐるいで行っていたと思います。
救出後、落ち着いてからでいいので、その経験を語ってください。
津波が来ることを予測した人、対処について知識のあった人となかった人で、
運命が分かれたように、
大雪の知識がある人とない人では生存率が違うはずです。

また、今回大雪の予報は出ていたし、外出を控えるように、という報道もありました。
それでも「仕事だから行かなくちゃならないし…」と出かけた人も多かったと思います。
なぜそんなに仕事を優先して命を粗末にするんでしょう…。
なぜ「自分だけは雪崩に巻き込まれない」と思えるんでしょう?
なぜ「自分の乗った電車は止まらない」と思えるんでしょう?
なぜ「自分が走っている道路は通行止めにならない」と思えるんでしょう?

危険を承知で出かけたのなら、自分で責任を持たないといけないんじゃないでしょうか。
状況を甘く見て、「やっぱダメだったから助けにきてー」というのは、
とても甘えに感じます。
もちろん、人間は困っている人を見たら助けたくなります。
ですが、その助けに向かっている人をも危険に巻き込んでいるのだという認識を持って欲しいと思います。

すみません、今日は辛口です。

宇宙人の悲劇

宇宙人A:さぁ、次の調査対象は太陽系の3番目の惑星だな。この星の住人は地球と呼んでいるのか。

宇宙人B:いや、この星には様々な言語があるから、呼び方はもっとたくさんあるようだ。EarthとかTellus、Terra、Tierra、Erde、うーむ、どの言語で話しかければいいのか下調べが必要だな。

A:そうか、この星の住人と交流するための言語を今のうちに左脳にインストールしておこう。

B:ああ、到着まであと18時間あるから、インストールしながら一眠りしておくか。

〜〜自動操縦の宇宙船は順調に地球へ近づいていった。〜〜

A:では最初に交流する対象は、あそこを歩いている女性にしよう。

B:よし、この地域の平均的な姿に擬態するぞ。

A:こんにちは。

女:え?誰?マジキモいんすけど、男か女か若いのか年取ってんのか、かっこいいのか悪いのかもう混じり過ぎてわかんない!とりま逃げよ。

B:お待ちくだされ。

女:わ、イミフ!こっち来んなって!げきおこぷんぷん〜〜

A:怪しまれてしまったな。仕方ない場所を変えよう。

B:それにしても、言葉がよくわからなかったぞ。いったいどこの言葉だったんだ…。

〜〜再び場所を変えて小学生男子に話しかける宇宙人〜〜

A:こんにちは。

男子:じぇじぇじぇ〜〜〜!(逃げていく)

B:じぇじぇ?そんな言葉はインストールされていないぞ。

A:一旦宇宙船に戻って作戦を練り直そう。

〜〜宇宙船の中〜〜

A:おい、よく調べてみると、ひとつの言語にも何十種類もの変化パターンがあるぞ。

B:なになに、方言というのか、狭い地域のみで通じる言葉のようだな。

A:この星の住人は広い範囲でコミュニケーションを取りたくない種族ということか。

B:タイムサーチで歴史を見てみると、同じ星に住んでいる仲間同士で戦いを繰り返しているな。

A:ふうむ、ワレワレに敵意がないということを伝えてからでないと、近づくのは危険ということなのか。

B:仕方ない、時間はかかるだろうが、すべての言語をインストールして、この星でもっとも数の多い種族からコミュニケーションを図ろう。

〜〜1年後〜〜

A:ふあぁぁぁ、なんと言語をインストールするだけで一年もかかってしまった!

B:まぁいい、これでどの民族のどの方言でも大丈夫ということだ。

A:よし、この星でもっとも数の多い種族に接触を図るぞ。

B:ああ、どんな場所にも分布しているな。できればリーダー格に話しかけたいんだが、どこにいるのかわからんな。仕方ない手当たり次第聞いてみるか。

A:随分小さいな、よしこっちも小さく擬態して…。ちょっとお話を聞きたいんですが…

バクテリアその1:なに?

B:あなたがたのリーダーはどこにいらっしゃるんでしょう?

バクテリアその2:リーダーって何?ぼくはそろそろ分裂するんで‥‥‥

A:あれ、ちょっと待って。

B:どっちに話しかけるか迷ってたらまた分裂したぞ。ああ、会話にならないじゃないか、なんてことだ。

A:一旦宇宙船に戻って作戦を練り直そう。

〜〜宇宙船の中〜〜

A:今まで調査した星の中でもっとも調査が難しいな。

B:一旦ワレワレの星に戻って上司の指示を仰ごう。

A:そうだな、とりあえず「どんどん分裂する小さな種族がこの星を支配していること、他の種族とのコミュニケーションを取りたがらず、戦いの多い危険な星」であることは報告できるからな。

B:ああ、あとは星を一回りして、映像を記録してから戻るとするか。

〜〜映像撮影飛行中〜〜

地球上では…

オカルト好きな人「わお!UFOのビデオ撮影に成功した!テレビ局に高く売れるぞ。」

終末論を信じる人「おお!神の降臨だ。正しい宗教を信じた人間だけを救って下さる!」

台湾人「お祭りで飛ばすランタンだね。」

空軍の軍人:ここ1年ほど地球の上空を飛び回っている未確認飛行物体があります。地球の地形を観察して調査している模様。我々とコミュニケーションを取る様子はなく、この後大編隊を組んで侵略を企んでいる可能性があります。

空軍の指揮官:危険だ!攻撃される前にこっちから撃ち落とせ!

ドッカーーーーーーン!!

ミラクルはちょうどいいタイミングでやってくる

今日も小さなミラクルのお話。
いわゆる自分を守ってくれる存在として、
守護霊とか天使とかご先祖様とかパワーアニマルとか、まぁいろいろありますよね。

「移住しました その11」
の中で、ゲームにおける「プレーヤー」と「キャラクター」の関係が
「ハイヤーセルフ」と「3次元の自分」にあたるのかも、なんて話も書きました。

ただ、キャラクターである3次元の自分は、
プレーヤーの存在を目で確認できないので、なんと呼べばいいのか曖昧なままですが、
ただ、その存在がなにかしら伝えようとして
いろいろ働きかけているんだろうな、
と認識することはわりと頻繁に起こります。

まず、とってもわかりやすいのは、
朝、二度寝してグズグズしている時に、
強烈に尿意、または便意を催して、どうしてもベッドから出なくてはならなくなること。
「いい加減にして今起きないと間に合わないぜ」と言わんばかりのタイミングでやってくれます。
だから、何も予定のない休みの日に、トイレに行きたくて起きる、
ということはほとんどありません。
目覚まし時計で目覚めるよりスッキリ起きられるので、ほんとに感謝してます。

そうでない場合でも、
メールや電話がいいタイミングで来るなんてパターンもありますね。

また常々、
「私に必要な情報をちょうどいいタイミングで教えてください。
私が持っている情報を必要な人がいたらちょうどいいタイミングで出会わせて下さい」
と思いながら行動するようにしていると、
本当に、いいタイミングでいろんなミラクルが起こります。

今日のナイスタイミングなミラクルは…

クリキンディの今日の仕事は、午前中と夕方のみ、
昼は長時間空き時間があったので、
近所のモールのフードコートに行って、
食事がてら、PCで書類の編集をしようと思っていました。
ハリーポッターを書いたJ・K・ローリングと同じ理由です。
暖房費の節約になるからねー。

しかし、フードコートに席をとった途端に、もう眠くて眠くてたまらなくなりました。
特に睡眠時間が足りていないわけではないので、
満月が近いせいなのかなと思って、
少しうつぶせになったのですが、
さすがにこんなに大勢の人がいる場所で居眠りというのも落ち着かず、
結局すぐに荷物をまとめて家に戻り昼寝することにしました。
戻る間も眠くて眠くて運転の辛い事といったら!

家に戻るとすぐに、メールが届きました。
「先週お願いしたデータまだ届きません。本日夕方までに必要なのですが」
という内容。
いや、それはすでに日曜の夜に、宅ふぁいる便で送ったし…
とあらためて確認したところ、
先方が忙しさに紛れて宅ふぁいる便に気付かず、
しかも保存期間をすでに過ぎてるじゃないですか。

もちろん、今自宅にいるクリキンディ、
「わかったー今すぐに再送信しますね」で解決しましたが、
もし、あのままモールにいたら、メールにも気付かず、
気付いたとしても、自宅にあるPCにしか入っていないデータを
時間までに送ることもできなかったと思われます。

で、あんなに眠かったはずなのに、
もう眠くないし…。

なるほど、今回は眠気を使ってクリキンディを動かしたわけね。
助かりました、守護霊さんありがと!

こういうことって、別にクリキンディが特別なわけじゃなく、
おそらく誰の身にも起こっていると思うのです。
ただ、それをハイヤーセルフや守護霊のせいかも、
と認識するかしないかだけです。
この認識があると、生きていくのがぐっと楽になるなぁと思っているのですが、
皆さん、思い当たりませんか?

はい、信じて生きるも、信じず生きるもあなた次第です。

古民家再生

もはやだいぶ驚かなくなってきたけれど、
それでもやっぱりちょっと「わ!」と思ったお話を。

一旦九州へ移住したものの、
まだ宮城に残っている母親を呼び寄せなくてはいけないので、
住む場所をちょっと悩み中です。

今借りているアパートは、2DKなので、
ここに母にも入ってもらおうと思っていたんですが、
「もう年だしこれが終の住処になると考えたら狭いアパートはイヤだ」
と言い出しました。
まだこちらでほとんど収入のないクリキンディ、
アパート契約が1年以上住まないと違約金を払わなくてはいけないこともあるので、
とりあえず一旦ここに仮住まいしてからまた引越せばいいじゃん、
と提案すると、
「もう引越は一度でいい、疲れた」とおっしゃる。

うーむ困った。
悩んでいてもしょうがないので、
とりあえず不動産やさんに相談してみて、いくつか物件を見せてもらったのですが、
その中で、ちょっと家賃は高いけど素敵なマンションがあり、かなり気持ちが惹かれていました。

なんとなくその迷いが夢にも影響したんでしょうね、
朝方、部屋の掃除をしている夢を見ていました。

そして目が覚めた時に、ふと思ったんです。
不動産やさんには、「防音のことを考えて、鉄骨、または鉄筋の部屋を探したい」と伝えていたのですが、
年老いた母親を、コンクリートの家に住まわせたくない、
という思いが急に沸いてきたんです。
今、母が元気でいられるのは、
古くて寒いけれど、木造の庭付きの家に住んでいたからじゃないかと思うのです。
私自身も、木や土に囲まれて生きたいと思っています。
うーん、家探しの方向を再度考え直すか、とまた後戻りしたような気分になっていました。

そして今日の午後、
昨日見かけた風景がどうしても気になったので、
少し早めに家を出て仕事に向かったのですが、
その道が意外に混雑していてなんだかちっとも進みません。
まだ時間に余裕があるので、思い切ってまったく通ったことのない道を遠回りしてみることにしました。

すると道端に「古民家再生」の看板を発見。
んんん?これは今朝の「木造の家」への思いへの答えか?
こりゃまた早い展開だなぁ、と思いつつ展示場へ入ってみました。

あれ?残念ながら定休日!
なーんだ、そうそううまくはいかないよね。
と思ったら、「何かご用ですか?」とおじさんに声をかけられました。
「あ、看板を見かけたので来てみたんですがお休みなんですね」
「ええ、でもせっかくですから、寒いですけどご覧になりますか?」って鍵を開けてくれました。

聞けば、そのおじさんは、たまたま車の修理の用事があって、
お休みだけど来ていたそうで、
クリキンディがここを通るのが30分後だったら出会えていません。
名刺を頂いてみたら、社長さんじゃないっすか!

はいはい、
もうたまたま、じゃないですね。
「必然」決定です。

ちょっと前に出会ったロハスな美容室の店長さんと同じにおいがします。
家作りにそれはそれは素敵なこだわりを持っていらっしゃいました。
お話を伺うと、家作りだけでなく、
人生の楽しみ方へのこだわりも感じます。
こういう方と出会うと、本当に前向きに元気をもらえます。

今、家を建てるのは難しいけれど、住まいを探していることを伝えると、
探してみましょうね、と言っていただけました。

ここ数年、本当にこういうタイミングでものごとが動くことが多くて、
「偶然じゃない、必然だ」と思うのですが、
修行の足りないクリキンディは、やっぱりまだびっくりしちゃいます。

さて、どんな素敵な家に出会えるんでしょうね。
楽しみがひとつ増えました!

心のコンパスに従って生きていたら、いろんなことが見えてきました。